プレセッション&オープニング To the beginning

 

さて、ビーストバインド・トリニティも五話目。

第二話で、サンプルシナリオ『Red Dead Night』が無事終わったわけですが……

某サークルの数々の魔改造版を見たGM担当者はぽつり、と。

「はっちゃけ度が足りなかったかも」などと呟いた。

 

――それが、大惨事の始まりであった。

 

プレイヤー1/神無月氏

→ 渋い漢をやらせたいなら彼に言え! とまで囁かれるほど漢キャラが似合う人物。

近距離ガチ系を得意とする。

 

プレイヤー2/虚穂氏

 今回はプレイヤーを務める推定人類、または暫定人類、あるいは人類(仮)。

仲間内での通称は何故か「魔王」。外部の方からの通称も何故か「魔王」

…………ナゼナノデスカミナサン?

 

GM担当者/九谷

→ 自称初心者GM。座右の銘は「生涯若葉マーク」。

  プレイヤーへの無茶振り数知れず。検討不足であたふたすること更に数知れず。

  「じゃ、そゆことであとヨロシク」とプレイヤーがいろいろ強いられるのは割りと毎度の光景である。

  GMに回るとダイス目やカード運で苦しんで自滅する「オチ神補正」に定評がある。

  オチ神の加護を……強いられているんだ!

 

 

プレセッション 魔境への誘い

 

GM:では、本日のめにぅ

 

1:BBT『池袋魔法少女大殲』

2:BBT『再臨のクロロック』

3:エンゼルギアでナニカ

4:アリアンロッド2E『エニウェア奪還戦』

5:その他

 

虚穂:マガモノが混ざってますね?

GM:マガモノしかないの間違いですね?

神無月:

 

いつもどおりだ。問題ない。

 

虚穂:あとはSRSという選択肢も無いわけでは無い

九谷:ふむ。アフターイエヤス(AE)4000年ですか

虚穂:一桁増やすか、3ケタ増やして星界の紋章やる手も有りますが。ギャラクシーヤシマ帝国とか

あとまあ、逆襲のクロロックはちょいとデータ構築に難があるので、むしろジャストあモーメント。

九谷或いはこっちがGMでアリアンランダムダンジョンGOってのもアリですが

虚穂:BBTの場合PCは武装聖人くらいですよな、出せるの。

超マガモノ作ってもいいんですが、その場合新規作成になりますし

九谷:をよ、仙子もいるのでは。幸い、どっちも魔法少女が     できなくもない

虚穂:あのサポーターハイブースター地獄をもう一度見たいとな?

九谷:魔王陛下が出てくる時点で地獄であるということは覚悟完了であります、さー

 

アタッカーなら重火力地獄。

ディフェンダーなら装甲地獄。

サポーターならハイブースター地獄。

 

大丈夫だ、問題ない。

 

神無月:こっちのPCは……何故か足洗邸のメンバーが多々w

九谷:あるあるw ベースシナリオは『レッドデッドナイト』となりますので、難易度は低めです。

 

『ビーストバインド・トリニティ』基本ルールブック掲載のサンプルシナリオ一本目。

正統派ボーイ・ミーツ・ガールという話の筋、愛らしいほどにダメダメなボスという特色から、様々な形で

手を入れられ、有効利用されている。

当サイト所掲のリプレイ以外にも、サークル竜鳴艦様『格ゲ風』『プリキュア風』『丸太風』といった

魔改造例が存在する。

 

虚穂:出てくるPCによっては「魔法少女のオプション装備」な物体を出す可能性もあるのですよ。

禍々しき魔法のステッキとか、忌々しきマスコットとか

九谷:ああ、大丈夫です、魔王陛下。今回は、どんなPCが出てきても魔法少女になりますから(笑顔)

虚穂:絶対強制律「魔法少女」か……

GM:では、準備度等を踏まえまして

 

1・2:BBT池袋魔法少女大殲

3・4:エンゼルギア「日常」

5:アリアンロッド2E『エニウェア奪還戦』

6:SRSでナニカ

 

九谷:こんな感じでいかがざましょ

虚穂:……宜しい、では地獄開始だw

九谷:誰かどぞ

神無月:(ころころ→1)ダイス神は魔法少女を御所望のようだ

九谷:よろしい、ならば魔法少女だ

 

BGM:だーすべーだー

 

黄色「たまには魔法少女もいいよね!」

九谷→GM:では、改めまして……今回予告

 

 

ガイウス=カッシウスの出奔、カトリーヌ=ユディットの不在により、池袋は魔法少女力の空白地帯と化した!

時は魔法少女戦国時代! 池袋は今、乱世と化す!

 

群れを成して襲い来る吸血魔法少女軍団、新生レッドデッド!

迎え撃つは、池袋魔法少女連合!

混沌の戦場を跳梁跋扈するは、クロロック四天王 武蔵教皇グレゴリィ弁慶!

そして……日常と引き換えに契約を迫るべく暗躍する宇宙妖獣とスペースヤクザ!

