都市同盟の影/Shadows of Alliance

 

さてさて、1年3ヶ月という実に長期間に渡ってお待たせいたしましたソードワールド2.0

いよいよザルツ地方篇、開幕でございます。

まずは、恒例のPC&PL紹介と参りましょう。

 

エヴァーグリーン  フェンサー9 スカウト7 エンハンサー3 レンジャー1 セージ1 アルケミスト1 フェアリーテイマー1

 どう見ても偽名なPCその1.種族は人間。二つ名は"煌く翠巒”。

 実力は土着のマイナーゴッドの名を称号として得るほどの折り紙つきだが、どうにも浮き沈みの多い

人生を送る地元民。二刀流フェンサーなので、クリティカル時の爆発力はパーティ1.

 《ファストアクション》《双撃》を取得し、対他戦闘能力にも磨きがかかった

一般技能:ハンター4 ファーマー2 ウッドクラフトマン2 カーペンター2 ソルジャー1 クレリック1

 

ガルフ=オード  ファイター13 スカウト10 レンジャー9 ライダー8 プリースト(ティダン)6

 コンジャラー5 エンハンサー3 マギテック2

 二つ名:「絶倫殺戮蹂躙王」

人間の重戦士。高い防護点とHPを盾に、敵陣に切り込み高火力の攻撃で蹂躙する。

また、鈍重そうな装備に反して、ファイター技能が高いため回避能力は高め。

高レベルレンジャーであるため生存能力も高く、GMの悩みの種。

老け顔ではあるが意外と根は優しく、子供好き。最近、あちこちで「絶倫」呼ばわりされるため、肩身の狭い思いをしている。

 

中の人:神無月氏

 ハードボイルドなキャラクターに定評のあるPL。

渋いPCと高火力の前衛系をやらせると、その安定性で右に出るものは中々いない。

今回もエヴァとガルフの二人のニ役という無茶を完遂した。通称、ファンブルマスター(二代目)

本人から一言:「流石に、これは諦めるべきと思い始めてきた」

 

ロックオン(本名:ミシェル=ヴァンガード)  マギテック9 シューター8 レンジャー1 セージ1

 どう見ても偽名なPCその2.種族はナイトメア。

 「狙い撃つぜ!」が決め台詞の狙撃手だが、某00のアノヒトとは全く関係ない。はず。

 故郷で恋人を死なせてしまったり、蘇生させた恋人が穢れが溜まって監禁されていたりと、重い過去を背負っている。

のだが……うっかり受けた依頼で故郷に帰って親友と再会したり、本名が明らかになったりと、最近は色々と騒がしい日々を送っている。

後衛射手らしく撃たれ弱かったが、《射手の体術》の習得で前衛並みの回避能力を獲得。

強力かつ多彩な射撃火力と合わせて、今日も敵を狙い撃つ。

一般技能:ソルジャー5 ハンター4 ノーブル3

 

ユウ=モーソリアム プリースト(ル=ロウド)13 フェンサー11 セージ9 スカウト9 レンジャー7

  エンハンサー3  ライダー4

二つ名:「風来仮面零号」

回避特化型プリースト。種族は人間。

並大抵の攻撃ならかすりもしない回避能力を有するも、冒険者レベルや筋力が低いため、耐久力は低い。

スカウト技能が高く、先制奪取やドロップ品漁りも得意。

セージが高いことから、魔法の消費が低く、使える言葉も多め

ミストキャッスル育ちのプリーストの眼鏡少女。「あいさー」が口癖。奇妙な登場や言動に定評がある。

ひょんなことから霧の街を出て、蛮族のお姫様と放浪を続けていたが、この度晴れてPC復帰。

さて、どんな妄言を繰り出すことやら?

 

中の人:九谷

妄言プレイヤー。イロモノPCと悪ノリに定評のあるPL。

今回もほぼ全編通してロックオンとユウの二役という無茶を完遂した。

徹夜明けだと某大神Rからリアルに神託が降ってくるとかこないとか。

本人から一言:「想定斜め上に最悪だコイツー!?」

 

GMの中の人:虚穂氏

死亡ギリギリの戦闘バランスと、シビアなフラグ管理に定評のあるGM。その通称は魔王陛下。

新展開ということで、今回も通常の三倍の殺意でお送りいたします。

本人から一言:「おっぱいミサイルなら(爆風で)分かる」

 

 

 

プレセッション:ザルツ地方篇、開幕

 

GM:

九谷:恥ずかしがりながら只今帰ってまいりました!ノ

神無月:

GM:あ、エンギアノリプレイ買いましたぜ。

九谷:あの公式版XV、どうでしたw

GM:あのナビ運用するなら、ギアドラ二人で機体一機のセッションも可能かな、とか思いつつ

九谷:イロイロと夢が広がりましたなw

神無月:こちらはまだ未購入ー。仕事で買いに行く暇が無かったw

九谷:あ、となると……エンサマも?

神無月:いぇす。

九谷:ふむ、じゃあ今晩はエンギアは見合わせで……懸案になってるSWの方を片付けるか否か、という感じですな。

 

この時、ちょうどエンゼルギア関連で「エンドレスサマー」が発売。

SWだと「フェアリーガーデン」が出た頃である。

……思えば遠く来たものである。

 

九谷:SWの方はとりあえず。ユウはエイプリルフールでTwitterで喋らせたからなまってないぜ(ヲイ)

GM:……むしろ、訛ってるほうか。ネタ披露してましたからなw

 

という会話から察せられるとおり、この時は2010年4月初頭。

リプレイ化に随分時間がかかってしまった事をマヂで平にお詫びしつつ……

 

エヴァ:で、雑談で時間潰しちゃいましたがそろそろ話進めてもいいのではw

ユウ:……進めようか。

GM:ああ、では装備その他の確認も終わってますし、話進めましょう。

エヴァ:ゲッカも勢い専用武器にしてしまったが……いいか。どうせ武器の達人までは長い

 

王都での決戦を終えて、神のきざはしを目指すことを決めた一行。

前回の決戦後にパーティ財産を一括清算し、成長とともにザバール商会の豊富な品揃え(アルケミストワークスとかのデータ)を総ざらえして装備やアイテムを買い揃えている。

具体的には……

 

ユウ:「魔動バイク」購入、武器の専用化、ライダー技能の成長など。

ガルフ:「ウェポンホルダー」「勇者の証:体」「真・ブラックベルト」購入、装飾品専用化、アルケミスト技能の成長等。

ロックオン:「ウェポンホルダー」購入、マギスフィアのフロート化など。

エヴァ:武器・装飾品の専用化など

 

メンバーはフェルディナンドをパーティに加え、ミストキャッスル組ことガルフユウ、エヴァーグリーン組である

ロックオンエヴァの5人で大陸北部ザルツ地方へ向かうことになったのだが……

 

 

序:ザルツ南方  ―新たなる救世の旅路―

 

ゲートを抜けると、其処は冒険者の聖地、ザルツ地方であった。

懐かしい、という表情になる奴二名。きょろきょろと周囲を見回すおのぼりさん2名。

――これまでとは違う、神にいたる冒険の始まりである。

 

GM:ザルツ地方まではザバールたちがゲートで送ってくれます。フェルも送り先で合流とかになるでしょうな。

ユウ:「此処がザルツ地方か……」

エヴァ:「ここがあのゴッドのホームか」

フェルディナンド:「……大陸の北側か…… ここまで来たのは、流石に初めてだ」

ガルフ:「生まれはこの辺だぜ、俺」

GM:そうですな……この辺に付いては、ルルブVの180p辺り参照。

ロックオン:「(きょろきょろ)……また、随分風土が違うな」

GM:ええ、アルフォート王国の北側でリーゼン地方との国境、ティフト山脈を南西に仰ぐくらいだと思ってください。

 

ルールブックUのp177に大陸全土の地図が掲載されているので、どれほどの距離を一瞬で移動したのかを

想像する折りには参照を。

魔法って凄ぇ。

 

ユウ:「ここから北へ向かうわけだね」

GM:さっきまで居た場所に付いては、ルーフェリアのかなり東の方にイルティーディア、くらいのイメージでどうぞ。

エヴァ:ほぼ対角線……w

フェルディナンド:「そのはず……だね。しかし、街道も通ってるし……道も良く整備されているよ」

ユウ:「……しかし、ロックオン君……見事なまでにアレだね。怪人だね」

ロックオン:「ほっとけ」←穢れの変異でフード男

ガルフ:「んじゃ行くか。この先の街なら馴染みの店もあったはずだ」

ユウ:「そだね。行ってみようか」

フェルディナンド:「……この地方での冒険者への反応は、どうなっているんだろうな」

ガルフ:「俺を見れば大体わかるだろ?」

ユウ:多分、ユウたちも一回通ってはいるはず

GM:ああ、そうなると……特に冒険者だからって差別も無いし、この辺は遺跡多いのでそれなりの数が居ます。

ユウ:あ、ぼぇぇ笛の片割れ持ってきておきますねー

GM:ういw なお、ここから一週間ほど街道を行くと自由都市同盟につくかな、ってとこですな。

 

リーゼン地方とザルツ地方の狭間、くらいの位置からのスタートであった。

 

GM:なお、ぼぇぇ笛は魔神対策本部こと例の宿場町で、アルルかメルガが持ってます。

ユウ:うぃ。

GM:徐々に本部は城砦化してますけどねw

ユウ:帰ったらどうなってるやら……w

 

まあ、その前に無事帰れるかって問題も有りますが。

さておき。

 

ユウ:「さて、では北へごーごー」

GM:うむ、ゴーゴーしますが、土地勘のある人も居ますしな。

ユウ:(ぼへぼへ、と魔動バイクで走りつつ)

ガルフ:(アラクネでがしょんがしょん)

GM:いや待った、そのアラクネは色々目立ち過ぎるw!?

ユウ:ロックオンとエヴァは普通の馬、かな。フェルはウォーホースでしたっけ。

GM:ええ。しかしアラクネって、道を戦車が闊歩してるイメージが……w

 

多脚歩行戦車ですし、文字通りそんなものであった。

 

エヴァ:途中「珍しいモン持ってんじゃねーか命が惜しけりゃへぶあっ!?」と山賊をへち倒したりしながらw

ユウ:「(ヒャッハー系の山賊を轢きつつ)」

GM:ああ、ここ蛮族も出ますからそれなりの比率でへち倒されるのも蛮族混ざりですなw

ユウ:「(ヒャッハー系の蛮族も轢きつつ)」

フェルディナンド:「……平和だね」

ユウ:「やばい。楽しぃぃぃぃ!」(轢殺に目覚めるプリースト)

 

殺戮に目覚めるプリースト。

待て、それはダークプリーストへの第一歩だ

 

ガルフ:「ああ、全くだ」(死体を踏みつつ)

ロックオン:「まあ、平和だな」

ガルフ:下位蛮族なら大体《薙ぎ払い》一発で終わりますしね

GM:まあ、旅しつつ都市同盟の東側、ドランバルへ向かう感じですな。道中、宿場に注視受けながら止まりつつ。

ガルフ:(アラクネにロックかけつつ)

GM:……しかし傍目には一体、どういう集団でしょうね君らw

ロックオン:←はやくにんげんになりたい

GM:明らかに騎士っぽいの、銃いっぱい抱えて怪人状態の、重戦士、盗賊っぽいの、軽戦士っぽいの……かw

エヴァ:執事服の戦士で全身武器庫って、かなりアレなw

ロックオン:あの全身武器庫こと零崎君もびっくりだよな

エヴァ:でも投擲が使える分彼の方が上?w

ロックオン:糸もあるしな……さておき

ユウ:「(ロックかけつつ)……あー、楽しかった」(血まみれバイク)

GM:ルキスラ方向へ向かうんですが……ここからは都市同盟のバーリントを経由して、って感じですな。

ユウ:ふむふむ

GM:ただ、実はルキスラ帝国のほうででっかい遠征があったそうで。

 

公式小説こと「剣を継ぐもの」の4巻でのお話である。

レーゼルドーン大陸の蛮族勢力に対し、ルキスラ帝国他が飛空艇も動員した大規模な遠征を試みたのですが……?

 

ガルフ:「さて、ここから神へのきざはしは、まあ急げば一週間くらいかな?」

ユウ:「んー……ただ、今ルキスラはごたついてるからねぇ」

エヴァ:保存食、今の内に追加で購入しておくかw

GM:そうですな、跳ね橋の有名なディザの街まで、バーリントから丘を越えておよそ10日。

ただ、今は途中の関所が閉じてるそうで。

ユウ:「(ぽと、と天井裏から落ちてきた書簡に目を通し)……うぇ、飛空戦艦持ち出して遠征? よくやるなあ、あの皇帝陛下」

GM:神のきざはしに挑むなら、それなりに大きな街を拠点にしたいですが……まあ、あの辺蛮族も出るので。

ロクな大きさの街が無いのです。

ユウ:「まあ、そこらへんの事情はおにーさんの方があたしよか詳しいよね」

ガルフ:「ルマ湖畔なら冒険者も受け入れているだろうが……」

GM:いっそ、ガルフならダーレスブルクまで走って国の勢力借りるって手も有りますがねw

ガルフ:ああ、それもいいですなw 手元には件の書簡があることですし。

 

霧の街の序盤で、ダーレスブルク側から受け取った潜入任務の指令書類である。

 

GM:距離的にここから遠いのと、国レベルだとやっぱり時間はかかること、あとは兵力を動かす時にルキスラ通らないと

いけないのが怖いですけどねw

ユウ:それと、遠征真っ最中だとさすがに手を貸してくれない可能性アリ、ですな。

例の遠征でダーレスブルクもルキスラと合同で兵出してるので。

GM:後始末も大変でしょうなぁ……

ユウ:ええ、あと巻き込まれたのが……自由都市同盟と、どこだっけか。まあ、ザルツ総出と思っておけば。

GM:フェンディルあたりも、でしょうな。ザルツ全体が疲弊してるか。

お互いの背後を突かれないように、関所なんかはピリピリと。

ユウ:「全く。世界が滅びそうだってのに為政者の皆様方はお気楽だなあ……」

 (資料ぱらぱら→げ、ロシレッタまで兵出してやんの。自由都市同盟は……参加した個々の都市までは書いてない、と)

