第一幕 ほんのささやかな資質 〜The light stuff

 

 

さて、神々との交渉も終わり、いよいよ開戦待ったなし。

となれば、最早冒険者数人で収まる話ではないのです。

……少し、大規模戦闘前の戦力集めをやろうかな、と思うGMが約一名。

 

ユウ:さて、では……久々に。何をやろうか。

GM:裏で何か色々と取り出しつつ(まがまがしい系)

エヴァ:確かSWはエンディングで能力成長してないままだったような。

ユウ:をっつ。でぃはSW、やれるところまでやっちゃうか

GM:ンフフフフフハハハハハ

 

中身の黒い何かをモーフィングするが如く、虚穂GMモードへ。

さあ、地獄を楽しめ……!!

 

エヴァーグリーン  フェンサー11 スカウト7 エンハンサー3 レンジャー1 セージ1 アルケミスト1 フェアリーテイマー1

 どう見ても偽名なPCその1.種族は人間。二つ名は"煌く翠巒”。

 実力は土着のマイナーゴッドの名を称号として得るほどの折り紙つきだが、どうにも浮き沈みの多い

人生を送る地元民。二刀流フェンサーなので、クリティカル時の爆発力はパーティ1.

 《ファストアクション》《双撃》を取得し、対他戦闘能力にも磨きがかかった

一般技能:ハンター4 ファーマー2 ウッドクラフトマン2 カーペンター2 ソルジャー1 クレリック1

 

ガルフ=オード  ファイター13 スカウト10 レンジャー9 ライダー8 プリースト(ティダン)8

 コンジャラー5 エンハンサー8 マギテック2

 二つ名:「絶倫殺戮蹂躙王」

人間の重戦士。高い防護点とHPを盾に、敵陣に切り込み高火力の攻撃で蹂躙する。

また、鈍重そうな装備に反して、ファイター技能が高いため回避能力は高め。

高レベルレンジャーであるため生存能力も高く、GMの悩みの種。

老け顔ではあるが意外と根は優しく、子供好き。最近、あちこちで「絶倫」呼ばわりされるため、肩身の狭い思いをしている。

 

中の人:神無月氏

 ハードボイルドなキャラクターに定評のあるPL。

渋いPCと高火力の前衛系をやらせると、その安定性で右に出るものは中々いない。

今回もエヴァとガルフの二人のニ役という無茶を完遂した。通称、ファンブルマスター(二代目)

本人から一言:「……ナニコノクーデター(汗)」

 

ロックオン(本名:ミシェル=ヴァンガード)  マギテック10 シューター8 レンジャー1 セージ1 プリースト(ル=ロウド)4

 どう見ても偽名なPCその2.種族はナイトメア。

 「狙い撃つぜ!」が決め台詞の狙撃手だが、某00のアノヒトとは全く関係ない。はず。

 故郷で恋人を死なせてしまったり、蘇生させた恋人が穢れが溜まって監禁されていたりと、重い過去を背負っていた。

のだが……うっかり受けた依頼で故郷に帰って親友と再会したり、本名が明らかになったりと、最近は色々と騒がしい日々を送っている。

後衛射手らしく撃たれ弱かったが、《射手の体術》の習得で前衛並みの回避能力を獲得。

強力かつ多彩な射撃火力と合わせて、今日も敵を狙い撃つ。

一般技能:ソルジャー5 ハンター4 ノーブル3

 

ユウ=モーソリアム プリースト(ル=ロウド)13 フェンサー11 セージ9 スカウト9 レンジャー7

  エンハンサー7  ライダー4

二つ名:「風来仮面零号」

回避特化型プリースト。種族は人間。

並大抵の攻撃ならかすりもしない回避能力を有するも、冒険者レベルや筋力が低いため、耐久力は低い。

スカウト技能が高く、先制奪取やドロップ品漁りも得意。

セージが高いことから、魔法の消費が低く、使える言葉も多め

ミストキャッスル育ちのプリーストの眼鏡少女。「あいさー」が口癖。奇妙な登場や言動に定評がある。

ひょんなことから霧の街を出て、蛮族のお姫様と放浪を続けていたが、この度晴れてPC復帰。

さて、どんな妄言を繰り出すことやら?

 

中の人:九谷

妄言プレイヤー。イロモノPCと悪ノリに定評のあるPL。

今回もほぼ全編通してロックオンとユウの二役という無茶を完遂した。

徹夜明けだと某大神Rからリアルに神託が降ってくるとかこないとか。

本人から一言:「ダメだこのシスコン。早く何とかしないと!?」

 

GMの中の人:虚穂氏

死亡ギリギリの戦闘バランスと、シビアなフラグ管理に定評のあるGM。その通称は魔王陛下。

戦力集めことで、今回も通常の三倍の殺意でお送りいたします。

……よく考えたらここまで常時3倍ですね。殺意の無限TRANS-AMか。

赤くて角が付いて私の母になってくれるかもしれなかった魔神王なのか。

本人から一言:「うう、可愛い我が魔神軍が削られておる……」

 

今回もお馴染みの面々でお送りいたします。

 

 

プレセッション  そして開戦へ

 

GM:と言うわけで、選択肢だけ投げられましたね。

3番の「受肉させて弱体化の上で完全に倒してみる」が有力候補になりつつ。

ユウ:「とーいうわけで! そーどわーるど2.0。 前回の三つの出来事!」

 

1.ヴァルグリアン・グレートが現れた!

2.神界の入り口で黄色に遭遇した!

3.ガルフ達に三つの選択肢が示された!

 

ロックオン:「……OOOか」

ユウ:「OOOです」

ル=ロウド:「(ずずー)いやぁ、仕事した仕事した」

 

4.我は新生神、この世を救済する ←New!

 

ユウ:新世界の神に……w

GM:うん、それも選択肢にありましたな。始まりの剣にコンタクトして「俺は神になる!!」

……それはそれで面白そうだな、と思ったりもしなくはない。小神ガルフとかw

ユウ:つ そして「俺がガンダムだ」

エヴァ:信者は専ら霧の街な小神……w

ユウ:第二の剣っぽいのは気のせいか?w

GM:つ「ダーレスブルクの守護神(文字通り)」

 

SE:神として降臨ッ!!

 

GM:……姫騎士どころか国ごと乗っ取れますな。

エヴァ:教義は「産めよ殖やせよ地に満ちよ」(ヲイ

GM:ティダン由来の(特に性的な意味での)豊饒神w

ユウ:……w

GM:……ある意味、「数は力」を体現するかw

ユウ:つ 兄貴! 戦いは数だよ!

 

SE:20年で三倍に増えた人口の前に、蛮族妖魔と言えど為す術も有るまい!!