再び訪れる赤き死の夜、再び人魔の境界は朧となる……

 

新約 Red Dead Night 第二次池袋魔法少女大殲

 

背中に纏い憑く翳りは、「漢娘」という名の物語。

 

 

GM:うむ、何度見ても酷い予告だ。問題がありすぎる

虚穂:そこらじゅう問題だらけだ……!?w

神無月:では、今回こちらはディフェンダーで行きますか。攻撃力絶無の

GM:ほほぅ。面白い。インペイラーを更に絶望させたいと申すか

虚穂:を、そーするとこっちはアタッカーのほうが良いんだろうか

GM:そのようですな……いっそあいつとかどうでしょう。

つ 冴島

虚穂:ビジュアルがマトモ過ぎるのが唯一の問題ですな(オイ

GM:……確かに。

 

マトモであることが罪となる、そんな狂気とカオスの世界へようこそ。

取りあえず、今回のハンドアウトを提示されてみる。

 

 

PC@用ハンドアウト

 絆:穂村 睦美

 キミは高校生として日常を送りながら、人々を魔物たちから守るために戦う半魔だ。

 ある日、同級生の穂村 睦美が魔法少女に襲われている場面に出くわしたキミは、彼女を助けるために魔物としての

姿を晒そうとする……だが。

 次の瞬間、キミをある異状が襲うことになる。

 

 そう、これはまだ、事件の始まりに過ぎなかったのだ

 

PCA用ハンドアウト

 絆:黒沢 可奈子

  キミは池袋に長く生きる半魔だ。

  友人の魔法少女、黒沢可奈子は、片親という逆境にもめげることなく池袋の平和を護り続ける模範的魔法少女だった。

   しかし、その可奈子はギャングとの戦闘中に身体に変調をきたしたため、命を落とすこととなってしまった。

 最期の頼みは、彼女が魔法少女として契約した宇宙妖獣の探索と殺害。

  少々変わった依頼だが、友の頼みだ。

  なんとしても見つけ出し、落とし前をつけさせなければならないだろう

 

GM:はい、何の変哲も無いレッドデッドナイトですね?

虚穂:(じたばた) 魔法少女ナイズの節々に隠れ見えるマガモノ臭が……w

GM:大丈夫だ、問題ない。

 

※黒沢可奈子

 本来の『Red Dead Night』OPでハードボイルドに散った探偵、「黒沢」の愛娘。

 インペイラー率いるカラーギャングに殺害されたということしか明らかになっていなかったが……

 

 それをいいことにGMが魔改造をした結果がご覧の有様だよ

 

GM:では、整った方から自己紹介どぞ

 

 

自己紹介  蛇神魔法少女 マサライの場合

 

神無月→マラサイ:うむ、ではこちらは黒魔法少女ということで。

血とか命とかを生贄に捧げることによって力を得るのです

GM:……えーと、どこのモビルスーツ様で

虚穂:魔羅犀?

 

※RMS-108 マラサイ

 『機動戦士Zガンダム』に登場したモビルスーツ。

 地球連邦軍特殊部隊“ティターンズ”の主力量産MSとして登場。

 その後、ネオ・ジオン戦役(『機動戦士ZZガンダム』)、ラプラス紛争(『機動戦士ガンダムUC』)まで一線で戦い続けた。

 名作MSザクの流れを汲むモノアイ型の頭部を有し、兜のような大型の装甲を有する。

 なお、当初はエゥーゴ側の量産機として登場する予定だったが、モノアイに一角と、いかにも敵方っぽいデザインだった

ため、製作途中にティターンズ側へと設定変更された曰く付きの機体。

 ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズにおいては、多くの作品で資金稼ぎのお供となる最序盤の雑魚敵として活躍する。

 

 注釈が長すぎるのは、専ら編集者の愛が昂ぶったせいなので気にしてはいけない。

 正しく愛だ!

 

マラサイ→マサライ:おっと、うっかり。正しくはマサライだった。

第二高浜荘に住み着いている蛇にして盾の神です(真顔

 

人の名:マサライ / 魔の名:マサライ

 

年齢:不詳    性別:女

外見的特徴:皮膚蛇の目の文様で覆われている          

種族:神聖・妖精 カヴァー:神

 

スタイル:ディフェンダー

ブラッド(ルーツ)

プライマリ:セレルチャル(神格)

セカンダリ:スピリット(妖精)

基本能力値/能力値ボーナス/アーマー値

肉体:3/1/5(13) 技術:4/2/6(14)

感情:7/3/7(15) 加護:8/4/8(16)

社会:5/2/6(14)

 

戦闘能力値

白兵値:6/6 射撃値:7/7 回避値:5/5 行動値:11/7

FP:63 人間性:58

ライフパス

出自:擬人 絆:人間(疑念) 邂逅:興味/神庭未羽

エゴ:崇拝されたい       変異:周囲に蛇が増える

 

 

マサライ:「コレの名はマサライ。貴様らがニューギニアと呼ぶ島から運ばれてきた。元は神と呼ばれるモノだったが、

今では崇めるものもなく、第二高浜荘のトイレ脇の置物として日々過ごしている。

 コレの役目は痛みを受けること。病災、物理的破壊、不運から逃れたい時は頼るがいい」

通常形態は楯の置物。偶像化されて人型に成った、らしい

 

※マサライ

 ニューギニアのアラペシュ族に伝わる氏族神。

岩や水溜りなどに棲み、その姿は斑模様や縞模様、または双頭の蛇とされる。

漫画『足洗邸の住人たち』に、この神格をモチーフとした同名の登場人物が存在する。

 

虚穂:……身代わり地蔵?

GM:あんり(物理)?

マサライ:《ボディガード》で取り憑いてオートで敵の攻撃を受けてくれる盾ですw

虚穂:……アリアンロッドとかナイトウィザードでそんな盾を見た覚えがあるぞw

GM:……w

マサライ:《カテゴリー・アース》で防御UP、《カテゴリー・アナザー》《自然神》でダメージ軽減、《精霊盾》でガード値増大、と

ディフェンダーとしての機能はひと通り揃えてあります

 

 

自己紹介  武人魔法少女冴島ひさめの場合

 

虚穂:(ふむ)データコンパチでいさみん使うか。こっちはライフパスだけ振り直してそれっぽい物体で攻撃役を投入。

データはいさみんUです。ハーミット・イレギュラー

GM:つまりアレですか。プリズマ☆いさみん2wei

虚穂:いえ、いさみんを汚すのが哀れなんで、別人として(死

 

次は3reiで「私、たぶん三人目だから」ですね、分かります。

 

GM:汚すって、あーた(汗) まあ、双子の姉とかでw

虚穂→ひさめ:数少ない魔人間ですから。名前は冴島ひさめ、でいいか。姐っぽくw

GM:氷雨なのですね

ひさめ:悲惨目なのです(オイ

GM:……をいw

マサライ:

 

ライフパス:

出自(人間):闇の抱擁 絆:死(恐怖)

邂逅:信頼/ミカエル

エゴ:日常を護りたい

変異:魔法少女フォーム発動?