フェルディナンド:「世界が滅びそうだ、と知っているのは、今のところごく少数だからね……」

GM:魔剣持った皇帝陛下とかジェイドバジリスク程度じゃ、同数の魔神将に押し負けますよね、恐らく。

ガルフ:「むしろ広く知られちゃ困るだろ。民衆がパニック起こしかねん」

フェルディナンド:「そうならないための強行軍、か……」

ユウ:「確かにね。むしろ、遠征でこっちに手が回りづらいってのは助かるかも……あたしなんて、何処で目を付けられてるかわかったモノじゃないし」

GM:つ「バジリスク連れ」

ユウ:何せ、赤バジと同行してた神官ですから。傍から見ると人族の裏切り者w

GM:下手すると指名手配でも回ってそうですなぁ……まあ、さしあたっての問題はそこではなく。実は都市同盟の間でも、

色々関係がギスギスしてまして……遠征に参加した国とそれ以外の国で、お金の問題とか指揮の問題とか。

ユウ:あー……

GM:まあ、絶賛治安悪化中(死)

 

と言うわけで、あんまり空気の宜しくないテラスティア大陸北方であった。

その後も寄ってくる雑魚を蹴散らしながら進むことしばし、夕刻に辿りついた中規模の宿場町の一角に宿をとることにしたのだが。

 

宿のオッサン:「……あー、そこのお連れさんがた?」

ユウ:「はいな?」

エヴァ:「ん、何だ?」

宿のオッサン:「あなた方、冒険者の方ですかね?」

エヴァ:「ああ、一応そうなる。何だ、何か依頼か?」

宿のオッサン:「ええ、この宿場村から、都市同盟のフットランドまで、手紙を届けて欲しいのですが」

ユウ:「……手紙、ですか」

ガルフ:「フットランド?ちっとばかし遠回りになるな……」

宿のオッサン:「ここの所、ザルツ地方も騒がしくて。本来なら毎週ごとに貴重品や郵便を担当する冒険者の方が来るのですが

……何でも、蛮族討伐軍の派遣でそちらへ回ってしまったとかで」

GM:冒険者って技能が多様なので、先遣隊としては非常に有用だったようで。傭兵としても使い出ありますしね。

ユウ:「稼ぎ時ですからねぇ……」

宿のオッサン:「見も知らぬ方々に頼んでいいものかは悩みましたが……お連れさんがた、神官様でもいらっしゃいますよね?」

エヴァ:「けどまあ、情報が停滞するのは良くない。引き受けたいのはやまやまなんだが……時間がなあ(うーん)」

GM:あ、少なくともフェルは聖印剥き出し装備です。

ガルフ:(足元に装備してます)

ユウ:(霧の街の習慣で胸元に隠し)……隠すほどの谷間なんてないでしょ、というのは言わないお約束。

 

全員、生温かい視線で沈黙を守っていた。

優しい連中である。

 

エヴァ:(ふむ)ティダン神官ならまず信用出来るのか。普通の人から見ると。

GM:普通、第一の剣の神官は信頼されるものですw

エヴァ:(ル=ロウドは神官なのにそうでもない@霧の街)

ロックオン:(目をそらす)

 

ティダンやライフォスの神官は、現実で言う所の警官のような(ある意味で公権力に通じる)信用が有るもの、と扱っております。

 

宿のオッサン:「関所を通る手形がここにありますので、もし都市同盟の方へ往かれるのでしたら、お願いしたいと思いまして」

ユウ:「なるほど。それなら……受けてもいいと思うんだけど」(暗に、トラブル避けられるよ、と)

フェルディナンド:「こちらに異存は無いけれど」

ロックオン:「異議なし、だ」

ガルフ:「以下同文」

エヴァ:「決まり、だな。」

宿のオッサン:「ああ、助かります。道中も物騒と聞いておりますが、どうかお願いします」

GM:で、報酬ですが。流石にレベル相応は出せませんw

エヴァ:保存食でも出れば十分ですw

GM:一人前金経費込みで300Gってとこですね。

ロックオン:ふむ、十分でしょう。

エヴァ:保存食3週間分購入×二人、まあ十分でしょう。

GM:で、包みに入った数キロの手紙の束がありまして。木製の手形が付いてくる感じです。

ロックオン:(んー……)

GM:本来だと、こういう仕事では三人程度で戦闘能力とライダー技能の在る冒険者が行き来するんですがね。

ロックオン:……アラクネって鈍足ですよな。少なくとも、バイクや馬に比べると。

GM:戦闘用ですからな。まあ、長距離移動は遅いでしょう。

エヴァ:移動速度20ですからなぁ……

ロックオン:ガルフ・エヴァ・ロックオンは関所通過後直行ルートに乗って

ユウ・フェルの高速移動組で手紙届けた後先行する3人を追う、というのはどうでしょ?

 五人揃って行くよりはタイムロスが最低限に成るかも。

GM:機動兵器アラクネの意外な弱点ですな、長距離移動に向かないってのは……w

エヴァ:(ふむ)いいこと思いついた。フェルお前キャリッジ買ってこい(何

ロックオン:……w

 

なお、この発言そのものは冗談のつもりだった(byエヴァのPL)のだが。

 

GM:キャリッジ有るなら、アラクネとバイクは積めたってことでいいですがw

ロックオン:……この街で買えるならその方がいいかもしれないなあ……(ふむ)

エヴァ:因みに、こっちは手持ちだとレンタルすら不可w

ロックオン:ロックオンがまだ19000G残してる。ウェポンホルダー以外ほとんど使ってないので。

GM:一応、フェルが10000ですな。開始時点で装備は整えてあるので。

ロックオン:……二人で折半すれば買えますな

エヴァ:しかしまあ、使い捨てにするのは少々忍びない額ですよなw(戦闘で打ち捨てる気満々の男)

GM:流石に、山登りじゃ使えないでしょうしなw

エヴァ:普通に今の騎獣で移動しますかw

GM:キャリッジを借りるなら、そうですな……レンタル料金で借りて、フットランドの冒険者の店へ預けてくれれば良い、と思います。

ロックオン:ああ、ソレは中々。フットランドから送り返してもらえれば良いのですな。

GM:元々の行き来があった「街角の夕暮れ亭」ってのが有るそうで。ライダーギルドとの提携とかも考えると、ありかと。

宿のオッサン:「はあ、そう言うことならば馬車を用意させますので」

ロックオン:「(あざーっす)」

GM:うむ、2000Gですな。フェルが出しておきましょう。

ユウ:「その出費も、聖騎士のおにーさんの(略)」

 

*天丼を狙ってみた

 

フェルディナンド:「……それ自体は当然なんだけど、そろそろ一発殴りたいなーと思ったりしなくもない」

 

と言うわけで、馬車で行く大陸北方の旅は、まだまだ続くのであった。

この日はこの時点で一度セーブ&カットしつつ、翌日。

 

 

道中1:宿場町〜ドランバル  ―陰謀の影―

 

荷馬車は進むよ何処までも。

野を越え 山越え 谷越えて、遥かな町へ

 

――たまに蛮族の死体を越えているのはあんまり見ない方向で。

 

ユウ「おにーさん、あなた疲れてるのよ」

ロックオン「俺は……新世界の神になる」

ガルフ「絶倫王に俺は……あ、もうなってるじゃん」

 

ユウ:大体こんな感じ(データロード)。

フェルディナンド:「……ところで、俺はいつ突っ込みを入れたらいいんだい?」(キャリッジ運転しつつ)

ユウ:「そんな、突っ込むだなんて……破廉恥な(赤面)」

フェルディナンド:「(無視)この辺は蛮族も多いらしいから、警戒を頼むよ」

ロックオン:「(無視)あぁ。了解だ」

エヴァ:「おっさん、ツッコミ頼む」

ガルフ:「誰がおっさんか」(といいつつフィスト発射)

 

SE:てぃだん ふぃすと(フィストと言いつつ裏手)

 

ユウ:「(ば、ばかなー!?)」(どーん)

GM:……しかしユウ。ボケ・オチ担当のアーリィ化現象が来てませんかw

 

それこそ今更と言えば今更であるが。

なんせ奴はル=ロウドの申し子、生まれてこのかたボケ・オチ担当である。

将来的に+5のロングソードとかショートソードを掴まされるのは間違いない。

 

GM:ちなみに、都市同盟のドランバルまではおよそ一週間。

関所までは3日ほど……とはいえ、歩くよりはキャリッジ早いので、およそ2/3くらいですな。

ユウ:「……うぅむ。怪獣プロレス的な某特撮番組でレイモンが最後まで戦わなかったくらいのサプライズでした(むく)

 アレとポケモンってどっちが先行なんでしょうね」

ロックオン「知るか」

ル=ロウド「(おーけー調べてみる)」(天啓)

 

おいコラオチ神。

 

GM:さて、三日で関所、あと二日でドランバル……という日程なのですが。

さて、一日目の夜。誰が見張りに立ちますかね、夜とかw

ユウ:暗視持ってる人ー

エヴァ:暗視持ちは……って、人間とナイトメアしかいないのにw

GM:ナイトメア一人以外全員人間ですがなw

ユウ:うわお  ……夜に弱いのですね?

GM:激強いのも居ますけど、意味が違いますしなw

 

何せ夜の帝王が一名。

 

ユウ:「んー……とりあえず徹夜に慣れてるおにーさんは見張りに立てばいいよ」

エヴァ:とりあえずレベルの高い二人が順番で寝ずの番を。

ユウ:「大丈夫。一晩中プレイしてても全然疲れないその鋼の肉体を持ってすれば!」(爽やかにサムズアップ)

GM:《サンライト》とか《ホーリークレイドル》駆使すれば道は急げますがw

ガルフ:「とりあえず、コイツを黙らせろ。そして寝ろ」

GM:馬も寝かせますかw

ユウ:クレイドル駆使でFAかな、と。こう、ガルフが見張ってる間拡大でユウがかけて、おきたらガルフはキャリッジの後ろで

休息、とゆー

エヴァ:ですな。キャリッジ使うなら荷車でも寝られるでしょうし

GM:では、およそ3時間の休息で体力が回復して……深夜強行軍?

ユウ:ですな。あと……見張り中はフェルが寝際に《デイブレイク》。

エヴァ:……目立ってしょうがないですがw

ユウ:……それもそうか。

GM:と言うか、地味に暑そうですよね、あれw

ユウ:むしろ熱いですよね

GM:鎧着て寝るなら、相当寝苦しいのを覚悟しないとw

エヴァ:ザ・サンは恐ろしいスタンドでした(違)

 

昼夜問わず、陽光下と同じ効果をもたらす光球を掲げながら爆走する馬車。

街道の視線を独り占めである。

 

ル=ロウド「ちなみに大怪獣バトルはポケモンの遥か後発だったよー」(ホーリークレイドル)

ユウ「ありがとう、ル=ロウド様」(ぐー)

GM:快眠したければエアコン付きキャリッジにすればいいよw

では、夜間。馬車を走らせていると……何やら、不穏な気配が。

ユウ:(……今だ。そこでスーパースターマン張りの「カッ!」を!)

GM:危険感知だと目標値10ってとこですが、無視して突っ切るのも手ですな。

ユウ:移動中、とゆーことはガルフ以外か……

GM:フェルがライダー持ってるので、そっちでも良いですけど。

ユウ:ユウならファンブル以外で普通に成功しますな(ころころ)成功(ふむ)

エヴァ:まあ無視するのもなんですし、感知しておきますか。ピンゾロ以外で成功するでしょうし(ころころ)18。

GM:……平目でも人によっては成功しますからなぁ……w

 

目標値10となると、平目でも成功し得るレベルである。

技能が有れば1Lでも五分で成功が見込める程度の目標値に、このレベルに達したスカウトやレンジャーが

失敗するはずもない。

 ……(いつもの如く)ピンゾロさえ出なければ、であるが。

 

GM:ええ、どうも蛮族のようですな。馬車が来るのが見えたのか、前方でそれなりの数で待ち構えてるようです。

ユウ:「ぜあ いず ばんぞきゅ」

GM:その陣容たるや、何と。レッサーオーガを頭に、ボガードとゴブリンッ!!

 

レッサーオーガ(4L)を頭にした蛮族略奪部隊。

PCの推奨攻略レベルは3名で各自3Lくらいと推測される。

 

ロックオン:「狙い撃ってる暇はねぇな(じゃこん) 圧倒させてもらう!」

エヴァ:というか、踏み潰しますか。立ち止まる価値もない(死)

GM:馬車の前にロープ張って止めようとしますが、まあ瞬殺ですよなw

 

SE:うわぁー、やられたー

 

GM:ええ、この夜はこれだけ。散り散りに逃げて終わりですw

 

描写省略どころか一行でごらんのありさまであった。

 

ユウ:「跪け! 命乞いをしろ! ……石、どっから取り返しましょう」

GM:馬車乗りっぱなしなので、跪く前に轢いてそうですけどねw

エヴァ:(スルー)しかし、こんな所で蛮族か……手紙の配達なんかを待ち構えてたとは考えにくいが……」

フェルディナンド:(スルー2)まあ、普通は街から離れた道となると、夜は出てもおかしくは無いけど……」

ロックオン:(スルー3)……タイミングがタイミングだ。用心した方がいいな」

ガルフ:(スルー4)だな」

まあ、気にしても現状じゃ調査も出来ませんしなw

GM:実際問題として、蛮族の襲撃って頻度はともかく普通に有ることではあります。で、この日はそれだけで朝が来て……

これ、寝る時間縮めても走る時間延ばすと、やっぱり疲労それだけ溜まるんでしょうかw

ロックオン:《ホーリークレイドル》なら大丈夫なのでは。休息は出来てる事になるでしょうし。

GM:では、そういうことで。三日かかる道のりを一日で半分ほど踏破しつつ、二日目となります。

エヴァ:……ん? さっき出たのってレッサーオーガということは人族に変身可能。

何かしらの内部情報を得た上で動いている可能性が高い?