 

ユウ:……戸籍制度とかエライことになりそうですけどな。非嫡出子とか私生児だらけで。

GM:つか、人口過密で逆に北伐とか侵略戦争しないと土地が足りない……w

エヴァ:

GM:……そんな新たな戦乱の火種になってみるのも、どうでしょう(ヲイ)

ユウ:「という感じで魔神王犯す勢いでどうかなおにーさん」

ガルフ「全力でノゥ(ばってん)」

GM:まあ、始まりの剣で神になる場合、マヂで信徒の数によって戦力決まるんですけどね。

 

ちなみに、この「神に成る」ルート。

実はそれに相応しい偉業を成すべく、某所にある強力な魔剣を手に入れるクエストが発生する予定でした。

……実はアルル姉こと「姐御」は、そっちのルートで顔合わせが有った予定。

 

ユウ:「となると……まあ、3かな?」

エヴァ:「異議無ーし」

ガルフ:「魔神王殺しか……達成できりゃ人類史上、下手すりゃ宇宙史観初の快挙だなこりゃ」

メルガノート:「よぉし、楽しくなって来やがった」(ンフフフフハハハハハ)

フェル:「(うぉぉぉぉぉ)」←まだふっきれてない主犯の人

ル=ロウド「(ふむ)フェル君。そんな君に神様から任務を与えよう」

フェル:「……任務?」

ル=ロウド「(リモコン差出) 明日のスーパーヒーロータイムとプリキュアの録画予約だ。

時間とチャンネル間違えないようにネ」

 

何を視ていらっしゃいますかオチ神様

 

メルガノート:「(とりあえず笑顔のまま炎上ハリセンでル=ロウドの頭を張ってみる)」

ル=ロウド「(ぎゃん!?) ふ、不敬じゃないかな人間風情が!?」(いたたたた)

メルガノート:「神様のくせに威厳とか足りな過ぎるんだよなぁ……何と言うか、殴り易いのが悪い

ユウ:背丈も低そうですしなあ……(トオイメ)

エヴァ:「腕置くのにちょうど良さそうだよな、この位置(ぽすぽす)」

ル=ロウド「置くなよ!? 不敬だろ!?」

メルガノート:「ハリセンとか釘バットとか振りおろすと、丁度ジャストミートする位置だからな」

ガルフ:「まあ信徒共々いじられキャラってことで」

ル=ロウド「あとそこの信徒s! 信仰対象が辱めを受けてるのに全力で放置するのすとっぷ!?」

ユウ「(ぇー)」

ロックオン「(いいぞもっとやれ)」

 

正に、この神にしてこの信徒有り。

 

メルガノート:「プリーストフレンドリーってことで良いんじゃねーか?」

ユウ&ロックオン「異議なし」

ル=ロウド「(もがーもがー)」(バッテンマスク)

ユウ「あと聖騎士のおにーさん。マジでリモコンと格闘するのはその辺にしとこうね」

フェル:「(はっ)」

 

この面子の中で真面目であることは「大損」を意味する……ッ!

 

エヴァ:「で、まあ和んでる痔ャ神はともかく。具体的なプランについて詰めていかねーと」

ユウ:「だね。5W1Hをじっくり詰めようか」

メルガノート:「とりあえず、地上の現状は有る程度伝えたっけな。絶賛大惨事だが」

ユウ:「……姐御マジ勘弁」

ガルフ:「まずはダーレスブルグに協力取り付けねーとな。まあこれは俺が居れば大方問題無いだろうし……

あとはフェルディナンドがこっちの国代表としてついてきてくれれば尚よしか」

フェル:「本来なら大司祭様が出向くべきだが……どうも、今の状態では望み薄のようだしね……」

ユウ:「ミストキャッスルの方はあたしとアルルかな。人族も蛮族も出せそうだし」

メルガノート:「エヴァーグリーンの方はまあ、何とでもなるか……」

ユウ:「もっとも、蛮族出てきちゃうとやばそうな気もするけど。こう、第二ミストキャッスルが出来ちゃいそうな勢いで」

メルガノート:「ああ、そいつは確かに問題なんだがな」

ガルフ:「……なんとかその辺は抑えてもらうしかねーなぁ……」

メルガノート:「今のところ、例の宿場町がちょっとした前線基地になってるからな。蛮族、守りの剣が有ると長居できねーし」

GM:アルルが《メテオ》で空堀掘って、魔動機系ゴーレムが総動員されて要塞化しておりますが。

メルガノート:「ちなみに、身内の喧嘩に関してはとかセドナの親父とかアルルが直接拳と魔法で問い正すことになってるが」

エヴァ:「……怖っ」

ユウ:「それなら姐御もなんとかなる……かなあ……?(汗)」

メルガノート:「姐御のほうはなぁ……慣れ合い嫌いだってことで、自分の部隊率いてどっかに腰据えてるらしいが。

こっちで辛うじて呉越同舟してんのは、割とその辺アバウトなトロールとか特にキニシナイ異端なヴァンパイア、剣無しドレイク

なんかばっかりでな」

 

要は蛮族PCとして使えそうな蛮族ということだったりします。

 

ユウ:「……そりゃまあ、そうなりますよねえ……」

メルガノート:「まあ、魔神の方はその辺差別しないからな。逆に有りがたいが」

エヴァ:「ま、共通の敵とはいってもその辺りは微妙な問題だからな。表立って敵対しないでくれるだけまだマシだ」

GM:まあ、表だって対立すると、怖いのが笑顔で来るわけですしw

 

SE:少し、頭燃やそうか

 

メルガノート:「烏合の衆としては良い線行ってる、くらいだな。何気にドゥームとか揃ってるし」

GM:……ちなみに、補給線はザバールが繋いでます。格安で(オイ

 

出張ザバール天幕。

但し割引にはしてもタダにはしないのがザバールのザバールたる由縁である。

 

メルガノート:「ただ、いささか厄介な話も有ってな……段々と、出てくる魔神の格が上がってるぞ」

エヴァ:「活動が活発化してきているか……」

メルガノート:「今のところはザルバードくらいだったが……そろそろ上位魔神も出てくるんじゃねーか、主力で」

ユウ:「まじんしょー様ご案内ー……」

メルガノート:「そっちは最優先で潰してるが、まあ後どれだけいるやら。この一カ月少々で、そろそろ二桁に届くぞ、

魔神将斬った数」

ガルフ:「どれだけつーか、放っておくとマジで無尽蔵だからな……」

ル=ロウド:「本拠地にどんだけ居るのかとか、考えたくないよねー(あはー)」

GM:だいたい、新しい侵攻先を決めて数を出してくるときは、頭に魔神将クラスの大物が出てくるそうで。

先手先手で叩いて散らすことで、現状維持に努めてる感じですな。

ユウ:われわれは奴らを40人倒すために15人を喪った。

 次にやつらは40人を補充して来るのに対し、われわれは15人欠けたままで戦わなければならないのだ。

 