 

性別:女 年齢:17

 

GM:魔法少女フォーム……w

ひさめ:闇の抱擁とか出ちゃったので、生き別れの姐ですがw

そして性格は      破壊的で。

GM:これはひどいwwww

ひさめ:「やあ、我が妹がお世話になった人もいるかもしれない。

 

故有って妹に正体を明かすことはできないが、池袋の平和を物陰から物理的に構築するラジカル魔導戦士、

冴島ひさめだ。コンゴトモヨロシク」

 

現在は死霊課で嘱託をやっているが、いつもはメフィストフェレスの旦那と同じく家なき子生活をしている。

何か有ったら呼んでくれたまえ……破壊活動なら重機数台分の働きはするぞ?」

 

そして魔法少女フォームはベルセルク化。じゃきーんとかがしょーんとか怨嗟の声とか、おおよそ正義の味方とは

思えない武装化が施される予定。

データはハーミット(マジシャン)でストレンジャー(魔女)、ガチ殴り系。

 

こっちは範囲攻撃、遠隔攻撃、魔獣化後のラッシュと一応一揃いおkですな。

 

 

というわけで一通りキャラクターが出揃いまして。

 

GM:むぅ、鉄壁ディフェンダーに汎距離アタッカーか……これは頼りになる。では、各自。ハンドアウト選択の時間です。

「こんなハンドアウトを選べるか! 俺は部屋に帰るぞ!」という方には個別交渉を受け付けます、さー

ひさめ:ふむ。こっちが1かね、学生的な意味で?

GM:……しかし、学生さんで? ざ・家なき子

ひさめ:……ホウムレスどうしようw

GM:うむ、それならばちょいとハンドアウトに手を加えましょう(改ざん)

 

PC@用ハンドアウト

 絆:穂村 睦樹

 キミは池袋の闇に潜み、人々を魔物たちから守るために戦う半魔だ。

 ある日、穂村睦樹が魔法少女に襲われている場面に出くわしたキミは、彼女(?)を助けるために魔物としての姿を

晒そうとする……だが。

 次の瞬間、キミをある異状が襲うことになる。

 

 そう、これはまだ、事件の始まりに過ぎなかったのだ

 

GM:こうしました。ちなみに穂村さんは普通の女子高生に見える人です

ひさめ:「びるの 谷間に潜む影 (魔法少女!)」

GM:では、マサライは……ハンドアウト2で?

マサライ:んー、そですな。長く生きるというよりは、ごく最近池袋に来て右も左も分からない頃に世話になった……とか。

GM:うぃ。ではそのように。まあ、世話焼きっぽいですしな。第二高浜荘の元住人ってことでもよし

ひさめ:拾ってもらった(物理的に)とかなw

GM:……ああ、なるほど。だから深月はあの時黒沢の護衛で動いたのですね(納得) 元隣人だったと。

ひさめ:人に歴史あり……w

マサライ:古美術商の倉庫で眠ってたところ、近くの魔法少女力に呼応して目覚めて……みたいな(何

ひさめ:キーワードは魔法少女力か

GM:……恐るべきは魔法少女力よ……では、魔改造版レッドデッドナイト、開幕と参りますか

 

未だかつてない(と思いたい)魔法少女の、魔法少女による、魔法少女のための戦い。

地獄の釜が、今開かれる……!!

 

 

オープニング1  とある魔法少女の死

 

視点遡行中(カチカチカチ)

 

――A.D.(アフター・どれみちゃん)200×年

 

GM:まずはマサライさんのOPです

マサライ:うぃうぃ。

GM:経歴的に、最初は回想シーンということで。

あなたは、ニューギニアの深き遺跡で眠っている遺産でした。もう人の足も絶えた、古き旧き遺跡です。

昔は磯臭い連中がうろうろしていた気もしますが、最近では割りとお見限りです。

ひさめ:ハナアルキの名産地も近いかな、ここ。

マサライ:「(ここに人が来なくなってからどれだけ経ったろうか)」

 

SE:破砕音

SE:術式音

 

マサライ:「(待つことにも飽き、神力も衰えたコレはひたすらに眠る日々を過ごしていた)」

 

SE:ばきッ☆ どかっ☆(遺跡守護者が暴力言語で沈黙していく音)

 

GM:うむ。何千年か振りに上の方がやたら騒がしいですが。

ひさめ:むしろ守護者残ってたのかw

GM:古代の超文明が作り出した無機自動機械が残っておりまして。

それと、絶えて久しい魔法少女力の波動を感じます

マサライ:「これは……正に魔法少女力! 此の時代にこれだけの力を持つ魔法少女が現れるとは……」

言っててなんですが、超古代に魔法少女が居たのかというw

GM:うむ、居たとしてもおかしくない。魔法少女は概念であるがゆえに。

だって考えても見てください。ベルゼバブさんとかどーすんですか。何万年も現役の魔法少女ですよ

ひさめ:つ 一万と二千年前から魔法少女

GM:つ 八千年過ぎたころからもっとマジカルになった

マサライ:つ 1億と2千年経ってもミンキーモモ

GM:つ キミを知ったその日からボクの記憶に契約は絶えない

ひさめ:……それが地球に遍く存在する魔法少女律というドミニオンですね?