 

実はエヴァのこの思いつき、結果としては正解。

変身する蛮族を見たら陰謀を疑え、はSW2の常識となりつつあります。

 

GM:日中の行き道なんですが、同じ道を向こうから歩いてくる馬と人2セット程が見えますが。

ユウ:「まあ、何か内部事情得てるならそれこそレッサーオーガなんて差し向けないと思うけど……をや?」

GM:ああ、遠目でも解るか……武装はしてるようです。ちょっと冒険者レベル+知力で振ってみそ。

 

この判定、全員揃って20以上という高達成値をマーク。

 

ロックオン:……まあ、分かりますよな

ガルフ:(寝溜めなう)←判定参加なし

GM:ホース搭乗で皮鎧に帯剣してる男一人と、恐らくルーンフォークと思しき銃を背負った女性ですな。

実力的には君らよりだいぶ下かと。

ユウ:「この前やった"ついったー"って面白かったんですよねー(かたかたと機械弄りつつ) ……をよ?」

エヴァ:「……何者だ?」

細身で皮鎧の男:「お、ちょっと済まない。この先の村の方から来たのかな?」

ユウ:「マルチを連れている……ということはアレです。高確率で浩之ちゃんの一種です(ぽそ)」

 

やはり堅焼きスパゲティを食わねばならないのでしょうか、その種の人ってのは。

 

細身で皮鎧の男:「……まるち?」

ルーンフォーク:「萌えの分からない主人には関係の無い話です」

 

待て、お前は分かるのか。という突っ込みはさておきつつ。

 

ロックオン:「ああ、来た所についてはその通りだが……そいつの言うことは気にしないでくれ」

細身で皮鎧の男:「あ、ああ。道中、4人連れくらいの冒険者を見なかったかな?」

ロックオン:「……いや?」

エヴァ:「……というか、名ぐらい名乗れ、と」

細身で皮鎧の男:「おっと、すまない(馬降りて)ラザフォード・アイアン。冒険者をやっているよ。こっちはリヴィエラ」

ルーンフォーク:「どうぞ、お見知りおきを」

 

ラザフォード・アイアン

GM虚穂がフェアリーガーデンへ送り込んだ刺客もとい犠牲者であり、ソロプレイでは虚穂の破滅的なダイス運に

よって、あっちこっち飛ばされまくる不遇の冒険者である。

お供のリヴィエラは、彼がFGで発見した女性型ルーンフォーク。

 

エヴァ:「エヴァーグリーン。今は只の配達人だ」

ユウ:「アイアンなのにガチムチじゃない……だと……?」

リヴィエラ「それを言うならアイオンです。コンテナは背嚢の中なので、あしからず」

ユウ「ををっと。あたしはユウ=モーソリアム。いかどーぶん」

ロックオン:「ロックオンだ。以下同文」

ラザフォード:「配達人ということは…… もしかして、手紙の?」

ユウ:「いえす。うぃーきゃん」

ラザフォード:「……そうか、やはり辿り着いて居なかったということか……」

リヴィエラ:「うちの主人が話すと長くなるので要約すると、我々は都市同盟から手紙を運搬するミッションを受けたはずの

冒険者が消息絶ったため、捜索に参りました」

ユウ:「……わお、端的」

ラザフォード:「……もうちょい、主人敬ってみるのはどうだろうか」

リヴィエラ:「不可能を可能にする男にでも頼んでください」

エヴァ:「……ふむ、昨晩の蛮族どもと何か関連があるかもしれないな」

ラザフォード:「蛮族が出たのか……もしかすると、もしかするかな、それは」

ユウ:「不可能を可能にする男は自分に関する不可能しかどうこうできないのですよ。

つまり、そこの主人さんが不可能を可能にする男になればいいのです!」

リヴィエラ:「……不可解を難解にするマスターではありますね」

ユウ:「具体的には、まずそうですねー。戦艦級ドゥームの主砲斉射を食らって生き延びるところから始めましょう。 生身で

 

どっかの世界の備品じゃないんですから。

 

ラザフォード:「クィンドゥームとドラゴンフォートレスなら体験済みだ(憮然)……ともかく」

エヴァ:「といっても昨晩出たのは精々がレッサーオーガ……決して強い蛮族とは言えないがな。

根城を探している暇も無かったし」

ラザフォード:「実はその冒険者たちが運んでいた手紙に、ちょっとマズい内容が含まれていてな。本当に蛮族に襲われて

渡ったとなると、色々とまずい」

ユウ:「まずい手紙……あ。アレですか、某国の王子と他国のお姫様(政略結婚寸前)との間のらヴれたーとか?」

 

ピンク髪の見習い魔法使いとその下僕一行が手紙を回収に往くのですね?

ラクシアなら浮遊大陸の一つや二つありそうですが。

 

ラザフォード:「いや……(しばし思案)……まあ、見たところ神官殿も居られるようだし、話しても大丈夫か」

 

青年は居住まいを正すと、周囲を気にしながら話し始めた。

 

ラザフォード:「実は、都市同盟の方で「護りの剣」が一本発掘されてな。

アルフォート側との中間点に配置する旨を、手紙でその宿場に送ったらしいんだ」

ユウ:「……うわぁ」(汗)

GM:ちなみに、あの宿場町には護りの剣は有りませんでしたし、その手の話も聞いてませんね……

と言うか、有ればロックオンが感知しますし。

ユウ:今のロックオン、護りの剣が駄目な体質に……w

GM:押さえられてますけど、チリチリして頭痛くらいはしそうですしw

ユウ:(ぽむ) つ 「頭が……ッ!」(そしてハブラレルヤ)

GM:脳量子波を制御できるようになると良いよw

ユウ:ちょっと電池になって修行を積んできます。さておき

リヴィエラ:「と言うわけで、器用貧乏なマスターとその従者が事実確認に向かっている所です」

ユウ:「……むー。それは確かに大事ですね」

ラザフォード:「そう言うわけで、こちらは調査に向かうよ。そちらも道中、気を付けて」

GM:で、そのまま行くようです。ちなみに見た感じ、この二人はどっちも魔法戦士のようですな。8L前後で複数の技能持ち。

エヴァ:「ああ、武運を祈る」

ユウ:「あいさー。ああ、あとそーだ。そちらの線の細い人」

ラザフォード:「ああ、なんだ?」

ユウ:「何か今ウチのカミサマが「とっととレポート書いて図書館に納めてよ」って喚いてたんですが。物書きの方で?」

ラザフォード:「……あー、うん。まあ」

リヴィエラ:「日々是不幸な旅行記を記してた、なんちゃってセージです」

ユウ:「なるほど。神をも唸らせる著作……そのうち、見てみたいものです。では(礼)」

ラザフォード:「……(首をかしげつつ)」

GM:で、そのまま二人は去りつつ。こちらは特に何の問題も無く関所まで着きます。

ユウ:やはり神のきざはしに近づいているせいか、ル=ロウドの武力介入が多くなってきている……ッ!(マテ

GM:ちなみに時間帯は夕刻回ったところです。

役人:「お、馬車か…… そこの御者、割符は持っているか?」

ユウ:「(聖騎士のおにーさん、ぷりーず)」

フェルディナンド:「こちらに。宿場町からの手紙を預かっている」

役人:「(確認)確かに。それにしても、ずいぶん活発なんだな、その宿場とのやりとり」

ユウ:「……と、言いますと?」

役人:「何時間か前にだが、冒険者が二人ほど同じ用事で都市同盟の方へ関所抜けて行ったぞ?」

ユウ:逆方向へ、か?

エヴァ:「(さっきの二人か……)……ん? 同じ用事?」

役人:「ずいぶんボロッボロの恰好してたんで一回止めたんだが、何でも蛮族に襲われたらしいな。この辺も物騒だな……」

ユウ:「……まじすか」

GM:ええ、君らの前に都市同盟の方へ向かった、とのことですが。

ユウ:……まさか、同一方向?

GM:いえす。

エヴァ:……そこで休ませない役人も役人だw

GM:冒険者がボロボロになるなんて、良くあることでしょう。

 

むしろボロボロになるのが仕事、とも。

 

ユウ:化けて入り込まれたか、或いは……いずれにしても、追跡の必要があると見た。

エヴァ:「ところでその冒険者、徒歩だったか?」

役人:「ああ。背中に荷物担いで重そうだったんだが」

ロックオン:「追うか」

エヴァ:「急げば間に合う……フェル、飛ばしてくれ!」

フェルディナンド:「ああ。では、我々は先を急ぐので」(だっしゅ)

GM:なお、ここから徒歩で二日ほど旅すると都市同盟に着きますが、かなり無茶に飛ばします?

エヴァ:数時間前で徒歩なら夜半には追いつけるはず……可及的速やかに追いついておきたい処ですな。

ロックオン:途中でその冒険者をピックアップorKillしておきたいところ

GM:では、全力疾走で道を往くのですが……確かに夜半過ぎ、えっちらおっちら行く冒険者の姿が前方に。

エヴァ:追いついたら《バニッシュ》でもかければ蛮族かどうかは分かりますし。

ロックオン:……掛ける?w

GM:確かに、化けてれば一発w

エヴァ:一応、相手の了解は取ってくださいね?w

ユウ:

 

予告なしに魔法を掛けるのは、マナーと言うか法に抵触する可能性が有ります。

良い子と冒険者の皆さんは、相手の了解を得てから使用しましょう。

 

エヴァ:「そこの冒険者、止まれ!」

GM:ちなみに振り向いた先に突っ走る馬車を見て、ぎょっとした顔でわきに避けようとしますが……

冒険者:「な、なんすか!? こんな夜に馬車爆走させて……」

ユウ:「(すとっ、と路面に降り立ち) やぁ、そこの君。いい体してるね。 キャッソーチームに入らないかな?」

冒険者:「……きゃっそー?」

ガルフ:「(ゴッドフィスト)」

フェルディナンド:「(ごっどふぃすと)」

ユウ:「(最近問答無用になってきてませんかアッー!?)」(ちゅどむ)

 

仕様です。

 

ガルフ:「すまんが、少々込み入った事情がある。質問に答えてもらいたい。(聖印出し) その荷物、どこからのものだ?」

GM:荷物なんて、武器(ショートソード)程度しか持ってませんよ? 後はボロボロのバックパック(小)くらいで(ぢゃあくな笑顔)

エヴァ:……ナニィ!?

GM:ところで。相手は見た感じ人間なんですが……夜半の道で明りも無しで歩けるものですかね、と気付いてもいい。

判定無用。

 

GMからの「不審点に気付いていいよ」宣言。

詰まる所、この男の運命がここで潰えることになるのは確定的に明らかであった。

 

ユウ:「(あいたたた) ……ところで。お客人」

冒険者:「(警戒)なんすか?」

ユウ:「明かりもつけずにこんな夜道をどちらまで?」

冒険者:「……夜目が効くんで、明り節約して街まで行くところですよ。もうちょいしたら野営するつもりでしたが」

ユウ:「(ふむふむ)」

エヴァ:エルフとかドワーフではないんですよな?

GM:どう見ても人間ですな、ナイトメアっぽい角とかも無し、ルンフォでもなし。

ユウ:……せんせー。

GM:はい。

ユウ:ロックオン、荷馬車の中(視界外)ですよね

GM:ええ。相手からは見えてないでしょう。

ユウ:ためしに《バニッシュ》かけてみていいでしょうかw

GM:どうぞw

ユウ:……あ。でも駄目だ。ロックオンじゃ魔力が低すぎる(成り立てぷりーすとの悲哀)

 

―良い子のみんなは無断で魔法掛けるのは止めようね?

ラクシア住人とのお約束だよ?――

 

エヴァ:真正面からでも真っ当な人間なら断らないでしょう、司祭の頼みならw

ユウ:「うん、実はこの辺りで蛮族に襲われるとゆー事件が多発しててね」(聖印胸元から出して)

冒険者:「へ、へぇ……それはナントモ、ブッソウデスネ」

 

あからさま に あやしい!!(看破難易度:5)

 

ガルフ:「少々乱暴な方法を取るが……身元を、確かめさせてもらう」

GM:ああ、そうすると脱兎の勢いで逃げようとしますがw

ユウ:「へいゆー。それはできない相談だ」(乱戦エリア形成)

GM:全力移動で離脱する勢いですw

ユウ:「……ないすごっどふぃすと」b >ツッコミで至近距離まで飛ばしたフェル&ガルフに

 

さっきの突っ込みで移動していたらしい。

オチ・ボケ・ツッコミすら幸運に作用する、ル=ロウド忍法の真髄である(大嘘)

 

エヴァ:先制判定、します?

ユウ:(うふふ)

GM:13ですので、どうぞ振るだけ。既にGMは色々と隠す努力をしないw

ユウ:(ごろごろ)20。んー、至近でマルチアクションできるこっちがバニッシュかけて様子見るか?

ガルフ:「(ごろごろ……22)逃亡を回答とみなす……!」

ユウ:「大丈夫。イタいのは中二だけだから!」

冒険者:言動遍く至る所イタい人物が言うか!?」

ユウ:「い、言ったな!? ル=ロウド様にも面と向かっては言われたことないのに!」

フェルディナンド:「……神様に面と向かって言われたら、お終いだと思う」

ガルフ:「そもそも面と向かったことねーだろうが」

ロックオン:「まあ、その、なんだ。とりあえず爆発しろ」

エヴァ:「グレネード、許可」(びっ)

ユウ:「しどい!? 何このアウェー感!」

GM:つ「いつも通り」

 

長らく変わらぬこのル=ロウド的な安定感。

流れるような暴力オチであった。

 

ユウ:では、とりあえず……《ガゼルフット》《キャッツアイ》を使いつつ《バニッシュ》とゆーわけで。

喰らえばにっしゅー(ごろごろ……26)うひひ。

GM:うむ、抵抗など及ぶはずも無い。冒険者(偽)、悶絶。

冒険者:「うっぎゃぁぁぁぁっ!?」(人化解除)

ユウ:さあ……2D6を

ガルフ:「殺すなよ、貴重な情報源だ」

ユウ:「あいさー。トドメは刺さない。ちぃ覚えた」

めっさーおーがら:「ひ、ひぃぃぃぃ!?」

GM:(ころころ)恐慌起こした、と。ちなみに、足を止める効果は無いので、放っておくと取りあえず逃げますw

ユウ:(にこ)さて、《マルチアクション》(非道)

GM:さくっとw

 

恐慌を起こして逃げ去ろうとする蛮族の背に、笑顔で突き刺さる無情の刃。

もはやどちらが蛮族とか悪党だか分からない光景であるッ!!

 

ユウ:(ころころころ)30点物理とか喰らわしてみました。

めっさーおーがら:「ぐぎゃぁぁぁぁぁっ!?」

GM:28点削れました。まだ、生きてますw

ユウ:……困ったな。これ、ファストの次で殺しちゃいそう。

GM:……何で素手で殴るとかしないかなw

ユウ:……をを!? そっか。バックラー外してるから素手が使えるのか

GM:イヤ、今のユウだと素手でも殺しますけどさぁ……w

ユウ:えーと、ならば《フォース》を魔力落として使いましょう。

GM:いかほどw

ユウ:6まで落として。魔力ひと桁なら半死半生だろう、多分。

エヴァ:あと、2匹居ましたよな。いっそえくすぷr(爆死

GM:いえ、一匹しか居ませんよ?