 ふろむ いりーがる・てくにかT

 

うろ覚えですけど」

メルガノート:「あー……そんな感じだな。ただ、一桁犠牲者多いが」

ユウ:「あ、大事な台詞忘れてました(こほん)

歌は……もとい。出典は気にするな(きりっ)」

 

神託電波自重

 

メルガノート:「(とりあえずハリセンで叩きつつ)で、だ。どれくらい時間を置いて行く?」

エヴァ:「準備にも時間が要るが……事は一刻を争うしな……」

メルガノート:「ダーレスブルクの糾合にせよ戦力集めるにせよ、今日明日で全部片付く話でも無いからな」

ユウ:「どのくらいがお勧めですかねル=ロウド様」

 

で、ここからが今回のセッション……通称「魔神戦争・戦略フェイズ」になります。

 

GM:具体的には、日数経過を経ると敵の本拠地が分厚くなる/人類サイドの戦力も集まる、とゆーことになります。

想定されたリミットは、現時点から20日。

ル=ロウド:「……(じゃら、と謎の六面体を4つ)振るかい?(笑顔)」

 

ル=ロウド式決議法・賽子放擲決議目(ダイスロール任せ)。

他にはカード束を用意して山札から引く「乾坤骨牌五十四札法」というのもある。

 

エヴァ:「……4つだと一発でアウトになりかねないからヤメロ(汗)」

GM:ルール的な処理を説明しますと、それぞれ各勢力の拠点へ(移動距離は無視して)想定された難易度の判定を行って、

成功の度合いによって集まる兵力が代わります。

ユウ:ふむふむ

GM:魔神の方は俺がランダムダイス振りますけど(死

エヴァ:……魔神がクリティカルしてアッーとか普通にありそうで怖いw

GM:判定処理は基本、一日当たり一人一回ってとこです。

例えばダーレスブルクは、色々補正は有りますが基本「知力+冒険者レベル」の判定で、合計で500まで達成値が伸びます。で、要は兵力500が最大で動員できるわけです。

エヴァーグリーンの場合、兵力は100固定ですが敏捷度を使用する判定を行って、資源ボーナス(アイテムとかの補充状況とか収入補正が付くを)動員できます。

エヴァ:お金は大事ですな。

GM:あそこはマジックアイテムと食糧その他の資材の宝庫ですので、戦力全体のかさ上げ、って意味では役に立ちます。

(ふむ)手元のノートに全容書いてあるので、今の内に成長処理してもらって、その間にテキストファイルに転写しますか。

ユウ:こっちは確か前回やってたような

エヴァ:エヴァは前回既に振ってますのでガルフだけー

GM:アイテム購入とかもやってましたっけ?

ユウ:あ、それはやってませんな。

 

と言うわけで、GMが裏で必死になっている隙にちょこっと追加の成長処理しつつ。

 

ガルフ:(ころころ……1・3)力伸ばしておきますか。

GM:ダイナストへの布石かw

ガルフ:ふっふっふ、指輪と錬技があれば40に届きますw

ユウ:つ 大茄子刀

GM:……それでもメルガより低いってのはなんなんでしょうなぁ……w

ガルフ:……メルガは色々とおかしいのでw

んで、ガルフはエンハンサーを7→8で【ジャイアントアーム】を習得。

エヴァ:エヴァはフェンサーを10→11で戦闘特技《武器の達人》を習得、と。

GM:ついにSSブシドゥが……w

エヴァ:地味にラフューザーの威力も上がってますしw

GM:更なる二刀に切り刻まれる……w

ユウ:ユウは、エンハンを7まで上げるとして……《アンチボディ》と《スフィンクスノレッジ》にしておきましょう。

《ワイドウィング》でいあいあしたかったのですが、それはまたの機会に。

GM:(ごそごそ)現在、支援を要請できる組織や地域はこんな感じになってます。

その場所で判定を積んでいくことで、「効果」を受けることができると言うことで。

 

ダーレスブルク 兵力可変(人類)

判定値:「知力+冒険者レベル」

最大達成値合計:500

効果:達成値=兵力(最大500)

 

エヴァーグリーン 兵力100(人類)

判定値:「敏捷度+冒険者レベル」

最大達成値合計:300

効果1:達成値の1/10、他の勢力全ての兵力を増加させる

効果2:達成値×200Gのパーティ資産追加

 

イル・ティーディア 兵力200(人類)

判定値:「精神力+プリースト技能レベル」

最大達成値合計:100

効果1:魔神の戦力を達成値分減少する

効果2:(達成値100限定)ティダン信者への《ジハド》発動。人類の最終戦力が+20%。

 

ミストキャッスル 兵力可変(蛮族)

判定値:「任意の魔力」or「命中判定」

最大達成値合計:500

効果1:達成値=兵力(最大500)

*但し、蛮族による兵力の合計数は人類の兵力合計を超えることはできない

効果2:蛮族勢力全体の10%分、魔神の勢力を減少。

効果3:秘密。達成値300から発動。

 

フェアリーガーデン 兵力:50

判定値:「フェアリーテイマー技能+知力」

最大達成値:100

効果1:達成値×1000Gまでのマジックアイテムの供給

 

 

ガルフ:よろしい、ならばイル・ティーディアだ

GM:はっ、《ジハド》したい奴がw

ユウ:悩むところだ……ミスキャは欠かせないとして。

エヴァ:いやほら、フェルもいますし、ね?w

ユウ:フェアリーガーデンから何人か引っ張りたい……w

GM:ただ、実はこの《ジハド》は人類全体の戦力が多いほど強力なので、最終的にはダーレスブルクとかで兵数を稼いだ上の方が強力です。

ユウ:あと。「秘密」が気になる……w

GM:(全力で目を逸らす)

 

この戦略フェイズ、各地で指定された判定値による達成値を求めることでそれに応じた「対魔神王戦力」が集まり、

また達成値合計が設定された目標値に達することで表記された兵力が加算される方式に成っています。

実はここに記述されている以外にも、特定のキャラクターを派遣することで発生するイベントや、クリティカル・ファンブルで発生するイベント、達成値が規定値以上になることで始めて開封される特殊な「効果」などがかなりの量存在します。

思いついたネタを取りあえず積みあげた結果がコレダヨ!(GM超自業自得)

 