 

そして『全力で未完成』。正に魔法「少女」に相応しい、というオチはさておき。

 

GM:そして……幾重もの破砕音のあと、ついにキミの眠る神域に繋がる最後の扉が爆砕される。扉の残骸の向こう。

瓦礫に埋もれたキミは、遺跡破壊者の姿を目にする。

 

それは、とても華奢な……ただの女子高生であった

専用のコスチュームも纏わず、ステッキすら携えず、只々己の格闘技と魔法少女力による身体強化のみで全てを

破壊しつくす、最悪の破壊者。

 

拳こそが魔法。暴力こそが魔法。舞い散るオーラは光ではなく闘気。

その名は……魔法少女ですとろ☆カナコである!

 

ひさめ:何故わざわざ格闘技に走ったし!?w

GM:ほら、黒沢さんも徹しとか使うジャナイデスカ

マサライ:「白き衣、蒼き腰巻を纏いし魔法少女は、やがて天を砕き地を海へと還すであろう……あの予言が成就する日が

来たというのか……(戦慄)」

可奈子「……ん? 声? この辺かなあ……(がさごそ→マサライ踏み)」

マサライ:「ぶぎゅ」

踏むとぐにゅっとします。蛇みたいな感触

可奈子「あ、発見。むぅ、変な感触。まあ、これで賭けは私の勝ちかな(ぐにぐにしつつ)」

ひさめ:神像足蹴にするないw

マサライ:「魔法少女よ。コレをどうするつもりだ?」

可奈子「ん? ああ、喋れるんだ。驚いた。   いや、ちょっと友達と賭けしててさ」

GM:……可奈子曰く。

いけすかない洋物の友人「あなたのようなガサツな魔法少女では、わたくしと違って遺跡の単独踏破などできるはずも

ありませんのよ」などと言っていたのにカチンときまして

可奈子「ついムシャクシャして破った(やった)。今では少しだけ後悔している」

 

――魔法少女ルール、その1

 

ライバルの挑戦は(結果的に)受けるべし

 

可奈子「結果的にやむをえなかったとはいえ、お家がこれじゃあどうにもならないよねえ……(ざ・廃墟)」

マサライ:「……お前のソレは、踏破ではなく破壊という」

可奈子「名前も知らない遺産の人。

 

あなたも「踏破」されたくなかったら、その件については黙っていた方がいいと思うよ」(笑顔)

 

割と自覚はあるようだ

そして自覚があっても止めない。それが魔法少女の生き様なのである。

 

マサライ:「神を畏れぬ不敬者めが。まあ良い、土産がわりに外の話でも聞かせるのなら考えてやろう」

割と人恋しかったようです

ひさめ:万年単位で放置されてたからかw

可奈子「んー……まあ、そうだね。折角だし、とりあえず私たちの街に来る?

人一杯居るし、此処よりは割と楽しい場所だと思うけど」

マサライ:「ふむ。良かろう、どの道誰かのおかげで祭壇も破壊されてしまったしな」

可奈子「……なーんか引っかかる言い方だけど……まあ、いっか。(魔法少女フォーム解除)

 私、黒沢可奈子。 あなたは?」

GM:……魔法少女フォームは「王気を纏った女子高生」です

マサライ:「神としての力も殆ど失われている……歩くのにも苦労しそうだな。

 

 コレの名はマサライ。丁重に運べよ、魔法少女」

ひさめ:ニューギニアって地震・火山列島じゃ無かったっけ、あの辺……祭壇破壊して平気、なのだろうか。

 

……なお、魔法少女と神格が飛び立った数時間後。

後にニューギニアの惨劇と呼ばれる海底火山の噴火により、とある南海の島国の国土は甚大な被害を

受けることとなる

 

マサライ:天災から守る盾を持ち去っちゃったから……

カトリーヌ「……(ティーカップぽろり)」

 

※カトリーヌは。自らの行為の結果に    唖然とした

 

――魔法少女ルール、その2

 

魔法少女は俯かない、後ろを向かない、前進制圧有るのみ(物語展開的に)

 

マサライ:「……まあ、コレを守護する氏族は滅んでたし。遅いか早いかの違いだけだったな、多分」

ひさめ:……二次三次の災害以外はなw

GM:うむ、そんなわけで池袋に来たキミは第二高浜荘の住人として、襲いくる魔法少女サディスティック☆ピンク

黒沢可奈子の池袋魔法少女抗争や、ガイウスが暴走した時のドミニオン処理とかで可奈子と頑張っていたわけだが……

 

そんな、キミと彼女の絆も、終止符を打たれる時が来るのだった。

マサライ:なお、ヘビなので鼠とか食う。たまにバステトの子(の眷属)と取り合いになることも

ひさめ:静かなる勢力抗争がw

ぬこ「にゃー」(神像ばりっ)

マサライ:「コレで爪を研ぐなというのに……(脱皮)」

ひさめ:子供に落書きされてもいつの間にか脱皮してきれいになっている謎の置き物かw

マサライ:抜け殻は家鳴がオヤツに美味しく頂きましたw

GM:……w  うむ、では本来のOPに入ろうか。人間性を下げよう

 

時間経過中(カチカチカチカチ)

 

――A.D.201×年  池袋

 

マサライ:(ころころ→5減少) 残り53、と

GM:さて、キミが可奈子とパートナーになってからというもの、時折見かける怪しい獣が居た。

キミが抗争しているバステトの子(の眷属)とかとは全く異質なサムシングだ

可奈子とは親しげに会話しているが、不思議とキミとはあまり話そうとしない

獣「じゃあ、またそういうことで頼むよカナコ!」(ててて、と走り去り)

可奈子「全く……リックも人使いが荒いわね(ぽりぽり)」

ひさめ:つ 働かない獣、つまりナマ・ケモノ

GM:どうやら、そのナマモノはリックという名前らしい。可奈子に何か聞いてみますか?