エヴァ:……あれ、二人という情報……もう一人はどこぞに消えたか。

ユウ:……となると、なおさら時間はかけられませんな。

GM:……と言うか、一つGMとしてお聞きしたいんですが。

 

「《ワイヤーアンカー》とか、そう言う便利魔法は?」

 

ユウ:……ををッ!? ←思い出した

GM:……自分の使える魔法は把握しといたほうが、良いと思いますw

エヴァ:2系統あると色々迷いますよねw

GM:四系統までは把握できるよう、頑張りましょうw

ユウ:ロックオン単品だとイロイロ考えるんですが。何故だろう。

……そうか。ユウが居るとボケに忙しくて(マテ

 

おのれユウ! このプレイヤーもお前によってボケ倒されてしまった!!

 

GM:まあ、頻繁に使う魔法でも無いですからな、戦闘じゃw

ユウ:では、ユウは魔法キャンセル。そこな瀕死をロックオンが縛ります

ロックオン:「狙い撃つならぬ……緊縛するぜ!」

 

SE:えおにす・ぶれっしんぐ!

 

ロックオン(ダイス機能):2D6+12 = (5+4)+12 = 21

 

ロックオン:エオニスブレッシングぱない……w

GM:回避とか無理だろ、これは(ころころ)ずびったん、とw

 

エオニスの加護(仮)を受けたワイヤー緊縛の前に、レッサーオーガは成す術も無く完全拘束されてしまった!!

 

GM:まあ、戦闘処理終了で。どうにもなるはずがないw

ユウ:「(す、と三角の目出し帽被って異端審問風) さて、敗者には死よりも怖ろしい屈辱を」

めっさーおーがら:「(じたばたじたばた)」

ユウ:「霧の街風に魔改造いってみようか。大丈夫、たまに真改造になるから。

変形してビッグバンパンチ出来るから」

フェルディナンド:「やめい(しぱーん)」

ユウ:「(あうちっ!?)……聖騎士のおにーさん。最近遠慮がなくなってきましたね?」

フェルディナンド:「周囲から見て学んだと思ってくれ」

ロックオン:「フェルは順応能力が高いからな」

フェルディナンド:「アージェンタにも鍛えられたからなぁ……」

 

学んだのか、馴染んだのか、染まったのか。

判断は第三者に委ねつつ。

 

エヴァ:「とりあえず、《コアーシブ》でもかけとけ。然る後尋問」

ユウ:「あいさー。魔改造はその後で」

GM:あとでするんかいw

ユウ:というわけで、「やめろしょっかー!?」と喚く大柄を黙らせまして

めっさーおーがら:「(うぉぉぉ、脳改造は、脳改造は最後に……!)」

ユウ:「楽死い楽死い尋問ターイム」

GM:さて、然るに。尋問されても口を割る気は無さそうですが、なんか良いものあります?

ユウ:削って《サレンダー》(どきっぱり)

 

一瞬の躊躇も無く魔法を駆使して拷問開始の図。

 

GM:では、とても良い子にはお見せできない情景を展開しつつ、ですかw

エヴァ:ダメだ、こちらには精々爪に一本ずつ楔を打ち込む程度のことしか出来ない……っ(死

ユウ:「……さて、大柄君。あたしは正統派美少女ヒロインかな?」(笑顔)

めっさーおーがら:「……それだけは断固としてNO」

ユウ:「(げし) では皆の質問に誠実に答えようか」

めっさーおーがら:「……今の回答をイエスと答えるよりはマシだ」

ユウ:そ、そんなにイヤか……w

GM:神と読者とGMが許しても、敵役種族の誇りが許さんらしいですよ?

めっさーおーがら:「……で、何の用だ。こちとら罪の無い一般蛮族だぞ」

ユウ:「蛮族は生きているだけで罪深いのです」

GM:……後ろにナイトメア居ますけどねw

ユウ:「ましてやこのあたしを正統派美少女ヒロインと認めない時点でその罪深さは」

ロックオン「真面目にやれ」(げし)

GM:……ところで、アルルがどっかで悲しみそうですよね(死)

 

E:言動には気を付けましょう

 

ユウ:「(×マークつきのマスク)」

GM:正統派の道が放っておいても遠のいていく感じですなw

ユウ:……今になって思う。そんな道は最初からなかった(死)

 

言わずもがなであった。

天地開闢以前からの真理である。

 

ガルフ:「コントはともかく。連れが一人いたはずだな?そいつは何処に行った?」

めっさーおーがら:「……別行動で先行した」

エヴァ:「荷物はどうした?」

めっさーおーがら:「もう街にも着いたころだ……引き渡してるだろうよ、守りの剣と引き換えに」

ロックオン:「なんてこった……ッ!」

ガルフ:「それと……確認しておきたいが。冒険者は4人、と聞いている。……残りは、どうした?」

めっさーおーがら:「生意気にもちょっかい掛けて来やがったから、解体(バラ)して食った」

ユウ:「もあーもがもが(先行者との合流地点があるはずだよね。教えてくれないかな?)」←対NGワードマスク中

ガルフ:「(黙祷)」

めっさーおーがら:「合流?(ケケケケ) 俺は、囮だよ」

ロックオン:「(沈痛)」

GM:具体的には、こいつが敢えて道を歩いてたのは、万が一追ってくる奴が居てもいいように、とゆー。

蛮族なら暗視生かして森の中とか突っ切った方が楽ですし。

ガルフ:「街はここからだと半日強……間に合わんか……」

ユウ:「もごふ (捨石になる覚悟完了。あとは死体になるだけ、ということだね?)」

めっさーおーがら:「ケッ、後でほえ面かきやがれ」(んべ)

ユウ:「もがもが (じゃあエヴァ君とおにーさん。引き続き尋問どぞ)」(引っ込み)

エヴァ:「守りの剣を受け取った後の手はずはどうなっている?」

めっさーおーがら:「あたまわるいから わかんなーい」

ユウ:サレンダー中なのに答えない……だと……?

エヴァ:「(足指を切断)」

めっさーおーがら:「げぎゃっ!? けけけ、知らないものは答えられるはずねーだろ?」

ユウ:うわぁ。マジで捨て駒だこいつ!?

エヴァ:「ま、それもそうだわなあ。確認してみたかっただけだ」

GM:捨て駒なうえにもう開き直ってますからなw 知ってることは全部話すけど……さあ、聞きたい事は無いかw

エヴァ:「ここでこれ以上聞いても無駄だな。ロックオン、魔動バイクを作ってくれ。可能な限り急がないと」

こちらは多分無し。

ロックオン:「オーライ。任せとけ」

こっちも一応なし……かな。

GM:まあ、おーがら君は適度に始末しちゃってください。戦利品も入りますし(オイ)

エヴァ:あ、装備は一応剥いでおきましょう。冒険者の人の遺品なので。

GM:うむ、冒険者の店のエンブレムと思しきものとかも有りますな。流石に、どの街のかは見ても分かりませんが。

ユウ:「(マスク外し) では……(抜刀) ありぃヴぇでるち」(首打ち)

めっさーおーがら:「げびゃーーっ  たわばっ!?」

 

とりあえず、ヒャッハー系最期を迎えてみた。

勇敢にして(悪役スタイルに)誠実なレッサーオーガ君に敬礼。

 

ユウ:「(ごそごそ)へっへっへ。けっこうもってるじゃねーかー」(棒読みしつつ戦利品ゲット)

GM:ちなみにですね。こいつらって道を歩いてたら、ラザフォードたちとすれ違うはずじゃないですか。

ユウ:(400G入手しつつ) ですよね、街道って一本ですし。

GM:ラザフォードたち、律義に夜は街道そばで野営してたんで、ちゃんと迂回回避されてたとゆーお話。

 

君子じゃないけど蛮族だって危う気には近寄らず、だったようです。

 

GM:さて、始末は付けた、大急ぎで向かいます?

ドランバルまでは普通におよそ1日、マヂで休憩なしなら半日かかりません。

ユウ:ですな。スピード出せるヤツが先行して……ユウとエヴァが魔動バイク乗って行く分には、何とか?

フェルディナンド:「馬車はこっちで持っていく。ドランバルに伝言を残しておいてくれ」

エヴァ:護りの剣が関わる以上何はともかくスピード重視で行った方がよさげですかなー……あ、バイクは魔法で作ると1時間で消える模様w

ユウ:ぬぁ!?

GM:一時間後、顔から着地する二人を幻視したw

 ちなみに、馬で移動しても良いですがキャリッジ動かせないですよ。

エヴァ:ガルフとフェルが交代で御者をしながら荷車で休憩を取る、ってのが妥当ですかな。そうすれば休憩しつつ動ける。馬は可哀想ですがw

ユウ:ああ、ユウのほうはバイク持ってるはずです。魔法じゃなくて、ミスキャでザバールからもらったやつ。

GM:速度落とさずにバイクタンデムで二人同時は可能ですよ。

ユウ:じゃあ……どうしよう。戦力的にガルフとユウが先行?

エヴァ:ふむ、そうしますか。馬車を狙われた時が怖いですがw

ユウ:では先行しまして……

GM:まあ、一応ロックオンたちもそこらの蛮族じゃ太刀打ちできないレベルですけどw

 

パーティの分割で一番恐ろしいのは、戦力が半減した状態での強襲。

その点を考えると、パーティ最強の二名を突出させるのは正しい判断と言える。

 

 

道中2:ドランバル〜セシュ  ―拙速の陥穽―

 

先行する2名はガルフの運転で一路ドランバルを目指すが……。

その先に待っていたのは。二人が予想もしていなかった現実であった。

 

――結論を先に言ってしまうならば。

二人はこの時、間違いなく慢心し……油断していた。

 

GM:ええ、どんどこ急ぐんですが、相手が見えるより街が見えるのが先なのは当然として。

ユウ:「……あててんのよ   といえるぷろぽーしょんが羨ましい」(後ろ)

ガルフ:「そもそも鎧じゃ当たってても分からん」

ユウ:「それもそうだね」

GM:つ「おっぱいミサイルなら(爆風で)分かる」

ガルフ:

ユウ:つ「クイーンズブレイドなら分かる」

GM:……まあ、あれならw

ユウ:「……超振動戦乙女目指してみましょうかね」

 

ユウの場合、震えるのは腹筋くらいじゃないでしょうかね。

もっぱら笑い死にする時とか。

 

GM:さて、ドランバルの街。かなり大きな街で、隣のアルフォートやデュボールとの窓口でも有ります。一応、門番とか居るので誰何されますがw

ユウ:「やつはどこだー」(きょろきょろ)

門衛:「おい、一体何事だ」

ガルフ:あ、そういや剣と引き換えにした荷物ってのは何なんでしょ? 委託書か何か?

GM:さて、特に聞いてませんよね?

ユウ:「こーゆー者なのですが(聖印)」

GM:ル=ロウドだと信頼度やや低し、ですなw ティダンならおk(酷

ユウ:……ル=ロウドー!?

GM:いやだって、第二の剣だし蛮族も信じてるし博徒とかの神でも有るしw

ユウ:ああ、まあ確かに……w

 

ル=ロウド聖印の信頼度に全信徒が泣いた。

 

ユウ:……筋肉のカミサマでもありますものな、某都市では。それとゼロ仮面

GM:そこまで局所変異した物体では無いにせよw

ガルフ:「(聖印出し)」

門衛:「む、神官殿ですか。そんなお急ぎで、何か?」

ガルフ:「実は……(かくしか)」

門衛:「(顔顰め)……なんてこった」

ユウ:「一応、遺品の一部ですが……」(ごそっと冒険者の店の証を)

門衛:「……ああ、これは……確かに、この街の店のですな」

ガルフ:「件の冒険者は、今どこに?」

門衛:「(手帳出して確認)ああ、それなんですが剣を受け取るのは、隣のセシュなんですよ。件の人物は、ちょっと前に発ったはずです」

ユウ:「おーけー、追うよおにーさん! あ、それと……後から荷馬車でこれこれこーいう風体の冒険者たちが来ると思うんで。伝言お願いできますか?」

門衛:「ああ、了解した。剣のこと、どうかお願いします」

GM:ところで、その冒険者の風体とか聞かなくて良いんでしょうか、人探しに当たって。

 

いつもよりちょっとPLフレンドリーなGMである。

シティ系の冒険では、取り逃すと手詰まりになる情報とかも有るので、GMは常より少しサービス精神旺盛でも

良いかもしれない、と思う次第ですが。

 

ユウ:……確かに。荷物背負ってれば分かる、と思ってたものの必要ですな。

ガルフ:「あ、それと。荷物と剣を引き換えにしたって聞いたが、何と引き換えに?」

門衛:「それは、私らじゃ分かりかねますが……その荷物を受け取るはずだった「黄昏の寝床」亭に行けば、分かるんでは」

GM:と言うより、どういうプロセスで剣を受け取るのか、実はこの場の皆さんは知らないですしね。実際外部に漏れてもまずいので、そこそこ腕利きのラザフォードたちが出たわけですし

ユウ:確かに。となると、風体込みでそっちに聞き込みした方がいい、か?(うーむ)

GM:こんなただのガードマンが知ってたら、それはそれで大変w

ユウ:つ 村人A(アンリマユ)

GM:……その手が有ったかw

 

この世の全ての悪(と書いてキャンペーンの黒幕、とルビ)な村人A。

そんなSWは嫌だ。

 

GM:と言うわけで、何か聞きこみするならどうぞw

ユウ:どぞb

GM:ちなみにいまさらですが、ラザフォードにがっちり聞き込めば有る程度情報は出たはずでした。

ガルフ:ではその冒険者の店にでも行ってみますか。何か有意義な情報でも出るかも知れず。

ユウ:うぃうぃ

GM:ベッドと夕日を意匠化した店で、すぐ見つかります。まあ標準的な……宿と酒場を兼任する冒険者の店ですな。

主人:「おう、見ない顔だな」

GM:……と、標準的な顔のマスターが現れた(死

ユウ:標準て……w

ガルフ:「届け物だ(店の証をカウンターに置き)」

ユウ:「……(通夜のような沈痛な面持ち)」

主人:「む? こいつぁ…… 確かにうちの店のだが、こいつをどこで?」

ガルフ:「レッサーオーガが化けてたのを、な。」

主人:「……なんだとっ!?(ずだむ)」(カウンター粉砕)

ガルフ:ところで、実はここの主人もレッサーオーガではないかと疑惑を投げかけてみるテスト。

主人:「ってーことは、こいつの持ち主は……(ふるふる)」

ユウ:「……残念ながら……」

カウンター粉砕する人族ってそうそう……いや、居るけど(メルガとか)

主人:「アムンゼン、あいつ今度金溜めてプロポーズするって言ってたばかりなのによぉ……」

ユウ:「……冒険者辞めるとか言ってたらある意味パーフェクトですね」

主人:「何で分かった」

ユウ:「様式美です」

主人:「そういうものか」

ユウ:「そういうものです」

 

死亡フラグ理論はラクシアでも有効であることが確認されています(何)

 

ガルフ:一応《バニッシュ》で確認してみますか。状況が状況ですし念には念を入れて。

GM:ですな。ああ、めっさーおーがらなら簡単に識別できる方法有りますよ。

連中は記憶は読めないんで、そこらの店の連中と質問大会すればすぐ。

ユウ:……店の連中が全員めっさー大柄だったら(ヲイ)

 

末期的想像過ぎる。

ミストキャッスルならそれも十分あり得てしまうのがアレですが。

 

GM:一応、ここ守りの剣の効力範囲ですがなw

ガルフ:でも受け取ったってことは例のヤツも入り込んだってコトですよな?