ユウ:とりあえず、ダーレスブルクとイル=ティーディアで全力で兵力を稼いだあと、ミスキャですな。そっちで300行ってないと「効果3」が発動しない。

エヴァ:んー、でも1日当り1回、PC一人で大体20前後の達成値として……20×4人×10日間程度を目処に割り振りをした方がよさげですな。

ユウ:確かに。

エヴァ:達成値総計を800と仮定……

 

イル・ティーディア:100

ダーレスブルグ:400

ミストキャッスル:300

 

くらいですか、暫定案。

ユウ:(ふみ)

GM:ふむ、魔神の方はですね。

 

魔神軍 初期兵力2500(魔神)

以下のチャートに従う。

 

 2:拠点攻撃により、戦力減少50

 3:何も起こらない

 4:魔神兵が増える 戦力+20

 5:下級魔神の増殖 戦力+30

 6:何も起こらない

 7:続々と魔神の姿が増える 戦力+2D×5

 8:続々と魔神は増えている 上同

 9:不死生物・魔法生物が戦力に追加 戦力+50

10:強力な魔神が増え始める 以後の戦力増加を常に+10

11:魔神将の跋扈。人類側の戦力を2D×10減少

12:魔神王出陣。強制的に戦略フェイズ終了。

 

ユウ:これはひどいw

エヴァ:12 ちょっと マテw

GM:あとまあ、10日と15日、20日時点でイベントはあります、くらい。

6ゾロ振ったら正しく地獄ですが、そこは救済がありまして……全員が判定を一回行わないことで、効果を打ち消せます。

 

神の加護を受けた5名で結界再構築とか、そんな感じ。

うっかり魔神王様の気が急いてしまっても、リカバリーは効くようになっております。

 

GM:手順としては日の最初に魔神がロールして、その上で全員の行動を決めて貰う感じですな。

ユウ:あと、同行NPCのボーナスとかはあるのでしょうか

GM:ああ、基本判定はPCが行いますが、フェル、メルガについては判定を代行してもらうことができます。

場所によっては補正が付きますし。

ユウ:アルルはイカガデセウ

GM:向こうの取りまとめで動けないのです。但しメルガと交代することはできますが。

ユウ:なるほど。

エヴァ:あ、兵力は固定で350あるのか……んでエヴァーグリーンは他の4勢力増やせるから実質達成値の4/10増加。

資金増も含めると一考の余地アリかな

ユウ:エヴァーグリーンならエヴァは補正付きそうだしな

GM:ただ、魔神はマヂで脅威ですので。そもそも兵力の桁が違う。

エヴァ:イル・ティーディアとミスキャで減らしても150しか減りませんしなぁ……w

GM:ええ、あとこれは行けば分かる条件の一つとして例示しますが、ロックオンかエヴァが出向くと、エヴァーグリーンでは

補正が入ります。有る意味で地元冒険者なので

ユウ:なるほど

GM:……まあ12振らなきゃそこそこ集まるんですよね、人(うん) あと、運命変転は一か所での判定では、次に移動するまでの間の一回のみです。但し《ラック》は制限無しなので、そこはかなり助かるはず。

エヴァ:となると……適性がありそうなのは

 

エヴァ:エヴァーグリーン

ガルフ:ダーレスブルグ・イル・ティーディア

ロックオン:エヴァーグリーン・イル・ティーディア(?)

ユウ:ミスキャ

フェル:イル・ティーディア

メルガ:ミスキャ

 

ユウ:だな。

GM:……ちなみにミスキャの判定数値(命中or任意の魔力)に付いてはですね。

要は、力づく(オイ

エヴァ:……デスヨネ、この判定値w

GM:他は戦術とか説得とか、そう言う感じだと思ってくださいw

ユウ:

 

何と言ってもミストキャッスルですから。

肉体言語なら蛮族にもきっと通じるはず。

力こそパワー。ストレングスこそ言語。さしずめバイオレンスは会話。

 

エヴァ:メルガとユウはミスキャ、ガルフはダーレスブルグで兵力集め。

フェルはイル・ティーディアで信者を集めてもらって、エヴァは地元でせこせこと。

ロックオンは知力を活かしてガルフと一緒にダーレスブルグにでも行ってもらいましょうか。

ユウ:んー……メルガか。一瞬、アルルを交代で連れて行きたくなった。だが万一補正が入らなかったら大惨事である。

GM:そこは悩んでもらうしかw

エヴァ:……アルルに関しては一騒動ありましたからなぁ……正直、いい面ばかりでは無いかと。

GM:なお、キャラの入れ替えとか移動は魔法使い系の色々で距離と時間を無視してアクションできますので。

 

ザバールその他を馬車馬のように酷使する、とも云う。

 

ユウ:ふみ、では初手は大体そんな感じで

GM:では、恐らく一番注目を集めるであろうミストキャッソー……やっぱりユウが来るんですよな(うむ)

 

なお、ここからは以前の投稿企画で頂きましたキャラクター達の参戦過程もちらほらと混ぜてまいります。

 

 

Day-1 ミストキャッスル(ユウ

 

ユウ(ゼロ仮面):「ミストキャッスルよ! 私は帰ってきた!」

ヤーハカゼッシュ:「ほう、良くも堂々と帰ってこれたものだな? ユウ=モーソリアム」

 

門を入って即出迎え。狂気のドシスコン閣下、久々の降臨であった。

 

ユウ:「(かぽ)……すみません、裏口からこっそり出直してきます(回れ右)」

ヤーハカゼッシュ:「待てい(足元に赤魔剣どすっ)」

ユウ:「ひぃ!?」

ヤーハカゼッシュ:「姉上は当然、憂いなくして居られるのだろうな?」(ドドドドドドドド

ユウ:「はっ! アルル……様にあらせられましては、日々穏やかに微笑まれ」

メルガノート:「……いや、思いっきり魔神戦争で愁眉じゃねーか」

ユウ:「(ギャー!?)」

ヤーハカゼッシュ:「(にこり)詳しく 話せ」(剣素振り開始)

ユウ:「あー……はい。えーとですね」

 

*以下、ロールちゃん主演「たのしいまじんおうしょうかん」劇場開催中

 

ヤーハカゼッシュ:「(だんだん、片手素振りの速度が音速に)」

 

*気分はギロチンスラッガー

 

ユウ:「(助けてプレジデントマン!?)」(上演中)

メルガノート:「(さーて、俺は風の旅団と酒でも飲むかー)」(離脱)

ヤーハカゼッシュ:「なるほど、虚偽は無いようだな」

ユウ:「(こくこくこくこく)」

GM:実は既にザバールからお話しされてたようで、イタぶって遊んでみただけの翠将閣下でした。

 