マサライ:聞いてみましょう。

「アレは何なのだ? 他では見ないケモノだが」

可奈子「あぁ。私が魔法少女始めたきっかけっていうか……その、ますこっと、みたいな?

 どういう情報網だか分からないけど、いつも異形とか怪しいドミネーターの情報を持ってくるんだよね」

マサライ:「ますこっと……ふうむ、魔法少女には己の力を高めるために自ら育て上げ信頼を築いたケモノを殺すという

儀式があるというが、それに使うのか?」

 

――魔法少女ルール、その3

 

パワーアップイベントに犠牲と血は付き物である。

 

可奈子「何処で聞いてきたのよそんな胡乱な知識(半目)」

マサライ:「お前が先日甘酒で酔った時に言っていたのだが」

可奈子「……そうだっけ」

マサライ:「うむ。なんでも大事なものであればあるほど得られる力が増すとか」

可奈子「それは別の人の話じゃあないかなあ……」

ひさめ:……(ふと)可奈子のイメージイラストはこんな感じですかね。打撃肉弾系黒魔法使い。

GM:くぉらw

ひさめ:命ず拳を喰らえ(キリッ)

マサライ:

GM:可奈子つながりで某浦島さんちのあの人を想像してましたがw

ひさめ:神鳴る拳……じゃなくて太極拳だったかアレはw

可奈子「ともかく。アレ、リックっていうから。マサライもよかったら仲良くしてあげて」

マサライ:「うむ、カナコの友人であれば礼を尽くそう」

ひさめ:リック・ディアスはエゥーゴで、マラサイはティターンズだから相性最悪ですけどねw

GM:マラサイって、元はエゥーゴのMSなんですよな。

ひさめ:……離反フラグ?

GM:うむ、そして運命の日に日が進むのです

 

(カチカチカチカチカチ) Day−0

 

GM:その日、黒沢可奈子とキミは、池袋を脅かすカラーギャングとの抗争に身を投じていた。敵の名は……レッドデッド。

吸血鬼系のカラーギャングで、インペイラーと呼ばれる首魁を筆頭に、勢力を着実に増しつつある恐るべき集団だ

マサライ:「(パックンチョ)……吸血鬼も人間も丸呑みにすれば変わらんな」

ひさめ:……血抜きしないと生臭いですヨw?

マサライ:蛇的には丸呑みが正義w

GM:うむ、順調に敵を倒していくキミたちの前に立ちはだかるは……恐るべき敵。インペイラー四天王+α

ワカサ「随分威勢がいいのが来たじゃあないか」

ミナヅキ「だが、此処は徹せんな」

イシカワ(先代)「クックック、この程度の魔法少女、我らの手にかかれば容易い敵よ」

ラショウ「……(帰りたい)」

可奈子「……これが、噂のインペイラー四天王……ッ」

ひさめ:(無言で全員のデータを取り出してみる) 戦闘可能(オイ

GM:いやいやいやw

マサライ:余裕でこっちのアーマー貫通するかららめえw

可奈子「……マサライ、余力は?」

マサライ:「2人までならなんとかなるだろうな。それ以上は無理だ」

可奈子「……分かった。残り二人を突破して、私がインペイラーを仕留める。

どうなるかは分からないけど……後は頼んだよ、マサライ」

マサライ:「待て。それよりも退却して機を伺うべきだ」

可奈子「……駄目だよ、マサライ。

 

ここで私たちが退いたら、その分犠牲になる人が居る。

誰かを背中に庇っているから、私たちは戦える。

 

故にこそ……私たちは。私たちを支えてくれる人達を裏切ることは、決して出来ない!」

 

――魔法少女ルール、その4

 

クライマックスの魔法少女はぁ……退かぬ! 媚びぬ! 省 み ぬ ! !

 

GM:そこで、ヒャッハー系の大音声が響き渡るのです

インペイラー「面白い女だ! いいだろう! このインペイラー様がじきじきに相手をしてやるぜ!

 ワカサ、ラショウ! お前らはそこの蛇女を足止めしておきな!」

ラショウ:「良かろう、異国の護法鬼、相手にとって不足無し」

ワカサ:「……まあ、頑張ろうか。やる気出ないけど」

マサライ:「ぬ……カナコ!」

GM:……さて、というわけで減らしましたが、ガチ戦闘します?w

マサライ:するわけもなしw

GM:w では、ワカサとラショウを相手に互角の戦いを繰り広げたのですが……

インペイラー「ヒャハ! 用は済んだ! 野郎ども、帰るぜ!」

GM:という声とともに、赤い軍勢は波が引くように去っていきます

ひさめ:イシカワは犠牲になったッぽい気がしなくもない。踏み台的な意味で。

GM:……だから、「先代」なのです

ひさめ:(ナム)

ワカサ:「……悪いね」(退散)

ラショウ:「……あんた、中々強かったよ」

マサライ:「ぐゥ……貴様ラァ……ッ」

GM:うむ、戦場を静寂が包みます……可奈子の様子を、見に行きますか?

マサライ:いかいでか。力を使い果たしたので蛇のように這って可奈子の所に行きます

GM:うむ、では……その先に、胸に大穴が空いて、腕や足が異形化している可奈子が横たわっています……

まだ若干、息があるようです

可奈子「あぁ、この音は……マサライ、かな」

マサライ:「ガ……すまナい、カナコ……コレハ、オ前の痛ミヲ受けル盾……ダといウのニ……」

可奈子「いや、いいんだよ……というか、うん。むしろ、これからちょっと一仕事……してもらいたい、かな」

GM:マサライ、君にはわかるんだが。可奈子の身体、生命活動を停止しつつあるのに、魔法少女力は薄れる気配が

ないどころか、どんどんと増幅していっている

マサライ:迸る魔法少女力……ッ!