GM:その通り、でしょうな。聞いてみます?

ユウ:(どぞ)

ガルフ:「で、だ。主人、傷心のところすまないがそういった状況なんでな。まずは人間かどうか然と確認させてもらおう」

(聖印を見せ)

主人:「あ、ああ。かまわねーぜ。バニッシュでもクエストでもどんとこいや」

ガルフ:「承知した。では《バニッシュ》」(ころころ)20で。

GM:ピンゾロしなければ反応で解りますが、抵抗はおろかそもそもこの店の中に効く奴は居ませんね。

ガルフ:ふむ、まあとりあえずは良し、と。

主人:「……お、掛けたのか?」

ガルフ:「ああ。非礼を詫びよう。確かにここには人間しか居ないようだ」

ユウ:そこでアレですよね。主人が「今、ナニカしたか……?」とか言い出すとボスフラグw

GM:まあ、うしゃぎとか角アリは居ましたが、反応しませんしw

ガルフ:「で、剣の引渡しに関して詳細を聞きたいのだが。」

主人:「ああ。アムンゼンとパーティ組んでたミーアって冒険者に渡したんだが……」

 

宿の主人曰く。

・先方の意志を確認した後、この店から手紙を届ける手はずになっている。

・符丁を入れた特殊な手紙を受け取り先の店まで運ばせて、そこで受け取ることになっている

・符丁はこの宿の冒険者になら確実に解る合図である。

 

主人:「うちの冒険者なら間違えること無く分かる符丁だからな。送り出す前に確認もしたが、きっちり合ってたし……」

GM:要は、店特有の言い回しとかですな。で、向こうでその手紙渡して、予め通達してある符丁の確認とって、その上で

剣を受け取る手はずだそうで。

ユウ:「……聞き出されたかな。それは」

主人:「有り得るが……クソ、やっちまったのか、俺は!」(イス蹴壊し)

ユウ:しかしミーアか……クルクル回って倒れてお亡くなりになりそうだ

GM:いやいやいやw

 

アンドロイドが恋愛の夢を見る方では無くて、偽歌姫のほうですか。

 

ガルフ:「どうでもいいが、店のものを壊すのは程々にな?」

GM:ちなみに、ボンキュッボンな女性ライダーだそうですがw

ユウ:「……まあ、店主さんの店ですし口出し無用では」

……露出度は高い、と

主人:「大丈夫だ、俺は昔家具を作る職人もやっていた」

 

そういう問題では無い。

 

主人:「ともかく、事態が事態だ。こっちでも捜索出すが、先にミーアもどきを追ってくれるか」

ユウ:「……ん? ライダー? ……てことは騎獣連れてました? ソノヒト」

主人:「ああ。腕のいいライダーでな。自前のバイクはいつもの魔動機屋に預けてきたらしいが」

ユウ:「……なるほど」(めっさー大柄、バイク乗れないじゃん)

GM:と言うより、バイクで突っ走ってたら流石にさっきの関所でそう言われるかと。

ユウ:(なるほど)「となると、こっちの方が足は速いか……急ぎますか、おにーさん」

ガルフ:技能はコピー出来ませんしな、大柄。あと記憶が無いということは、そもそもライダーということも知らないっぽい?

ユウ:さすがにバラして食った時にバイクがあれば……そこは気づくだろ。

GM:技能無しだと、そこらじゅうで転んでボロボロに   まさか、あの傷はそういうことか!(嘘)

ユウ:(ぽむ)パイルダー手に入れたときのあしゅら男爵ですよ

GM:あー、乗ろうとしたら正にそういう状況になりそう……w

 

 ふっ、こうして見ると中々ういモノ……格好いいな!

 ↓

 なんだこんなもの! つまらん!(転びまくった後)

 

GM:で、破棄してきた、とw

ガルフ:なんというデレツンw

ユウ:……そのおかげでこっちは追いつけそう、とw

GM:実際、バイクって経験無しで乗ると大変そうですなぁ……

ガルフ:「ところで、ヤツが出たのはどのくらい前だ?」

主人:「3,4時間前だな。本当についさっきだ」

ユウ:「おーけーおにーさん。急ぐぜー。発見次第《バニッシュ》でへち倒す勢いで」

ガルフ:「ああ、問答無用だ」

主人:「気を付けてな。あんたら腕はやたら立ちそうだから、余計なお世話っぽいが!」

GM:……まあ腕が立つと言うか、12Lクラスの冒険者なんて、探しても早々居ませんが。と言うわけで、すぐ追います?

ユウ:老います、もとい追います。門番同様、軽く店主に後続について伝言して。

ガルフ:えーと、何か忘れてるものが無いかどうか。人相書きとか装備品とか抜け道的な何かが無いかとか(ぐるぐる)

GM:ざっつ脳のえいじんぐ。では、伝言承り……セシュへダッシュ。今が夜開けて朝方として、夕方にはセシュに着く程度の

距離です。徒歩で3,4時間なら、道中すぐ追いつけるでしょうな。

ユウ:……ハッ!? 《オラクル》使えばロックオンにはすぐに伝えられるんだった。でもやめとこう、MPの無駄だ……

GM:オラクルの効果範囲だと、距離足りないんじゃないですかねw

ガルフ:あれ、10km程度しか届かない上無差別ですからねw

ユウ:(やむなし)では……追撃しますか。

ガルフ:うっかり近場の信者に「守りの剣奪われそうなんだ。テヘ☆」とか伝わってみたらパニックになりかねん……w

GM:しかも、そんな高レベル魔法で伝達されたことって、普通の人は無いですしなw

ガルフ:下手すりゃ神の声と勘違いするレベル?w

GM:信仰集めると言うか、パニック起こすのが流石ル=ロウド……w

 

効果範囲が広大な魔法は、人口の多い場所で下手に使うと厄介なことに。

便利なだけでは済まないのが魔法で有った。

 

GM:うむ、かなり大急ぎですよな、休むとは思えないし。

ユウ:……そろそろ疲労とかでペナが入るか(汗)

GM:ああ、一昼夜乗り物でブッ飛ばしてるので、食事はしてるにしても疲労で全般に-2ほど。

ユウ:うぃ。

GM:で、ですね。道はほぼこの都市・都市間の道路しか無いはずなんですが……おかしなことに、道程半ばまで来ても

追い付けません。

ユウ:「むぅ、さすがに目がかすんできたよおにーさん」

ガルフ:「我慢しろ」

ユウ:「あたしもトシだしそろそろ介護してほしいかな」

GM:……普通は逆だw

ガルフ:「神の御許に召されてみたらいいんじゃないかな」

ユウ:「神様は無責任なので老後の保障をしてくれないのです……しかし、居ませんね」

GM:さて、発見できないままでセシュの城門見えてきちゃいましたよ?夕方あたり。

ユウ:「……街道を迂回したかな」

ガルフ:「まずは門番にそれらしい人物が来ていないか聞いてみよう」

GM:徒歩で迂回したなら、間違いなく君らの方が早いでしょうしな。

門番:「どうした、ひっでぇ顔だな?」

ガルフ:「事情が事情なんでな……(ミーアの人相伝え)……ってな奴が来なかったか?

黄昏の寝床亭の冒険者の証をつけてるはずだ」

門番:「幾ら急ぎの旅だからって、連れのガキまで無理させちゃいけねーぞ……   って、ナニィ

 

……三時間くらい前に、魔動バイクで来てたぞ?」(青)

ガルフ:「何ィッ!?」

門番:「お役所仕事とはいえもう手続きも終わって、そろそろ街を出るなり宿をとるなりしてるはずの時間だが……」

ユウ:「……うわぁ」

ガルフ:「この街に出入口は幾つある?」

門番:「ここと、イルマー、バーリントンへ向かう三か所だ!」

ガルフ:「早馬を回して封鎖しろ。俺たちは宿を当たる!」

門番:「すぐに封鎖掛けて、検問敷いておく!そっちは頼むぜ、冒険者!」

ガルフ:「急ぐぞ、ユウ!」

ユウ:「おーけい!」

GM:さて、しかし。受け渡し場所ですが、これは守りの剣を扱うだけに冒険者の店ではなく国の役所に相当する場所です。

  当然、街の中央部なので周囲に宿も一杯ありますが。

 

さて、ガルフたちの誤算。

実はターゲットは徒歩では無く、魔動バイクを使っていたこと。

一体何処で足を確保したのかは、実はドランバルで居残って調査をすれば解ったのですが。

 

ユウ:「……とはいえ。これはどーしたものかね」

ガルフ:聞き込みで片端から当たるしか無いですかなぁ……

GM:そうですな、こう言うのはスカウトの仕事です……人相詳しく聞いたり、似顔絵とか有ればボーナスあるところですが。

ガルフ:あ、ライダーギルドに行けば魔動バイク関連で情報あるかも? 駐車場とかで(何

GM:ああ、それは有りそうですな。むしろ、魔動バイクを探す方が早そうだw

ユウ:確かにw

ガルフ:ではまずはライダーギルドに行ってみますか。

GM:……実は、ドランバルの「いつもの魔動機屋」に顔出して聞いておくと、ミーアが新しいバイクレンタルしていったって

情報が有ったんですけどね(死

 

実はターゲットは、騎獣のレンタル・システムを利用していたのでした。

GMとしては、足の確保手段としてPCも利用することを想定していたのですが(情報も立ち寄った時に漏らす

予定だった)、高レベルになって自分で騎獣(バイク)を保有しているユウたちにはスルーされてしまったのでした。

 

GM:で、ライダーギルドのほうですが、バイクは沢山有りますけど聞きこんでみます?

ユウ:やっぱたくさんあるか……

GM:本屋に本が有りますか、って聞くようなものですがなw

ガルフ:ですな。しかし今日ドランバルからバイクで来た冒険者といえば限られるでしょう。

ギルド係員:「ああ、確か……(えーと)安宿の一杯ある裏通りのほうかな?結構な美人のライダーを見たって人がいたよ」

ユウ:「……なるほど。足が付きづらいところを選んだか……」

GM:ここ、ギルド所属者がだべったりもしますので、そういう時に話が出たそうです。

 

バイカ―が集まる情報交換所とか、高速道路のパーキングエリアみたいなイメージでやっております。

 

ギルド係員:「場所は(地図見せて)うん、ここの通り辺りだと思うよ」

ガルフ:「見ただけでライダーと分かったということは……バイクは今も乗り歩いてるのか?」

ギルド係員:「ああ、バイク転がしてたらしいからね。だからうちの会員が目に止めたんだろうけど」

GM:まあ、実際の所は同好の美人を目で追う男心が原因でしょうが(死

ユウ:「……まずいね。大柄(改)みたいな感じで乗れるのかな」

GM:つ めがっさーおーがら

ユウ:つ めがりゅうしおーがら

GM:……拡散したりするブレス吐けとw

 

宇宙世紀まで待てばそんなオーガも生まれるかもしれません(何)

さておき。

 

ガルフ:というか、むしろウォーロードやドッペルさんだったりしませんかねw?

GM:ドッペルさんなら十分有り得ますが……ウォーロードだと、そもそも化けれないじゃないですかw

 

今から思えば、ここでターゲットの正体に付いてもっと踏み込んでいれば、悲劇は避けられたのかもしれませんが。

 

ガルフ:「分かった。そこらでバイクを持った冒険者……か。ある程度は絞り込めそうだ」

ユウ:「だね。うし、人探しといこうかおにーさん」

GM:裏通りですが、バイクを探すなら探索判定で難易度は15くらいです。でかくて目立ちますし。

ユウ:(ころころ)18で成功ー

GM:あ、あっさり見つかった。バイクですが、道に打ち捨てられるみたいに放置されてて、浮浪者みたいなのが分解して

持っていこうとしてました。

ユウ:「アシを自ら捨てた?」

ガルフ:「ち、マズイな……考えてみれば、変身能力がある以上今の姿に拘る必要もない。別の姿で悠々と出ていった方が

確実だ」

裏通りの住人:「(二人に胡乱げな眼)」

ユウ:「やぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだ」(にこやかにごそっと聖印)

GM:なお、浮浪者みたいなのってーとユウとかガルフには、有る意味とってもなじみの在る姿かもしれず(死

ユウ:浮民……w

 

道を歩いてただけで惨殺されちゃったりはしませんが、まあ似たようなものです。

 

裏通りの住人:「あん? なんだよお偉い神官様よぉ?」

ユウ:「(ぇ、あたしのこと?)」

お偉い、と自分のことを思えない。そんな風な条件反射(何)

GM:ちなみに、「お偉い」は皮肉です。こんな環境で立派な姿してるお二人への(死

ガルフ:「人探しをしているんだが、(ミーアの人相伝え)こんな女を見なかったか?」(10G握らせ

裏通りの住人:「(手元のコイン数え)ああ、このバイク捨ててった奴だな? そっちの宿へ向かったよ……不用心にも程が

有るけどな」

GM:部品剥がす作業を続行しつつ。

ユウ:「ああ、そだ。一応、軽く魔法だけ……いい?」(もう10G)

裏通りの住人:「(顔顰め)何する気だ?」

ユウ:「ちょっとした簡単な確認、です」いちおうバニッシュ確認かな、と

裏通りの住人:「(もうちょい寄こせ、と手)」

ユウ:「……」(す、と25G)

GM:まあいいだろう、と言う顔になりましたw

ユウ:(ころころ……24)

GM:無反応ですねw

ガルフ:もういっそ無許可でかけてもいいような気がした……w

GM:道端でいきなり「やあ、ちょっと魔法掛けさせてくれないか?」って言われて首を縦に振る人もあんまり居ませんけどねw

 

例えるなら、道端でいきなり声を掛けられて「この薬を飲んでくれないか」とか頼まれるのと同レベルの不審さである。

ホイホイ了解してはいけない。

 

ユウ:「ご協力に感謝」b

裏通りの住人:「なんだかよく解らないが、邪魔しないでくれればいい」(がちゃがちゃ)

GM:ちなみに、宿そのものはほんの100m程度の場所です。無闇にいかがわしいデザインの、いわゆる裏のそういう宿

 

連れ込み宿というかラブホというか出会い茶屋というか。

まあ、一定以上の大都市なら無い方がおかしいですよね?