SE:Nice 道化

 

ユウ:「……とゆーわけで。その。こう、ちょっとしたこう、ぼらんてぃあかつどーといいますか。

平たく言いますとその、募兵などー……」

ヤーハカゼッシュ:「(ぽい、と謎の銀札)だが、実際にどの程度そんな僻地のために動くかな……?」

GM:以前、アルル絡みで受け取ったアレです。仮名誉蛮族印。

ユウ:「(受け取り)……仮免許でありますね。あのときの」

ヤーハカゼッシュ:「自儘にせよ。集めた兵を送りつける程度のことは、許可してやろう」

ユウ:「ありがたき幸せ(ははー)」

GM:具体的には、その札の周囲が首輪の有効範囲になります。

奴隷連れだすなら後で連れ帰る前提、浮民に関しては死ななきゃ好きにしろ、とのこと。

蛮族に関しては、まあ連中好き勝手やるでしょうし。

ユウ:「あ、そうでした。閣下。こちらからも(ひょい、とバーサタイル取り出し) アルル……様からの預かり物です。さー」

ヤーハカゼッシュ:「む?…… 宜しい、確かに受け取った」

ユウ:「では、失礼いたします(ぺこ→ててて)」

 

*何が記録されていたのか。それはGMに投げられた

 

GM:後で拝見して鼻血を吹く。そんなお茶目さん。

ユウ:ダメだこのシスコン。早く何とかしないと!?

GM:と言うわけで、実はユウがやる場合。この街で蛮族兵力集めると、その半分の人類兵力も集まります(まぢ)

ユウ:うぉ!?

エヴァ:なんとw

GM:100人蛮族集めると、50人は人も集まるわけです。達成値とは別換算なので、最大750集まるわけですな。

 

ミストキャッスル 特殊補正1:

条件:ユウが判定者となる。

補正効果:ユウが達成値を算出した際、集まった蛮族兵力の半分に相当する人族勢力も同時に加算される。

 

ユウ:「えー、御通行中の皆さん。熱い戦いで汗を流してみたいと思いませんかー」

GM:……風の旅団っぽいのも顔出しますよ、その辺でw

ユウ:「世界は皆様の参戦を心待ちにしておりますー」

GM:では、判定前に楽しい魔神タイムから行きましょうか。

ユウ:ああ、街宣仕様でメガホンと肩掛けスピーカーを完備でござい。昇りとかタスキっぽいのも

GM:……めがほんw?

ユウ:魔動機的なさむしんぐで

エヴァ:選挙活動してる場合かw

GM:つ「ビラも配れる選挙用ドゥーム」

ユウ:どっちかとゆーと、アレですな。ちょっと(ピー)系のデモとかで騒いでる人の装備を想定。

「まじんをー、なくそー。ついでにげんぱつもーなくそー」的な

GM:……あー……w では、魔神ダイス……GMが振るんで構いませんよネ?

エヴァ:HAHAHA、最早どんな惨事も覚悟はw

ユウ:……6ゾロさえ出なければw

 

GM(ダイス機能):2D6 = (1+6) = 7

 

ユウ:ふぅ(汗)

 

GM(ダイス機能):2D6 = (3+4) = 7

 

GM:魔神+35、とw

ユウ:うっひw

GM:さて、そんなわけでミストキャッスルの判定どうぞw

ユウ:「まじんおー。まじんおーを倒してみたいという猛者はおられませんかー?」(露天市場とか回りつつ)

ネル「ノ」

ユウ:「こどもは ねる じかんだよ」

ネル「弱きを助けて強きをくじくんだ! ってザイア様が」

ユウ:「強きをくじける強さを得てからにしなちゃい」

ネル「くじけないはーとだけは完備した!」

 

どうやら、彼女は黄色い洗礼とか筋肉主義に目覚めることなく、健やかなザイア信仰を得ることに成功したようです。

正に神の奇跡と言うほかない。

 

エヴァ:魔法の補助はアリですかね? 《ブレス》とか。

GM:アリとしましょう。《ラック》も有りますし。

ユウ:《ブレスU》と《ラック》、《スフィンクスノレッジ》を使用(ころころ……出目4で24)微妙だ……。

GM:ピンゾったら楽しいことになりますが、まあw

ユウ:ラック、行っておきますか。

GM:つ「そして悪化」

 

よくあることである。

 

ユウ:では改めて(ころころ……26)

GM:……うん、微増w

ユウ:うむ、ちょびっと良好。ではですね。魔王陛下

GM:うむ。

ユウ:マシーネンモロ毛に栄えある一番槍をお願いしたく。あの、干されてそのままだった人。

GM:……アレが外に……w

 

SE:がしゃこん がしゃこん がしゃこん がしゃこん

 

ユウ:「む、これは……」

 

鋼鉄の足音が響く。

かつて名の有る蛮族ながら一蹴されて忘れ去られ、魔改造によって蘇生した後ではスルーされて放置され。

不遇に不遇を重ねてきたあの男が、今三度目の登場を果たす……鮮烈にッ!!

 

モロ毛:「俺の戦場は、何処だ……」

ユウ:「……遠き空の果て、魔神の巣窟。そこが君の戦場だよ」

モロ毛:「……よろしい、では戦争だ」

ユウ:「……ブレドRUNみたいになっちまいやがって……(ブワッ)」

GM:なんか右手がサイコな銃だったり外骨格が金属だったり、そんなモロ毛です。なお、シリアス時空が切れると。

モロ毛:「……うぉぉぉぉぉぉ、脳がいでぇぇぇぇ!?」(じたばったん)

ユウ:(ブワッ)

 

〜〜ただ今ゴステロ君(違)に鎮静剤をアンプルシュートしております〜〜

 

ユウ:コレは、アレですね

Mモロ毛「魔神王は……俺が、落とす」(巨大戦に生身で介入)

GM:……ムチャシヤガッテ……

ユウ:……で、26/13集まったと。

GM:さて、では場面をダーレスブルクへ向けますか。

 

 

閑話1  とある霧城の撲殺娘

 

 街宣活動を続けるユウの元に駆け寄る少女が一人。

 「久しぶり、ユウっ!」

 「おや、どーしたのアリアちゃん」

 両手に携えるは魔化されたトンファー。

 その身に纏うは、使い込まれたアラミドコート。

 ――どこからどう視ても臨戦態勢の格闘家である。

 その通称は“撲殺娘”……ザイア神を奉じる神官闘士、アリア=ノックターン。

 幼い頃、ユウとガイにより蛮族から助けられて以降、ユウに対して(時として過剰な)好意を寄せる少女である。

地味に放置されたガイ涙目。

 「私も、ユウの隣で戦いたいの!」

 「…………あー……」

 ノリノリのアリアに対し……ユウの表情は、複雑。

 「や、戦力が増えるのはありがたいけど……ほら、アリアちゃん。

ザイア様的に霧の街の人ガン放置で突撃とかアリなのかな」

 「大丈夫! ユウと一緒に戦うの、私の夢だったんだもの! 今度は私がユウを守ってあげたいの! ザイア様も『守護、それは突撃ラブハート! YouちょっとずっきゅんLOVEしちゃいなよ』って神託してくれたしきっと大丈夫!」