GM:このままでは、遠からず魔法少女ではなく……恐るべき別の存在、異形へと変異してしまうだろう

ひさめ:……異形の魔法少女とゆーと、つまりモッコス的な……?

マサライ:邪神像ェ……

可奈子「あの赤マントと戦ってる最中、変なオカマに、リックにもらった羽根を抉られてさ……あぁ、魔法少女って言うのが

どうやって産まれるか、からかな。言うべきなのは。

時間が無いからうまく説明できないけれど……リック。あれが一つ願いをかなえてくれるっていったんだ。

 ――魔法少女になるのと引き換えに」

マサライ:……というか、羽根の力で魔法少女やってたんかw

GM:だから、単独で遺跡を破壊できたりカトリーヌさんと互角張れたりしたのですよ

可奈子「ホント、馬鹿だよね。私、魔法少女って言うのがどういうものか、全然分かってなかったよ。

 

 ……魔法少女っていうのはね。

魂をエゴにまみれさせ、その力を羽で制御する……そういう、救われない存在だっていうこと」

GM:制御板が取れた今、可奈子の魔法少女力は制御を喪って暴走しつつあるわけです

マサライ:「カナコ……コレは、ドウしたラいイ……オ前を、救うタメにハ……!」

可奈子「……うん。私を……殺してくれないかな。

私がまだ……”人間”で、居られるうちに(ぱきぱきと四肢が異形化しつつ)

 

あぁ……それと、もう一つ。

私みたいな馬鹿が……リックの言葉に引っかかりそうになってたら……とめてあげてくれないかな。

 

私みたいに     ならないように」

マサライ:「カナコ……!」

GM:なお、今なら宣言だけで「真の死」にできます

マサライ:……放置したらボスが増えますね?

GM:(にごり)

ひさめ:それも一興w

可奈子「あぁ、どうしてこんなことになっちゃったかなぁ……わたしは、お父さんと一緒にいたかっただけなの、にさ」

マサライ:「ウゥゥゥ……ウァアァァアア!!」

では数瞬の躊躇いの後、手刀で心臓を貫きます

 

――数瞬。

“破壊の魔法少女”、最期の頼みは……忠実に、遂行された。

自らの薄い胸板を貫くマサライの腕に視線を向け、可奈子は穏やかに微笑む。

 

可奈子「……ああ、これだよこれ。これこれ。……うん」

 

 

「マサライありがとう。    そして、ありがとう……」

 

マサライ:……何故最後にスカイハイw

ひさめ:つ「悲劇的な意味で」

GM:何となく似合いそうな気がしただけだった。それだけなんだ……

 

――ちなみに、この数日後。

可奈子の父、黒沢も、後を追うようにしてこの世を去ることとなる

 

レッドデッドは程なく壊滅し、リックの行方は、遥として知れない……が。

キミは、キミだけは忘れることはないのだ。彼女の最期の願いを

 

GM:……という辺りで一旦シーンを切って、SA渡します?

マサライ:うぃうぃ。

 

SA【可奈子の最期の願いを叶える】

 

GM:何か、原典レッドデッドナイト以上のへヴィな始まりですね?

ひさめ:……おかしいな、魔法少女っぽいぞ?

マサライ:OPでいきなり人が死ぬような魔法少女は……あ、シンフォギアがあるか。正確には魔法少女じゃ無いけど

GM:ぷにぷにぽえみぃはOPで大量虐殺が……

ひさめ:いきなり主人公が擂り潰されそうになるブラックロックシューターってのも有りますが。

 

意外に魔法少女モノは結構残虐なスタートなのですね?

 

GM:あ、そうだ。可奈子への絆をどうぞ。感情は……戦友とか?

マサライ:では絆は可奈子(憧憬)で。

その閃光のような在り方は、永き時を生きるマサライにとって余りにも眩しすぎたのだ

GM:……どこでおとーさんは育て方を間違えたのだろう

ひさめ:家庭を省みないで探偵してたあたりじゃないかね

GM:ちなみに、最期にぽろっといっていましたが

そんな可奈子の「ねがいごと」は、『お父さんと一緒に居ること』でした

 

うん、OPで叶いましたね(にっこり)

マサライ:あの世で一緒にw

ひさめ:デッドエンドってなオイw

 

 

オープニング2  人と魔の絆  Ver.M

 

GM:では、氷雨のOP行きますか

ひさめ:うい、では1Dをば(ころころ→4減少)

GM:……さて、現代に戻ってまいりまして池袋。

やたら騒がしい日々ですがあなたは今日も元気にホームレスです。何か近頃は魚人が沸いたりしましたし

ひさめ:「新しい朝が来た! 最近、東京湾に変わった魚が増えてお姉さん大喜びだよ!」

GM:くぉら、獲るなwwwwww

ひさめ:「ほら、何故か苦悶の表情で「げんじぃげんじぃ」とか吼えるヘイケブラックバスとか」

GM:知りませんよ、氷帝陛下が《海神》して聖剣抜刀してきてもw

ひさめ:大丈夫、行動値の関係でこっちの方が強い(オイ

「と言うわけで、こいつをいつもの築地の裏市場に売却した後は、日課の空き缶拾いもとい池袋警邏のお時間です」

裏市場のおねーさん「やぁ、今日も精が出るね」

GM:では、いつもの築地の裏市場では、顔なじみの女性……翡翠色の髪を腰まで伸ばした人が買い取ってくれました

 