 

ガルフ:では宿の方へ。血の匂いとかはしませんかね?新たな姿になるための生贄的な意味で。

GM:特に匂いません。一応、振ってみます?

ガルフ:ですな。スカウト+知力あたりで?

GM:レンジャーとかセージでも良しとしましょう。血の匂いなんて、嗅ぎ慣れてそうですし。

ガルフ:スカウトが一番高いのでスカウトで。

 

ガルフ(ダイス機能):2D6+13-2 = (1+1)+13-2 = 13

 

ガルフ:……ここでファンブるとかw

GM:つ「おしろいと香水の安っぽいにおいが」

ユウ:うっひw

ガルフ:「(ぶえっくしょん)」

 

一応ユウも振ってみるが、高達成値にも関わらず……

 

GM:しかし、同じ匂いしかしませんなw

ユウ:「……まだ、成り代わっては居ないかな?」

客引きの娼婦さん:「あらお二人さん、お部屋がご入り用?」

ユウ:「あ、丁度よかったおねーさん」

客引きの娼婦さん:「あら、もしかしてご指名?」

ユウ:「(のんのん)」

ガルフ:「生憎だが今日はそういう用件じゃないんだ」

客引きの娼婦さん:「今なら100Gで三時間、じっくりサービスしちゃう日なんだけどぉ?」

ガルフ:「客として入った女がいるな?ワケアリでな、通してもらいたい」

客引きの娼婦さん:「女? ……お店でもめ事は止めて欲しいわねぇ……」

ガルフ:「(300G渡し)ちょっと目を通した隙に押し通った、そういうことにしてもらえればいい」

客引きの娼婦さん:「受付の店長に言って?多分、奥の10号室よ」(1Gだけ受け取って返し)

ユウ:「(さんくす)」

ガルフ:「感謝する」

霧の街の影響で賄賂が日常茶飯事に……

 

ティダン神官と言うかむしろ神官として色々どうかとは思いますが、無駄な争いをせずに物事を解決する手段としては

アリだと思われます。

 

GM:で、店長さんですが。まあなんと言うか…… 脂肪フラグ(否誤字)

ユウ:「……(金髪豚野郎……だと……?)」

店長:「んふふ?なんですか、あなたたちぃ。お二人様なら、お部屋は三時間80Gですよ?」

ガルフ:「10号室に女の客がいるそうだな?」

店長:「お客さんのプライバシーは、ちょっと口にできませんよぉ?」

ユウ:「(す、と300G)……マジワケアリ」(ガルフと一緒に聖印出しつつ)

GM:(とすとす)ここ、裏社会。賄賂は常に有効でしょうけど、神官マークは効きが悪いかもしれませんよ?

ユウ:あ、そっか。むしろ出さない方がいいかも

ガルフ:(こくこく)

ユウ:(聖印はちと取り下げで)

GM:というか、最初から二人連れの客として部屋を借りて入る穏当な策を前提にしてましたよw 流石にもう無理ですが……

ガルフ:ヒャッハー、脳筋で済みませんw

 

これもまたミストキャッスルが生み出した悲劇ッ……!!

 

店長:「冷やかしならお帰り下さいよ?」

ガルフ:仕方ない、眠らせるか(マテ

GM:《スリープ》とか有れば良いところなんですが……打撃w?

ガルフ:肉体言語に訴えましょうw

 

人類蛮族共通言語の出番のようです。

 

GM:では、何か雰囲気剣呑なので、用心棒先生を呼んだりしますがw

店長:「外へ丁重にお連れしちゃって?」

ガルフ:ああ、どんどん泥沼に……

用心棒:「(ずん)」

ユウ:「……おにーさん」(強行突破、と目配せ) ←《影走り》持ち

GM:なお、せいぜい「山賊の親玉」程度の実力と見切れますが(死

ガルフ:「《コアーシブ》。」

用心棒:「(はうぁっ!?→へなへな)」

店長:「ちょ、せんせー!?」

ガルフ:「……通るぞ」

ユウ:「騒がないで居てくれればそれでいい」(す、と店長を峰打ちしつつ中へ)

店長:「う、ぬぬぬぬ……!!」(でも手は出せない)

 

裏社会の住人と言えど、せいぜい安宿の店主とその用心棒。

いざ実力行使ともなれば、高レベルPCを止められるはずもないのであった。

 

ガルフ:で。外の騒動……聞こえてますよね、多分。

ユウ:窓割ってでも逃げるだろうな……こっちが外から回った方がいいかも

GM:……大抵、こういうところは壁は厚いものですが……まあ、斬りあいしてないので声が届いたかは微妙なとこですな。

ユウ:あ、そっか。響いちゃうもんね、イロイロ。

GM:いやまあ。特殊な趣味の在る人は、敢えて薄い部屋とか選ぶでしょうけど。一応、この宿にも有りますし(死)

 

SE:俺の(ピー)を聞け! 

 

ユウ:とw

GM:特殊過ぎて相手したくないですねw

ガルフ:ではこっそりと……しまった、俺は金属鎧だ(死)

GM:忍び足振ってみてはw

ユウ:こっちが先行しよう

GM:一応、振るだけ振ってみると良いかと。

 

とは言え、金属鎧で-6もペナルティが有れば、ロクな数字が出るはずも無く。

 

GM:……まあ、ガルフは後から来るってことでw

ユウ:ですなぁw

ガルフ:ですなw

ユウ:「(あいあむ先行、とボディランゲージ)」

ガルフ:「(了解、と応え)」

 

SE:すすすすす……

 

GM:えーと、ユウ君。何事も無くドアの前まで来れました。ガラスが割れたりする音も無し。

ユウ:「(鍵が閉まってるかちら、と扉の隙間から)」

GM:ロックされてますね。隙間に錠が降りてます。

ユウ:「(さて、どうしたものか)」

GM:鍵の難易度8はくらいです。まあ、技能有ればちょちょいのちょい。

ユウ:……開けますか(ふむ)

GM:音を立てないようこっそりやる場合、時間を倍掛けて目標値を15まで上げておきますが?

ユウ:ですな。その方が良さそうです(ころころ……18)

 

で、鍵開けを指南しておいてGM何事も無かったかのように曰く。

 

GM:えーと、通常1分ですな、これ2分……12Rか。

ユウ:ひぃ!?

ガルフ:そうきますよなぁ……(汗)

 

! あ あ っ と !

 

ユウ:(アルェー)

GM:4R目あたりでですね。ガルフ、どのくらいの距離に居ます?

ガルフ:5mくらいですかね

GM:では、ユウと一緒に《アシッドクラウド》をどうぞ。

ユウ:「っ!?」

 

スカウトとしての技術を駆使して鍵を静かに無力化しているユウと、その背後で身を低くして機を窺うガルフ。

その二人を、突如として空間に発生した猛烈な強酸の嵐が襲う。

 

敵は、既にこちらを指呼の間に捉えていたのだ。

 

ユウ:……最早やむなし。扉を蹴破るか

GM:ああ、ダメージ出しますよ?(ころころ)23点、毒属性で。

ユウ:うぐぐ(汗)

ガルフ:ぐ、抵抗で変転したいが……ここは温存か

ユウ:では、喰らった時点で鍵開け中断して突入。

GM:うむ、蹴り破ります?

ユウ:……扉、破るしかないでしょうなコレ。

GM:構造物破壊のルールですな。防護点6でHP20です。

ユウ:……ガルフが突撃した方が早そうな気がした(汗)

GM:そちらの手番ということで、移動攻撃しておkですぜ?

ガルフ:では移動して扉に攻撃。リカバリィとヒーリングポーション飲んでおきます。

GM:どぞ。一撃で粉砕されるでしょうなぁ……w

 

ガルフ(ダイス機能):2D6 = (1+1) = 2

 

ガルフ:こ、ここでピンゾロってなぁ……回復は12点。リカバリィで7+1回復の20回復。

GM:……うっかりポーションの瓶を踏んだ気がした

 

SE:がちゃりんこ

 

GM:では、あっくすちゃーじ。26点なら出ますよな

ガルフ:で、一応命中判定……二連続でファンブったら流石に笑うw

GM:扉は回避などしませんよw?

ガルフ:(ころころ)当たって(ころころ)30点物理ダメージ。

GM:ドアが粉々になって砕け散りましたw しかして。

 

強酸の嵐に焼かれる激痛を意志力で抑え込み、飛び出したガルフが愛用の大斧を横薙ぎに叩きつける。

分厚い樫板の扉が土くれのように弾けて砕け、部屋の内部が明らかになる……が。

 

GM:部屋の中、誰も居ませんよ?

ユウ:あ、先生

GM:はいはい。

ユウ:粉々になって砕け散ったなら粉が舞ってるはずですよな。破片とか。

GM:ええ、当然。

ユウ:不自然に破片の空白とかできてません?

GM:少なくとも、普通に吹っ飛んだ破片に関しては。

ユウ:こう、そこだけまるで《イリュージョン》で造っちゃった景色だよ、的な

 

幻影魔法の使用が疑われる場合の対処法。

1:場所が指定できる魔力感知系の魔法や能力

2:有って然るべきものが無いような、人工の不自然さを探す。

 

この辺は鉄板と言えるでしょう。

 

ガルフ:シースルーだとしたらどこから撃たれたのかまるで分からんなぁ……

GM:ああ、そう言うことなら主動作で「不信」を試みるという手が有りますが。要は真偽判定です。

ユウ:えーと、判定値は……冒険者レベル+知力?

GM:いえす。結構高いはずですよな、今のレベルなら。

ユウ:わんだふるプリーストアイ!(ころころ)23でどうでしょう。

GM:疑うに値するものは無い、と思われますな。少なくとも視界内。

ユウ:んー……叡智の腕輪、ブレイクで25にUP。

GM:ああ、そうすると丁度上回りますな。ベッドのシーツの膨らみを、幻影が誤魔化してました。

同時に、隠れていたターゲットが飛び出してきますが。

ユウ:(がっつ)

ガルフ:ないす判断b

GM:……しかし、君らの負けだよ明智君。

ユウ:主動作使っちゃうと……ねえ

GM:いえ、そういう話では無く。

ガルフ:……死体だったりするのですかな?

GM:ここまでの情報を確定させましょうか。

 

GMの最も楽しい時間こと、謎解きの事件ネタバラシタイム開幕。

 

GM:犯人は蛮族である。

 

GM:犯人は変身能力が有る(推定:おーがら)

 

GM:犯人は既にこの街で「守りの剣」を受け取っている(ほぼ確定)

 

GM:そして……犯人は「守りの剣」の結界内で普通に行動している

 

ガルフ:……リャナンシー、アサシン?(ぽそ)

ユウ:……あ"!?

GM:(にたぁり)

 

犯人は、アシッドクラウドを普通にぶっ放すレベルである。

 

ガルフ:敢えて考えないようにしていた可能性が……ッ!

GM:記憶もドレイン出来る変身蛮族ってのは、居るんですよ?というわけで、エネミー識別どうぞ。

ユウ:(ころころ……18)

GM:目標値は18なのでユウ、達成。リャナンシーアサシン、妖精郷型強化エディションです。

ユウ:ちょ ま!?

 

リャナンシーアサシン(15L/蛮族)

ルールブックVに掲載されている強力な蛮族で、ある意味最も恐ろしい蛮族種。

リャナンシー系の「密偵の心得(守りの剣の影響を受けない)」と吸血によってほぼ人格改造に近い誘惑を行う能力の他、記憶や技能を完全にコピーする新たな吸血能力、高い基礎スペックを備えた強力な高位蛮族である。

妖精郷型強化エディションとは、妖精郷の「白百合の谷」という場所に出現する技能や能力の強化されたリャナンシーアサシンであり、今回の彼女はそのバリエーションから操霊魔法13L真語魔法10Lを修得済み。しかも……

 

ユウ:「いやいやいやいや!? おかしい。そのろんりはおかしい!?」

ミーア(仮):「あら、何がおかしいのかしらおちびちゃん?」

ユウ:「何でレッサーオーガとかレッサーオーガの後にこんな大物が!?」

ミーア(仮):「ああ、下っ端はそれこそコボルトまで一杯いるわよ? モノは使いようよ♪」

ガルフ:「信じたくは無かったが……これも事実だ、しようがない」

GM:というか、変身だからっておーがら一族としか考えてませんでした?

ユウ:(こくこくこく)

ガルフ:最悪の可能性としては、一応頭には有りましたが……ただまさか本当に出るとは(汗)

GM:いかな対結界用の装備とか使っても、守りの剣をふん掴んで都市内移動とか、「密偵の心得」無しじゃできませんて。

ガルフ:儀式前の状態かと思ったんですよう……都市の結界のことはすっかり思考の外に(ひぃぃぃ)

ユウ:いや、だってですねせんせーこれからヴァルグリアン(強)と殴り合いに行く前哨戦だとゆーのに、いきなりそんな化け物

湧くか? とゆー

GM:念のために予告しておくと、ヴァルグリアンはこいつより強いですよ?

ユウ:割と戦力差が絶望的過ぎる……

GM:疲労は有るにしても、流石にヒント山だったんで推察はするかなー、と思ってたんですよね。

発言してれば一応、判定の機会あったので

ガルフ:拙速を尊びすぎた結果がこれだよ!?