 「……神仕事しろ……ッ!?」

 威厳とか大丈夫なのかザイア様。あなただけはマトモだと思っていたのに。

 

 説得虚しく、颯爽とゲートをくぐって行くアリアを横目に、ユウは嘆息する。

 「……慕ってくれてる子を、死地に送り込んじゃうのは……いくらあたしでも、気が引けるなあ。

良心なんて此処暫く働いてなかったのに」

 

 その日、ユウの表情から翳りが晴れることはなかった。

 

 

Day-1 ダーレスブルク(ガルフロックオン

 

GM:では、カシュカーンに視点を移しまして。登場はロックオン&ガルフです。

ロックオン:「……ここが北の最果て、ダーレスブルクか……」

ガルフ:「ちわーっす。バルクマンの旦那はいるかい?」

バルクマン:「……(振りむき→ぶっ)」

 

鋼鉄の騎士の異名を持つバルクマンは、その不機嫌な鉄面皮でも知られている。

その彼に生涯二度も飲みモノを噴出させたのは、恐らくガルフと姫様くらいだろう。

 

ガルフ:「あ、居た居た。久しぶりー」

バルクマン:「ガルフ=オード!? 貴公、生きていたのか!」

ロックオン:「……幽霊みたいな扱いされてんのな。あんた」

ガルフ:「おう、なんとかな。いやー、案外生き残れるモンだな。自分の悪運とプレジデントマンに感謝だ」

バルクマン:「ドゥルマイユ卿から消息は聞いたものの、それ以後の連絡がまったく途絶えていたからな……」

ガルフ:「んで、これが指令書にあった抵抗組織の親書。(荷物の底でぺらぺらに潰れた封筒渡し)」

バルクマン:「……随分年季が入ってるじゃないか(ぺらり)」

ガルフ:「中々出るに出られなかったんでなー(はっはっは)」

GM:うむ、ところで……今に至ってやっと、ミストキャッスルの報酬が出せるわけです(死)

ガルフ:……長かった……w

GM:50000G1000点の名誉点を差し上げておきます。あと、ロックオン居ますよな。

ロックオン:あ、居ますな

GM:そちらも仲間扱いで、10000Gの報酬が渡されることになります。初回で来たメンバーのみw

 

ダーレスブルク 特殊補正1

条件:ガルフが判定者として訪れる

補正効果:ガルフへミストキャッスルのクリア報酬を与える(50000G+1000名誉点)。

またこの時の同行者一人当たり10000Gを追加報酬として与える。

 

ロックオン:「(……いいのか?)」

ガルフ:「(黙ってもらっとけ、嘘は言ってねえ)」

ロックオン:「(後でCCOに半分分けてやるか。全額ってことにして)」

バルクマン:「しかし……どうも、霧の街から出てきた帰り、と言う風情では無いな」

ガルフ:「ああ、ちいと厄介なことになっててな。世界が滅ぶ一歩手前だ」

バルクマン:「……何だと?」

ガルフ:「ダーレスブルグにも他人事じゃあねえ。俺の話を良く聞いてくれ……(かくしか)」

バルクマン:「(一通り聞いて)魔神、だと……?」

ガルフ:「とびきり威勢のいい、な。」

バルクマン:「霧の街を攻撃するとか、そういう次元の話では無くなってしまったな(汗)」

ガルフ:「つうわけで、座り心地のいい椅子に落ち着くわけにはいかなくなってなあ。

で、こっちがイル・ティーディアの代表からあずかってきた手紙。可能な限りの支援が欲しいんだ。

あ、因みに霧の街もこの作戦に協力するから。暫くは向こうから攻めてくる心配も無いぜ」

バルクマン:「(まぢか、と言う顔)姫様から上に通してもらうことになるか。流石に、私の立場では諸々判断できん」

GM:……と言う所でですね。

壮年の武人:「ふむ、聞き覚えのある声だと思えば……」

ガルフ:「(ぐりん)ん?……誰だおっさん?」

GM:砂色の髪で立派なひげの騎士鎧のおじさんが。

ロックオン:「(貴族……それもかなり高い位か!?)」

壮年の武人:「おっと、お忘れになられたか。エルラーン・ドゥルマイユ……霧の街では、お世話になりましたな」

GM: 牢獄で助けたあのおっさん

ガルフ:「……あーあーあー、あの時の!? いや失礼、あの時とは見違えていたもので。ご健勝で何よりです」

ドゥルマイユ:「あの時は酷い面相でしたからな、無理も有りません(はっはっは)」

バルクマン:「……というか、伯爵。何時の間にカシュカーンに来られて……」

ドゥルマイユ:「何、いささか辺境が騒がしいと効いたので、姫騎士殿下のご機嫌伺いも兼ねて、な。

思わぬ再会が待っていたわけだが……話は伺いましたぞ、ガルフ殿」

GM:ちなみに。伯爵って、侯爵の下な。爵位で三番目くらい……「公国」でも上から数える実力者では。

ガルフ:「(真面目な顔で)これは世界の危機、是非にも伯爵のご助力をお願いしたく……」

ドゥルマイユ:「水臭いですぞ、ガルフ殿。このドゥルマイユ、命の恩義には命で報いる所存。直ぐに上奏させて頂きましょう」

ロックオン:「……(すげー)」

GM:……と言うわけで。実はこのおっさん、自分でもファイター6Lを保有してる将軍様でも有ったりして。

多分高めのジェネラルとか持ってるはず。

 

エルラーン・ドゥルマイユ卿。

『ミストキャッスル』に登場するNPCであり、実は爵位については公式の記述なし。

ダーレスブルクが武門の国であり、レーゼルドーンの最前線で戦い続けてなお健在であることも鑑みて、こちらで

勝手に伯爵として扱っております。

 

GM:上の方への工作と同時に自分の所の手練を出してくれる+本人も将官として参加するので、以後判定に+5のボーナスが付いて、何処で判定を切り上げても最低100の兵力が保証されます。