それ以前に「いつもの築地の裏市場」って何なんだ

 

ひさめ:「やあ、今日の獲物は最近はやりの「何故か海に適応した両生類っぽい魚」と、平家ブラックバス3尾だよ」

裏市場のおねーさん「おぅ、こいつは中々の上物。よーし、おねーさんちょっと、買取価格上乗せしちゃうぜ」

ひさめ:「よっしゃぁ! おねーさんの好意がパワーアップで、私の食卓グレードも有頂天に!」

GM:では、時折ビデオカメラを携えたオニの少女とすれ違いつつ、日課の空き缶拾い(と、自販機の下漁り)とかを

していますと

ひさめ:「しかし、最近池袋も物騒だよねぇ……あ、青汁コーヒーの缶めっけ」

GM:うむ、何か声がしますね。割と絹を裂くような悲鳴が

ひさめ:「……助けを求める声がする。

 

お金になりそうな予感がする

 

待ってろ明日の夕ご飯!! 今助けに行くぞ!」

GM:……メンチェ……w

ひさめ:そしてダッシュしながらフルフェイスのヘルメットを被るわけですが。

GM:では、薄暗い路地に駆け込みますと。

制服をちょっといやらしい感じに破られてうずくまる少女がカラーギャング(?)に囲まれております

 

……いや、それは、カラーギャングのように見えてカラーギャングにあらず

各々が纏うは、個性に溢れるフリルの装束。

各々が手に携えるは、ファンシーで女の子が喜びそうな魔法のステッキ

その頭を彩るはバンダナではなく、細身のキュートなリボン

周囲を跳ね回るはマスコットらしく愛らしい仕草で振舞うレンフィールドの群れ。

 

そう。それは、むくつけきも雄々しく逞しき魔法少女達であった……ッ!

 

GM:ふぅ、危うく普通のレッドデッドナイトになってしまうところだった

ひさめ:色んな意味で別方向に危ういわいw!?

「フゥハハハハハハハハ!! 天知る、地知る、人が知る!! 変態(モブ)を散らせと我を呼ぶ!!

 貴様ら、猥褻物陳列罪亜種で地獄に落ちろ!!」

魔法少女s「わっつあっぷ?」「おいおーい、楽しい魔力摂取の邪魔すんじゃねぇ」「今からオレらこのコと楽しいことするん

だからよ」

GM:そして、魔法少女達の列を割るようにくねくねと名状しがたい動きをしながら現れるは……

 

一際巨大な、むくつけき僧兵!

僧兵「あァら、折角のお食事にケチがついちゃったわ。しかも男ならともかく女の乱入だなんてサイアクじゃない!」

ひさめ:「黙れ! 年甲斐どころか国籍と性別まで間違った不審者集団め! 警察と国家権力と六法全書が赦しても、

私の美意識が赦しはしない!」

GM:だいじょぶです。六法全書は多分あんまりこういう人達を許していませんw

ひさめ:……え、罰せられるのw?

GM:暴行とか強制わいせつ未遂の現行犯辺りで

 

あと、グレゴリィ弁慶は多分入管法違反で強制退去GOですな。

ひさめ:……姿恰好のあたりは?

GM:姿格好は……(んー)……まぁ、ギリギリ?

 

道徳に反しても合法。そんなニッポンポンじゃ……

 

ひさめ:「そして目の毒どころか視界の敵は眼中から外して。

 

お嬢さん、ご無事ですか?」

GM:……かろうじて?

少女「あ……は、はい。あなたは?」

ひさめ:「通りすがりの正義と美意識の味方です。正体を明かせない類の」

GM:うむ、その辺りで少女はグレゴリィ弁慶に「あァん! もう! こんな泥棒猫と話すなんて許せないわ!」と、武器の柄で

優しく殴り倒されて気絶しまして

ひさめ:「貴様、美少女に手を出すとは知的生命体の風上にも置けない不審者だな」

魔法少女「うるせぇ引っ込め!」「プチャヘンザして帰れや、この不審者!」

グレゴリィ弁慶「あぁら。そのヘルメット曇ってでも居るの? アタシ、女には厳しいの」(くねくねしつつ)

ひさめ:「ふっ、分かって無いな。これは、美学の妥協というものだ。

全力を発揮するには、姿を晒す必要がある。姿を晒すとマズい事情があるから、全力は晒せない。

 

しかし、街の悪意は見逃せない!」

グレゴリィ弁慶「行きなさいあなたたち! あの女を殺して真の魔法少女になるのよ!」

ひさめ:「故に、片手間で何とかできる雑魚共相手ならば……この無骨なヘルメットで顔を隠すだけで十分と言うことだ」

(魔剣練成と言う名のチェーンソー作成)

GM:うむ、そのスキルを使おうとする寸前にですね。池袋が、とあるドミニオンに覆われます。

ひさめ:……びっくりするほどドミニオンとな

GM:で、チェーンソーを出すんですが……うん、どう見てもちょっと大きめの魔法のステッキですね。

データは変わりませんが

ひさめ:……魔法のステッキは持ってますよ、俺。

GM:いえ。形状が、なのです。

ひさめ:「……む、いつもとグリップとエンジン音が違う」

GM:それに、はたと手を当てるとヘルメットのバイザー周りがファンシーなフリルに覆われています

ひさめ:「……(ふむ)お花畑系のドミニオンだろうか。中々いい趣味してる気がする」

GM:ええ、それを見て敵陣営も動揺しまして。

グレゴリィ弁慶「この魔法少女力……ッ! 魔法少女大殲が始まったというの……? 

 仕方ないわね、此処は退かせてもらうわ! 行くわよあなたたち!」

GM:と撤退に移ります。追撃しますか?