GM:まあ、初手でめっさーおーがら使ったのは、ミスディレクションを期待してのこっちの仕込みですが。

ユウ:雑魚雑魚と来たので明らかに「あー、前哨戦的にさらっと片付けさせてこっちのリソースだけ消耗させるのかなー」と

思ってたんですよね(汗)

GM:逆に考えてください。君らのレベルで消耗を期待できる「雑魚」って、最低10Lは無いと足止めにもなりませんよw

 

判定無用で蹴散らせるような雑魚を出して警戒を緩めさせたのは、GM側の罠だったそうです。

このGM、色々と悪質である。

 

GM:最初低レベルで侮らせるとゆー方策だったんで、有る意味大あたりは大当たりですが。

ガルフ:全力ならともかく、睡眠取ってないからなぁ……ペナありはキツイ(汗)

ユウ:どーすっかなこれ。戦って……ちょっとこれ真っ当にかち合ったら確実に死ぬる。

拡大《エスケープ》で戦略的撤退を提唱してみるけど、

GM:ええ、ペナ合っても四人で補助魔法揃ってれば、まあ何とか戦えるレベルだと思いますが……現状はきついか。

ユウ:「おにーさん。   他所の町よりあたしらの命」(ぽそ)

GM:リャナンシーアサシン相手にピンチの状態では戦うまい、と思ってたんですが……気付かず2名で来ちゃいましたしね。

ミーア(仮):「それで、あなた達はどうしたいのかなぁ?」

ユウ:「お互い、見なかったことにする……というのは、どうかな(後ずさり)」

ミーア(仮):「それはそれで嬉しいけれど    ダ・メ(はぁと)」

ユウ:「ですよねー!?」(ギニャー)

ガルフ:回避20なら今のガルフでもそこそこ当てられますけどな、練技とセイクリッド系に《ファナティシズム》まで有れば……

ヤれるかも?

 

実際の所、相手は15Lで命中や回避には補正の無いリャナンシーアサシン。

剣の欠片によるブーストこそ入っていますが、過剰火力で名高い上に神官満載のこのパーティにとって、総力戦なら

さほど恐ろしい相手ではありません。

 

しかし、それもフルメンバーかつ正面決戦の場合なら、と言う但し書きが付いてしまうのでして……

 

GM:しかし戦闘だとそっちの手番が終わったので、こっちの行動からですが。

ユウ:……1ターン耐えれば……

GM:まあ、こっちは最悪、剣破壊して逃げちゃうってのが一番軽いんですよね。

ユウ:うん、それやってくれて全く構いません(ぽそ) 困るの私たちじゃないし

GM:あと、最初に4R見ましたよな?

ユウ:エエ。

GM:一応、3R分の補助魔法掛けてあります。一つは《イリュージョン》ですが。

ユウ:をよ、《シースルー》は?

GM:それは、下の階で騒ぎになった時点でw

 

実は忍び足に対する聞き耳の判定を(固定値で)張ってありました。

 

ユウ:(なるほど)

GM:というのも、リャナンシーの能力って誘惑じゃないですか。

店長、一回吸われた犠牲者なので色々便宜図っちゃってるのです。

ユウ:いっそ剣だけ壊して逃げてくれないかなー(死)

ガルフ:逆に考えるんだ、魔法の分はMPが減っていると考えるんだ!

GM:ボスだから欠片入りですけどね、標準程度にはw

ガルフ:(イヤァァ!?)

ユウ:……やっぱさ、ガルフ。戦略的撤退を推奨……滅多なことじゃ退かない俺が言うんだから、間違いない(汗)

ガルフ:まあ、それもまずは攻撃を耐えてからw

GM:ちなみに掛ってるのは《ヘイスト》とカンタマですけどねw

ユウ:追加行動イヤァァァァァ!?

GM:基本的に、俺運有りませんしw

ユウ:や、ヤられる側になるとこんなに怖ろしいものなのか……(ガタガタ)

ガルフ:最悪だwww

 

かつてユウ母ことナギ=モーソリアムが《ヘイスト》からの連続行動で魔神をボッコボコにした惨劇の因果が、

相手を変えて戻ってきたようです。

 

GM:さて、そうすると……少し本気でやりますか

ユウ:か、カフェインだ……こんな時こそカフェインを補給してKOOLにならなくては(ごぼごぼ)

GM:では、《ペトロクラウド》。

ユウ:(ごぶっ)ギャー!?

ガルフ:6Rで終わらせるとな!?

GM:いえ、ぶち込んで石になるまで逃げ回ります。

ユウ:想定斜め上に最悪だコイツー!?

GM:さらに、奪った技術で《スフィンクスノレッジ》と《ビートルスキン》、《ガゼルフット》起動。

ガルフ:……ちょま、なんで魔法系の強化バリエーションなのに、エンハンサー技能まで生えてるんですか!?

GM:こいつが記憶と技能を奪ったミーアのスキル構成ですが、フェンサー・ライダー・エンハンサーの鉄板構成なのです。

ユウ:ム、ムリゲー過ぎる……

GM:まあ、石になってもここ人族の街ですから(笑顔)

ガルフ:ウボァー!?

 

「悪いけれど、このまま見逃すのはちょーっと無理なのよ ね」

妖艶な笑みと共に下されたのは、死の宣告。

驚愕のまま戦闘態勢を整えるも、紡がれた強力な石化の呪詛が二人を包み込む。

 

GM:(ころころ)お、出目良いな。28に疲労忘れずに抵抗どうぞ。

ガルフ:(ころころ)ぐ、変転して自動成功に。

ユウ:(ころころ)ぐぁ、こっちはムリか!?

GM:お、ガルフは抵抗したか。しかしプリーストは「じょじょにせきか」。

ユウ:「……まっずい。どーするおにーさん。逃げる おあ のっと?」

ガルフ:「慌てるな。やれることはやってからだ」

ユウ:「……まあ、タイムリミットギリギリまでは粘ろうか」

GM:(いっころ)《ヘイスト》の追加アクションは無し、そちらの手番です。

 なお部屋内の距離は5m強、制限移動だけだと乱戦出来ない程度です。

ユウ:嫌な距離だなあ……

ガルフ:接近しないと話になりませんからな。移動して近接攻撃する前に、出来ればユウに補助魔法を掛けてもらいたく。

ユウ:うぃ。何が欲しい?

GM:つ「石化するのは仕方ない、補助魔法はヨコセ」

ユウ:こっちはどっちにしろ命中値的に戦力外ですしな。

ガルフ:あるいはHP回復優先しないとマズイかもですが……ここは無難にセイクリッド系か《ブレスU》を頼みます。

GM:あ、支援魔法も達成値求めておいてください。こっちもディスペルする可能性あるので。

ユウ:《ブレスU》の方がいいか。総合的に能力が上がるし。何より精神抵抗も上がる(ころころ)達成値21で掛かりました。

ガルフ:各能力値+1、と。こちらは移動してリャナンシーに接近。

GM:ではガルフ君。こっちの手番では、迫りくるキャラロストの恐怖と言うものをお教えしましょう。

ガルフ:……怖w!?

GM:(ンフフハハハハハハ)では、おいでませ?

ガルフ:補助動作でデクスタリティポーション【キャッツアイ】【デーモンフィンガー】【マッスルベアー】。これで命中がデフォ+6。

GM:うむ、当たりそうですな。

ユウ:(ふと)この吸血系って1日1回だから……ロストはどーやってもしないのでは。少なくとも、全滅して拉致されない限りは

GM:誘惑されたが最後、戦闘をサボるんですよ? この状況で、致命的じゃないとでも?

ユウ:……なるほど。致命的過ぎる(汗)

ガルフ:近接攻撃ー(ころころ)命中28で。

GM:(ころころ)30でひょいっとな。

ガルフ:く、指輪も意味なしか!?

GM:で、こっちの手番で《誘惑の吸血》……まずは命中用に《キャッツアイ》して、と。えいや(ころころ)33でどうでしょう。

ガルフ:(ころころ)避けられるわけがないw!? 何ですか今日の出目はw

ユウ:……ガルフ。抵抗失敗したら次で強制離脱かけるから(汗)

GM:さっきのペトロで変転使ってくれて助かったんですよね、実はw

ガルフ:(ころころ)吸血への精神力抵抗もしっぱーい(汗)

ユウ:「あーあー……言わんこっちゃない」

GM:うむ、ちょっくらルルブVのp230参照に誘惑されちゃってください、キスマーク首筋に付けられてw

ガルフ:でも《リムーブ・カース》で解除出来れば今日はこれ以上吸えない……達成値27、出せます?

ユウ:基礎値14の現状でそれは18分の1……

GM:ふっふっふ 次は《バインドオペレーション》しちゃうぜ?

ユウ:……先生。サボタージュするってことは、逃走は……抵抗しませんよな?

GM:でしょうな、仲間意識はそのままでしょうし。

ガルフ:(むぅ)変転と指輪を使えば解除の可能性は……

ユウ:変転はあるけど……腕輪は既にさっきの感知で使い切っちゃったのさ。

ガルフ:(あうち)

ユウ:……まあ、変転……やるだけやってみる? 一応、可能性はある。

GM:まあ、しかし。   ……その場合自分の石化はどうします?

ガルフ:流石に、これは諦めるべきと思い始めてきたw

ユウ:ですよねー

GM:パーティ分割して、かつ疲弊状態&戦闘アドバンテージ奪われて戦闘になりましたからな。

ここからだと勝てないと思いますよ?

 

状況が最悪過ぎて、流石に逆転の目が無いのであった。

 

GM:ああ、あと一応追加行動ダイス(いっころ……4)ちぇw

ユウ:「……おにーさん? 満足したかな?」

ガルフ:「ああ、もうだめだ……戦いたくねえ」

ユウ:パーティー分割するよーな状況でこんなの出てこられたら……そりゃもう仕方ない。

ミーア(仮):「(ちゅぽん)あら、お帰りになられるの?」

ユウ:「いえす。あたしはまあ、正義の味方とかそーゆーのには興味がないので」

 

パニックに陥りそうな心理を全力で鎮圧して、冷静に状況を把握する。

自分はもう数十秒で石化して動けなくなる。

主力であるガルフはリャナンシーの誘惑を受けて戦意を喪失している。

 

逃亡によるリスクは「守りの剣」の喪失。

戦闘続行のリスクは自分たちの全滅。

 

勝ち目は無い。

 

そう判断したユウの行動は、霧の街の地獄のド真ん中を生き抜いてきた者、風神でもあるル=ロウドの信者に相応しく迅速無類だった。

 

 

ユウ:「――いあいあはすたあ」(瘴気にまみれた名状しがたいゲートオープン)

GM:……どっちが悪ですかw

ミーア(仮):「じゃ、機会が有ったらまた会いましょうダーリン、おちびちゃん☆」

ユウ:「(二度とあいたくねー、って顔でゲートくぐって脱兎)」

 

一文節の神聖語による請願を唱える。

高位のプリーストに与えられる緊急(エス)離脱(ケープ)の奇跡が発動し、転移のゲートが二人を絶体絶命の危地から瞬時に

離脱させた。

 

GM:この場合、一番近いル=ロウド神殿はどこでしょうな?

ガルフ:あ、実はユニコーンの角があった(死

ユウ:んー……街の中に在ればいいのですが ……ってオイ

 

ユニコーンの角、正式名称は「一角獣の角」。

アルケミストワークス掲載、対象のHPを全快し、達成値17未満のほぼあらゆる悪影響を治療する強力なマジック

アイテムである。

ルールブックUが初出だが、初出時は達成値問わず殆どの悪影響を治療できる最強の消耗品だった。

 

GM:ああ、あれは確かアルケミのほうで限界決まってたようなw

ガルフ:まあそれ以前のものなので1回こっきりということでw

GM:石化かカース、どっちかなら良いですよ、ということに。実は旧スペックのグレーターユニコーンの角(1/108)だった。

ユウ:んー、まず到達先決めて、先にちょっと自前のリムーブを試みてみますか。

ガルフ:カースはおいおい解除出来ますからな。石化を治した方がよさげ。

GM:多分、出現先は自由都市同盟の何処かでしょうな。さすがに6つのうち何処かには大きめのル=ロウド神殿も有る

でしょうし、あとはダイスでw

ユウ:うぃ。では振ってみますか。

GM:エイラス、フットランド、バーリント、セシュ、イルマー、ドランバル。ちょうど6つで1D6をば。

ユウ:(いっころ……6)ドランバルに戻った……ってことは、エヴァたちとも合流可能?

GM:ですな。ル=ロウド神殿にどちゃ、と半ば石化しつつ到着。

ユウ:えーと……ではそうですな。神殿の女子更衣室に

ガルフ:ヲイw

GM:祭壇に降りておきなさいw

ユウ:そしてそのまま石像に(マテ

GM:実はロックオンの魔剣使えれば、呪いだろうと石化だろうと大したことないんですが、まあ今穢れ溜まってますしね。

ガルフ:ざんねん! ユウの冒険はここで終わってしまった!(死

ユウ:……さて、じゃあまずは自前リムーブ(ころころ……出目1・2)変転しておくか。どうせ今日は動けない。

 

SE:いえーろー(石化解除)

 

ユウ:「……間一髪。何とか解除が間に合ったか。あとはこの呆けてるおにーさんをどうするかだね」

ガルフ:「うう、不覚……守りの剣をむざむざと渡すはめになるとは」

GM:絶倫王をも堕とす、リャナンシーアサシンの口付けか……w

ユウ:「アリアドネおねー様クラスのバケモノをどーにかする気だったんですか、本気で」(汗)

 で、一応ガルフにも……試みては見るか(ころころ……出目10)惜しいな。

GM:まあ、連続で試みればいつかは成功するでしょうしな。とりあえず、その達成値じゃ無理です。

ユウ:「……解除の手ごたえがない、かな」

ガルフ:「万全の状態ならば勝てない相手では無かったはずだ……」

ユウ:「レバニラは美味しいけど、ればたらはちょっとよろしくないよね」

GM:まあ、実際変転一回とカンタマあたりが有れば、ギリギリ抵抗できる範囲の能力でしたからな。

ユウ:「とりあえず……そこの角使うなり何なり。あと、ロックオン君に連絡しなきゃ」

ガルフ:「……というか、だ。お前は馴染みが無いかもしれんが、護りの剣といえばこの世界の最重要アーティファクトだ。

正直冒険者の一人や二人、剣の為なら死んでも大した問題ではないぞ?」

GM:護りの剣の儀式ともなれば、決死の防衛戦になるくらいですからな。

ユウ:「うん。まあ、そうなのかもしれないね……でも」

 

少女は、ガルフの視線から目を逸らすことなく、答える

 

ユウ:「あたしは冒険者である前にユウ=モーソリアムだから。それは、おにーさんが一番よく知ってることでしょ?」

ガルフ:「だろうな……そうだろうよ」

 

ユウ:(ふむ)《オラクル》でロックオンのお呼び出し、可能でしょうか。

多分、この辺ですよな。

GM:そろそろ可能でしょう。ただし、ここ神殿なので周囲の神官とか信者sには一言断っておいてくださいw

ユウ:うぃ。じゃあちょっと緊急放送しますんでー、と

 

SE:でんぱがぴぴぴ

 

フェルディナンド:「……どうした、ミシェル」

ロックオン:「……ドランバルのル=ロウド神殿に集合……だそうだ。セシュまで行って何かあったらしい」

フェルディナンド:「何かって言うと……この場合、余り良いことじゃ無さそうだね」(急がせ)

ロックオン:「神殿にいるってことは……"あの二人"が《エスケープ》でも使ってかろうじて逃げ延びた……

 

そんな事態が起きたってことだろうな」

GM:まあ、今回はすぐ合流できるってことで。

ガルフ:一応、誘惑は自前でリムーブしておきますか。6ゾロのみですが(ころころ……出目9)

ダメか。やはりル=ロウド神殿ではダメなのか……

GM:……ちょっと威光足りなかったかw

ロックオン:あとでフェルにも使ってもらおうか。

GM:一応、合流時点でフェルも振ってみますが(ころころ……出目7)どうしようもない出目でしたw

 

ル=ロウド:「たまには誘惑もいいよね!」

周囲の神様s:「良いわけあるかッ!?」(裏手ゴッドフィスト)

 

ロックオン:あ、なるほど。高レベルプリーストたるユウは神の行状とか状況を忠実再現……w

GM:……逆感染?