ガルフ:「心強いお言葉、有難う御座います。仲間も各地に散っています。人類の総力を結集して魔神に立ち向かいましょう」

ドゥルマイユ:「うむ、肩を並べて戦える日が来るとは、この老骨も奮起せざるをえませんな」

ロックオン:「(礼)」

バルクマン:「……あー、それでは姫騎士殿下にもお伝えしておきますか……(胃が痛そうな顔)」

GM:……ま、どう考えても「私も出撃するぞ!」な姫様を抑える役

ガルフ:「姫騎士サマはあんまり前線に出さないようにしないとな……」

ドゥルマイユ:「……ことこういう状況では、相当なじゃじゃ馬ですからなぁ……おっと、失礼」(保護者視点)

GM:さて、では判定してもらいますか。伯爵に連れられて謁見の間とか行きそうですがw

ロックオン:「……(アチャー)」

ガルフ:「んじゃロックオン、冒険者の店回って使えそうなの引っ張って来い。抵抗するなら撃っていい」

ロックオン:こちらは13スタートで

「了解。適当に引っ張ってくるぜ」

GM:適当に、ってなw

ガルフ:【知力】はイマイチなので15スタート。ドゥルマイユ卿補正で20からですな

GM:結構大きいですよ、伯爵補正w

ガルフ:(ころころ……出目3)うわ、微妙w

GM:反転しますw?

ガルフ:むぅ……しかしピンゾった時の保険は残しておきたい。ここは通します。

GM:うい、では23と。

ロックオン:(ころころ……出目6で19)こっちはまずまず……と。

ガルフ:あ、ロックオンも《ラック》使えるはずでは。6なら必要無いかもですが

ロックオン:6ならいらないかな。次からかけておこう

GM:おっと。《ラック》は使えますが、振り直して悪化するのも考慮でw

ロックオン:あと、伯爵補正で24まであっぷ……ですな。

GM:まだ100にも満たないか……w

 

 

閑話2  ダーレスブルグ独立強襲隊

 

 ダーレスブルグ王都近郊。ドゥルマイユ邸。

 エルーラン=ドゥルマイユ伯爵は、二人の青年に指令書を手渡していた。

 「さて。遠征早々、またしても厄介な任務だ。済まないね」

 “霧の街”ミストキャッスルから生還したドゥルマイユ卿は、冒険者経験者を中心とした独立強襲部隊を組織していた。

騎士団のような鈍重な集団行動ではなく、少数精鋭による機動戦術……そして、各種の特殊任務の遂行。

その隊長及び副長として起用された者達が、同じく霧の街から生還した漢達である、というのは、偶然ではない。

それだけかの街は、人族にとって生き辛い――換言すれば、鍛えられる場なのだ、と伯爵は身を以って実感していた。

「任務、了解致しました。これより我が隊はイル=ティーディア近郊に向かい、現地部隊と連携して陣場の露払いを行います」

「閣下がいらっしゃる頃には、魔神のマの字も見えないよう、きっちり殺っときますよ」

独立強襲隊隊長 セルゲイ=ドラグノフ

独立強襲隊副長 ミカエル=マーク

ミストキャッスル生還、ディルフラム事変解決、ヴァルクレア城攻城戦参戦――その実績と実力は、ガルフ達と並べても勝るとも劣らない。

ドゥルマイユ卿の懐刀達は、不敵に笑って戦場へと旅立った。

 

 

Day-1 エヴァーグリーン(エヴァ

 

GM:……さて、エヴァですが。エヴァーグリーンの街が、臨戦態勢になってるようです(何

エヴァ:「さーて……色々お偉方のトコに顔出さなきゃだな。元服以来か、直接会うのは」

GM:街中をドゥームが闊歩してますが、気にしないように。

エヴァ:「……物々しいにも限度があるだろ。ヒューイのおっさん何してくれてんだ」

アーリィ:「およ、おひさー!」

 

お気楽神官は串焼を頬張っている!

 

エヴァ:「よう、元気か胃袋プリースト。かくかくしかじかで偉い人に色々伝えなくちゃいけないんだが、神官長は?」

アーリィ:「……(神官長、と聞いて通夜のように(ry)」

エヴァ:「……どうした? まさか魔神に……!」

アーリィ:「リコ神官長は、エオニス様と肉体言語で数日語り合ったあげく、今神殿で酒飲んでます」

エヴァ:「(ズッコケ)」

アーリィ:「いや、大変だったんですよ? バインディングとエクスプロージョンで周囲の地形が変わっちゃって」

エヴァ:「オーケイ、一瞬でも心配した俺がアホだった。水ぶっかけて酔い覚まさせてくる」

アーリィ:「……まあ、死なない程度にねー」

GM:で、神殿ですが……  何この臨時司令部。

 

SE:追加の武器持ってこい! 3番機弾薬足りてねーぞ!!

 

SE:食料はそこに積んどけ! 工房部は輜重班へ魔導車のロールアウト急げ!

 

エヴァ:「ま、話が早くて助かるが……つーか今更俺が出来ること無いんじゃねーか?」

リコルディア:「手が空いてるなら労働しなさい」(ゴゴゴゴゴ)

エヴァ:「のぅわ!? し、神官長……いらしたので」

リコルディア:「おらいでか!! 全く、うちの神様説き伏せるのに時間掛かったせいで、物の集まりが悪いわ」

エヴァ:「えー、取り敢えず現在の状況……は、もしかしてエオニス様から聞いてます?」

リコルディア:「(無言で指差す先にエオニス様)」

エオニス:「(やあ)」(ぐったり)

エヴァ:「……一体何があったんですか、この戦場。臨戦態勢なのはいいんですが……」

リコルディア:「本来ここの都市には、迷宮の中身を外部との戦争に使っちゃいけないって不文律が有ったんだけどね」

 

樹海都市エヴァーグリーン。

広大な積層遺跡群の上に存在するこの都市国家は、公的にはさほど強力な軍事力を保有しているわけではない。

しかし実際には、魔動機文明の遺跡から発掘・修復される無数の魔動機兵器やマジックアイテムは、評議会と神殿によって厳重に管理秘匿され、周辺蛮族との大規模な戦いや「いざという時」のために保管されているのである。

 

エオニス:「ほら、旧時代の遺物って危ないからね。組織が持たないように、迷宮管理してたんだけど」

エヴァ:「……あー、それを持ち出すことにエオニス様が反対なされたのを神官長が」

リコルディア:「この事態だから魔動機文明時代の管理遺物を棚ざらえすることが決定しました」

エオニス:「一応反対したんだけど数とかの暴力で屈服しました」

エヴァ:「でもまあ、この際仕方が無いでしょう。手段を選んでどうにかできる相手じゃ無いんですから。その後のことはその後考えましょうや」

エオニス:「まあ、確かにそうなんだけど、ねぇ……一応反対しとかないと、「円環」の神格としては、ね? ほら」

エヴァ:「なるほど……カミサマってのも大変ですね」

GM:神様が先頭きって「やっちまえ」とは、流石に言えませんからねぇ……w

ユウ:……さーくりっとがーる?(ぽそ>円環) メイゼルを……メイゼルを嫁に下さ(撲殺)