ひさめ:「(無言でカードを投げる→ドミニオンの影響で何故か薔薇の花に)」

GM:……w

ひさめ:「……せっかく「ラジカル魔導戦士☆惨状!!」ってキャッ○アイカードもどき作ったと言うのに!?」

 

ひさめはドミニオンに敵意を抱いた!

 

GM:ええ、ちなみに目の前の少女もファンシーなフリルに身を包み、ステッキを携えた魔法少女姿にされていますが

ひさめ:「……これはひどい」

GM:しかもですね。スカートの端から除くドロワーズ……何というか、その。少々男性的ふくらみがあるようなないような

ひさめ:「……これは とても ひどい。

 

とりあえず……おまわりさーん(死霊課に電話)」

GM:うむ、一旦死霊科に移動しまして……さて、此処までくればお察しと思いますが。

 

魔法少女長沢「……一体これは、何が起きているというんだ」

 

もちろんリボンでツインテールである

 

ひさめ:「……良くお似合いですヨ、課長」

魔法少女長沢「撃つぞ」

ひさめ:「遠慮します。むしろ銃が役に立つのか試したい気はしますが」

魔法少女酒好「ったく、何で俺がこんなスースーする格好しなきゃならねぇんだ」

魔法少女タヌキ「酷い状況です……ぽん」

ひさめ:「ドミニオンの律でしょうねぇ……おや、マスコットキャラと魔法少女の兼任とは新しい。ユニゾンですか?」

 

……そう、異変は死霊課だけに留まるものではなかった。

 

この日、池袋のすべての人々が魔法少女となったのだ

 

ひさめ:「……                テラ カオス」

GM:という情報が死霊課で入りまして……さて、そろそろOPを進めますか (ヲイ

少女(?)「あ、あの……」

ひさめ:「……おっと、ご無事ですか被害者(推定)さん」

少女(?)「さっきは助けていただいて、ありがとうございました。まさか、あんな大きな杖で戦われるなんて」

GM:見られていたらしい

ひさめ:「助けを求めるっぽい声が聞こえたら、取りあえず駆けつけるのがジャスティス。

そして武器については企業秘密なので口チャックで頼むのですよ」

少女(?)「少し変……というと何ですけど。格好良かったです(うっとり)」

ひさめ:「この仕事長いベテランですから(キリッ) まあ、ともかくも今日はさっさと家に帰った方がいいと思うヨ。

何かおかしなことになってるし」

少女(?)「はい、ありがとうございました! ボク、穂村 睦樹(ほむら むつき)っていいます」

ひさめ:「む?     ……惜しいな、男の娘だったか」

睦樹「……?」

ひさめ:「その服装、似合っては居るんだけど。だからこそ性別的な意味で惜しいッ……!!」

睦樹「……よく、いわれます……(てへ)」

ひさめ:「世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだ……ニアピンで。

さておき、家まで送った方がいいのかな?」

睦樹「あ……はい、お願いします!」

ひさめ:「よろしい、では送迎だ」

GM:では、睦樹を家まで送り届け「今日はありがとうございました!」と笑顔で見送られる辺りでシーンエンドで。

 

なお。

 

家まで行く間にすれ違った人は全て魔法少女でした

ひさめ:「……これが、魔法少女天獄というものか」

 

サラリーマンも、警察官も、客引きも、OLも、駅員も、運転手も、男子学生(運動部)も。

 

何もかもが魔法少女――そう、一瞬にして池袋は魔法少女先進国と成り果てていたのである!

 

……いささか先進的過ぎて地球の認識を10億年ほど置き去りにしてる気もしないでは無いが。

ともかく、そういうことなのだ。

 

ひさめ:「……稀少価値を解さない無粋なドミネーターが居るようなので、お仕置きの時間かもしれませんね」

GM:では、SAを差し上げますか。選択式です

ひさめ:ふむ

GM:【睦樹を護る】【ドミニオンの謎を解明する】

穂村 睦樹の絆は、感情自由でありますので適宜決めちゃってください。

ひさめ:……ここは【ドミニオンの謎を解明する】かな。さほど縁が強いわけでもないし。感情は庇護で。

GM:同級生じゃないと、そうなりますよな。ここまでは想定どおりであります。さー。

 

にしても……何の変哲も無いレッドデッドナイトですね?

ひさめ:……ビジュアル以外はなw

 

もっと他に気にすべき所が有ると思うんだ。

 

 

マスターシーン

 

GM:では、マスターシーン

 

池袋某所。

ある時はキューブ、ある時はQV、そしてある時は……リックと呼ばれる妖獣はつぶやく。

 

リック「さて、魔法少女大殲を始めようか……核となるのは、穂村睦樹……黒沢可奈子の跡を継いで、魔法少女界に

バランスをもたらすものだ」

グレゴリィ弁慶「つぅまり! あたしらはその睦樹ってコを拉致ってくればいいわけね?」

 

僧兵の問いに、獣は笑顔で答える

 

リック「その通り。そのための戦力……量産型インペイラーも貸し出しただろ?」

 

GM:しーんえんど。いつもどおりの(ry

ひさめ:……量産型ってーか    養殖?

GM:www ではセーブ&カット。各自人間性愛罪の申告をば

ひさめ:愛2罪0人間性52.愛はPC間入ると3に。

GM:うぃ。PC間は……面識もなさげですし合流時ということで

ひさめ:……しかし、ラヂカル魔法少女のチェーンソーが使えなくなるとはw

GM:なお、次回はもう少し狂気の世界にご招待申し上げますb

ひさめ:うい、乙でした。形を変えた狂気で迎撃の備えありw

 

というわけで、一旦セーブ&カットとなりまして……翌日。

 

 

 

次へ

 

 

 

 

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