ガルフ:www

 

 

終幕:ドランバル  階を臨む

 

かくして、手痛い敗北を喫してドランバルまで退いた二人。

程なくしてロックオン、エヴァーグリーン、フェルディナンドも合流したが……

彼らの心に残った教訓と、爪痕は……重く、大きい。

 

ロックオン:「……随分手ひどくやられたなオイ……(汗)」(合流)

GM:呪いですがまあプリースト三人がかりでリムーブしてれば、いつか解けるでしょうw

ロックオン:とゆーかまあ……神殿なので。それこそD20な勢いで

GM:6ゾロのみは、パーティ外のNPCには適用しないほうがいいと思います。偶然にしか解けない、のレベルですからw

 

36回振ったことを仮定すれば、一回くらいは6ゾロ(自動成功)が出る。

確率上は確かに、古代の呪詛だろうと解呪可能なものならその前提で誰にでも解けてしまうのですが……この場合、

「パーティ外のNPCに掛けて貰う場合、1ゾロ6ゾロは発生しない」としても良いかもしれません。

 

GM:開けて翌日、疲弊して宿ってところで。

ロックオン:「――幸運の祝福を」

ユウ:「今日も元気だ黄色がきれいー」

ガルフ:「ティダンよ、不甲斐ない我をお許し下さい……」(懺悔)

GM:ラックで振り直して確率2倍、+2反転も有るから、そう遠からず解ける物として……休養合わせて1D日経過ってことで。

ユウ:(ころころ)5日も経っちゃった……

GM:多分、合流の時間とか宿での回復時間込みで、ってとこですな。

ユウ:「カミサマの面拝みに行くどころじゃないねこれは」(やれやれ)

GM:直らないまま連れてくのはちょっと怖いですし、まあそれはやむなし。

ガルフ:多分セシュでは剣を奪還しにいった冒険者が返り討ちに遭って食われて死んだことに……

GM:ああ、実はちょっと偉いことになってます。護りの剣が「人間の冒険者に奪われて破壊された」って話に。

 

宿の一室に消沈した空気が漂う。

非常に遺憾なことながら、彼らは「守りの剣」を奪還できなかったのだ。

 

……リャナンシーアサシンと言う敵の素性を考えると、無事で生きているだけでも良かったと言うべきかもしれないが

 

ラザフォード:「(のっくのっく)邪魔するよ?」

ユウ:「はいってまーす」

ラザフォード:「押し通る」(どっこいせ)

ユウ:「どもども。剣を取り返しに行って返り討ちに遭ってきました一号です」ノ

ガルフ:「弐号だ……(鬱々)」

ラザフォード:「……重症だね、そっちは」

ユウ:「……まあ、ミストキャッスルで色々二つ名付いちゃうレベルの英傑でしたからね。おにーさん」

ラザフォード:「……「あの」ミストキャッスルか…… しかし、一体何が出たんだ?」

ユウ:「リャナンシーアサシン、ご存知で?」

ラザフォード:「(知名度判定成功)とても よく しっている(ぷるぷる)」

ユウ:「アレが操霊魔法と各種錬技使って襲い掛かってきました」

ラザフォード:「……まず生きてたのが凄いね」

ユウ:「とゆーか、多分普通の精神構造だったら玉砕でしょうね」(うんうん)

ラザフォード:「こっちは、あの後蛮族の出所を探して入りこんだんだが……」

リヴィエラ:「ヴァルクレア城からの命令書、げっと致しました」

ユウ:「……AHA?」

ラザフォード:「護りの剣に関する、ザルツ地方南方諸地域への攪乱任務、だとさ」(あはは)

ユウ:のすへらとーも一枚噛んでたのか……まあ、確かに小説では名有り幹部としては出てなかったけど、そのくらい

やっててもおかしくない(汗)

GM:ああ、小説では主にドレイクとバジが大騒ぎしたんで、その背景でちくちくと下地作って、疲弊したところを美味しく、

とゆー目論見が。

ユウ:あと、トロールもですな>大騒ぎ

ガルフ:漁夫の利……w

GM:命令書という体裁ですが、どっちかというと城主だったアレに工作任務を押しつけられたのをいいことに、でしょうな。

ユウ:「……とゆーか。最早これってあたしらの手に負えるレベルを超えてますね」

ラザフォード:「本来ならルキスラ帝国にでも投げておいた方がいいだろうね……今の帝国に対処できるなら、だけど」

ユウ:「秘蔵の蛮王の剣……全部折れちゃいましたからねえ……」

ガルフ:「あー、色々とごたついてるみたいだからなー……」(ほけー)

ユウ:「(駄目だこいつ……もうどうにもならない……)」

リヴィエラ:「ついでにですが、件の守りの剣は先日、ルキスラと都市同盟の国境地帯で粉々にされて衆目に晒されてました」

ユウ:「まぁ、やられちゃったものは仕方ないですね(こともなげに)」

ラザフォード:「まあ、時間を撒きもどすわけにも行かないからね。

 ともかく、先を急ぐなら早くした方がいいと思う。ちょっと、帝国と都市同盟の間でスパークが散り始めてるから」

エヴァ:「貴重とは言え、これから増えるはずのものが無くなっただけだからな。これまでどおりといえばそうなんだが……しかしそれでも、この事件の影響は大きいだろうな」

ユウ:「……それにだね。忘れがちだけど。あたしらは何のためにここに居るんだっけか」

 

ユウ:「……護りの剣の一本や二本。まじんおーに比べたら瑣末事だよね」

 

ユウ:こう、ユウらしくきっぱりと言っちゃう感じで。

ラザフォード:「……MAJIN-GO?」(ころころ……知識判定成功)

GM:あ、聞きかじってやがったw

エヴァ:「……一応部外者なんだぜ、このにーさん……」

ユウ:ラザフォードは何でもは知らない。知ってることだけ

ラザフォード:「……   本気、と聞くのは間違ってるか」

エヴァ:「……冗談でこんなことが言えたら幸せだよな」(肩すくめ

ロックオン:「……まぁ、喧伝はしないだろうがな……」(ため息)

ラザフォード:「……(あーうー)……あっちもこっちも……(頭抱え)」

リヴィエラ:「こっちはこっちで難題山積み、もっぱらマスターの不幸体質のせいで」

ユウ:「……まぁ、世界の危機なんてそう珍しいものじゃないですよ」

ラザフォード:「出来れば珍しいものであって欲しいよ、心底……」

 

実は公式小説四巻の出来事も、やや小規模ながら大陸規模での大惨事を引き起こしかねない事態だったことは、公には知られていない。

世界の危機はいつだって割と身近にあるのである。

 

ラザフォード:「ともかく、お互いここで腐ってる場合じゃ無いな(ごそごそ)」

GM:で、紅蓮に輝く大ぶりなルビーのような宝石が渡されるのですが。

ラザフォード:「俺にとっても切り札の一つだったんだが、聞く限り君たちが持って言ったほうがいいと思う」

ガルフ:……赤い宝石ってーと、もしや、イフリートの宝石?

GM:(うむ)

ユウ:「……うわぁ」←知名度判定成功

GM:知名度18なら、誰か知ってるでしょうな。

 

「妖精の宝石」 知名度18 取引価格:妖精のレベル×1000G

合言葉を唱えることで内包している妖精を召喚し、6ラウンド(1分)の間その力を貸してもらえる妖精郷の宝石。

この宝石には最高位の火の妖精であるイフリート(17L)が存在しているため、基本取引価格以上に凄まじく強力なマジックアイテムである。

 

ラザフォード:「某所……いやまあ誤魔化してもしょうがないけど、「妖精郷」で受け取ったものだから、本物なのは間違いないよ」

ユウ:「これは……いいしごとしてますね。ほんとにいーんですかコレもらっちゃって」

ラザフォード:「こっちはまあ、自力で何とかするよ(腰の剣叩き)そっちのほうが大変そうだしね」

エヴァ:「随分な値打ちモンだろ、これ……」

ロックオン:「すまねぇ……恩に着る」(頭下げ)

リヴィエラ:「推定取引価格17000G、実際にはイフリートの宝石なんて流通してないからお値段ぷらいすれす」

ラザフォード:「(リヴィエラ押しやり)世界の危機なんだろ?それで何とかなるなら安いよ」

ユウ:「……(何とか…………なるかなあ?)」

 

実は、このシナリオ。

首尾よく「守りの剣」を取り返してリャナンシーアサシンを討伐できた場合、この後に続く魔神大戦において自由都市

同盟からの一定の支援が行われ易くなる、と言う、かなり大きな背景が有ったりします。

一方で難易度の高いセッティングであるため、ただの通過点として失敗したままで有っても致命的な影響は受けない

ように設定してある他、次回の「神のきざはし」への登頂に向けて最低限の収入は用意する予定だったり。

 

GM:というわけで、今回は実収入は300Gと経験点500、それにめっさーおーがらの30点と1ゾロ分になります。

あとまあ、宝石は売っても良い(死

ユウ:ああ、あと……宿で休んでる間に叡智の腕輪買いなおし

GM:腕輪その他は普通に売ってるので、どうぞw

ガルフ:むう、前哨戦かと思いきやこんなところでミッション失敗するとは……返す返すも口惜しい。

GM:まあ、死んで無いから最悪の事態だけは免れましたが。

もし二人とも石化してたら、下手したら蛮族の手下化でしたし。

ガルフ:それはやばいw

GM:ガルフの立場を使えば、ダーレスブルクを崩壊させるのも容易い……

ユウ:「(しかし……人類の領域に"帰ってきた"ってゆーのに。

ここでもやっぱりあたしは異端者扱いなんだねー。

 

たとえ、アルルが居なくても)」(宿屋のベランダでたそがれ)

 

護りの剣のことでガルフに若干責められたのが軽く堪えてた様子

――この経験が。後に、彼女の将来に大きな影響を及ぼすこととなる。

 

GM:教訓としては。

PLが思い立ったら、まずはPCに転化してみましょう。

ありえないことは、ありえない。

ガルフ:(力不足を嘆いて深く反省)

ユウ:(同じく)

GM:ちなみに、あのリャナンシーはアレでもレベルとしては前回のドッペラさん-1です。フルスペックとはいえ。

ガルフ:しかし、状況がレベル以上の脅威だった……とりあえず能力値だけは成長させておきますか。

GM:ですな。イフリート石は誰か適当に。

ロックオン:「結局今回俺ら働いてないな」

フェル「……ドンマイ」

エヴァ:「(以下同文)」

GM:あと、誰かコンジャラー取りません?

おもに候補としてはユウですが、《カウンターマジック》の無いパーティって、地味に怖い。

ガルフ:あ、一応持ってますよ? 但し拡大はないw

GM:……あ、持ってたのかw

ガルフ:考えてみれば、ユウが鍵開けしてる最中に魔法使ってればそれで大分違ったんですよな……

GM:ですな。あるいは、ル=ロウドの《パスト・ヒアリング》を使う手も考慮して有りました、想定では。

ユウ:シースルーされてるとは慮外だった……人化系って基本データだと魔法もってないもん(がく)

ガルフ:焦りは判断を曇らせる……気をつけねば。

GM:実際、スカウトの判定とかはほぼ失敗しませんからな、このレベル。

むしろ対抗出来そうな数値がある判定って、ほぼ対超高レベル蛮族のみですし。

ユウ:確かに

GM:他の手としては、ロックオン居ると実は《ライフセンサー》とかも有りましたね。

ユウ:ああ、お嬢センサーの異名があるアレですね。

GM:お嬢は確かに見つかりましたけどさw

ユウ:まあ、とりあえず

「……あたしは冒険者である前にユウ=モーソリアムだから」

 どっかで言いたい台詞でしたんで、コレが言えただけで今回は満足(死)

ガルフ:しかし、これだと今回成長できるのはガルフとユウだけですかね?

GM:いえ、一応PC全員ですよ。

ロックオン:「(たなぼたー)」

GM:一応、出れなかっただけでミッションに参加はしてますからw

ロックオン:ではロックオンから(ころころ)敏捷をUP。

ガルフ:あ、エヴァがちょうどフェンサー10に出来る。上げておこう。

GM:……精神しか上がらん……w

ユウ:(ころころ)ユウは精神一択、と。

ガルフ:(ころころころ)ガルフは精神力、エヴァは器用度をUPで。

ユウ:こっちは両者技能成長なし。

GM:中々、500じゃ成長はしませんなw

エヴァ:エヴァは累積と合わせてフェンサーを成長できたので、これで10Lですな。

ユウ:をを、あの魔剣持ちでそれは強い。

GM:……10Lってことは、ラフューザーの威力40かw

 

かくて、旅程において手痛い敗北を喫した冒険者一行。

苦い失敗を噛み締めて、なお向かう先に見えるいと高き「神のきざはし」。

 

……果たして世界の運命は、どのような未来へ向かうのだろうか。

それは神様も、知らない。

 

 

 

TRPGリプレイ 一覧

 

 

 

inserted by FC2 system