 

――ただ今ユウのプレイヤーが「殺ってしまえ」されております。少々お待ち下さい――

 

GM:使ったMPを循環させて即座に回復するとか、そんな神の加護を神殿内で発動して、ただ今マジックアイテムその他消耗品を量産中でもあります(死

エヴァ:文字通り神レベルの神聖魔法を……w

アーリィ:「お陰で発動触媒になってる私たちは空腹なのです」

エヴァ:「いや、お前はいつもだろ」

アーリィ:「倍速で減るんですよ!? 切ないですよ!? 腹の虫がギャオスですよ!?」

エヴァ:「ええい、超音波で喋るな!? 後で差し入れ持ってきてやるから我慢しろ。」

GM:と言うのも。神様直伝の魔法ともなると、レベル的に10L以上の神官数人で起動させてたりするので。

高レベルのアーリィは中々外れられない

リコルディア:「まあともかく。もう出る人員は固めてあるから、あとは各所と連絡してありったけ物資を出してくるくらいね。

あんたも走りなさい」

エヴァ:「了解。足なら得意なんでお任せを」

リコルディア:「ああ、あとで職人街のほうへ寄って行きなさい。今日明日あたり、「打ち上がる」はずだから」

エヴァ:「……ああ、アレですか。そりゃ楽しみだ」

ロックオン:……Rocket?

 

打ち上げ違いである。

突き抜けちゃって打ち切られたらどうするんですか。

 

GM:……ご希望のSSヴシドゥブレード、銘は任せる。ちなみに「ムラマサ」とか「煮干し丸」とか付けると、呪われる(オイ

エヴァ:刀の銘は幾つか考えたんですが……折角なので全部使う(何

GM:寿限無かw!?

エヴァ:いや、複数に分けてですがw

「最上大業物、"夜刀守我樹丸"か……この目で見るのが楽しみだぜ」

GM:ガジュマル……  漢方薬に有りそうですなw

エヴァ:"水晶皇帝"にするのは控えました(死

GM:……須刀夢武燐牙とか……いや、味方に当たるか。

エヴァ:

GM:さて、ではエヴァの判定ですが。こっそりアーリィが魔法で支援できたりします。《ブレス》行けますぜw

エヴァ:レベルが11、敏捷が3で【ケンタウロスレッグ】使用。ブレス込みで17スタート(ころころ……出目4)達成値21.

GM:……出目不調ですなw

エヴァ:むぅ、一回目は奮わないな……

GM:まあ、最初はこんなもんでしょう。

 

 

閑話3  対話に用いるは肉体言語

 

 エヴァーグリーンの帰還より数日前。

 エヴァーグリーンの街に里帰りする冒険者一名と、その従者が一匹。

 「はろー、リコルディア。随分急な呼び出しだね。どうしたの?」

 エオニス神官として、リコルディアと同等の力量を有するグラスランナー、“嵐の申し子”ベルダー=サント=ペルフェクト

 そしてその従者、幾多の技能をコボルトの限界まで鍛えた万能犬マリグリ

 「お久しぶり、ベルダー。ちょっと今からエオニス様と“交渉”しに行くから。手を貸してくれる?」

対するリコルディアは……こちらもフル装備である。腰には鞘内からですら業物の鋭気を醸す曲刀が二振り。

マナタイト装甲を配した軽鎧に、その下に隠したアミュレットの数々。

結い髪に刺した瀟洒なかんざしの一本すら、魔力に抗するための戦闘用である。

 

  正に完全装備……――そう、まるで信徒の身で小神でも殴りに出向くかのような

 

「……ふっふっふ。それはもしかしなくても肉体言語によるOHANASHIかな?」

 「答えが分かってるのに敢えて質問するのは、あなたの悪い癖よね」

 「そういわれてみればそうだった。よし、善は急げだとっとと殴って久々のカウチポテト!」

 

 何か間違った気炎を吐く主人の脇で、マリグリは呟く。

 「……コボルト連れて神に喧嘩売るとか、やっぱうちの主人正気じゃないわぁ……」

 

 ――これが、エヴァーグリーンにおける幾度目かの神との「交渉」の始まりであった。

 後にリコルディアは独白する。

「私一人だったら負けていたかもしれない」

 

 

Day-1 イル=ティーディア(フェルディナンド

 

GM:……さてその頃、フェルディナンドは……GMの罠にかかっていた(死

ロックオン:ナニィ!?

GM:国の首脳部で事情話すにあたって、奴が嘘を吐けるはずもない(死

エヴァ:ナンテコッタ!?

GM:そして奴は魔神解放の主犯(間違いなく)

ロックオン:しまったぁ……(汗)

 

SE:ええい、投獄せよ!(がしゃーん)

 

ロックオン:ダーレスブルクいくんじゃなかった!?

GM:……と言うわけで、奴一人だと判定できないのです。どっとはらい。

ロックオン:やむなし。投獄の報せを受けて取って返しますか。魔法的何かで。

エヴァ:なんというトラップ……

GM:まあ、ここは引っ掛かるかな、と。ただロックオンとか付いてくるかな、と思ってたんですがw

 他にも、アルル連れてくるのもダウト。

 

イル=ティーディア 特殊補正1

条件:フェルディナンドが判定者として訪れる

補正効果:イル=ティーディアイベントフラグ1成立、フェルディナンドは投獄され、次のフラグが立つまであらゆる判定に参加できない

 

イル=ティーディア 特殊補正2

条件:アルルが判定者として訪れる

補正効果:捕まるってば。守りの剣も有るってば(判定ごとに1Dを振り、4以下なら判定不能。また全ての判定に-3)。

 

エヴァ:あ、でもロックオンがイル・ティーディアに行くと……プリースト技能、低いですよね

GM:ええ。ただ、フェルが判定できる、とゆーのと、ここは目標値最大が低い、ってのがミソでして。

エヴァ:これはガルフが行って二人で早々に100達成→ダーレスブルグに連行という流れが美しいかな?

ロックオン:ですな。已む無し。

GM:実は、ロックオン補正は有ります。来てのお楽しみですが(まぢ

ロックオン:ただ、ガルフだとやや勿体無い(というのも、ダーレスブルグで補正あるので

GM:あと、今回はメルガは「ミストに行っただけ」ですからな。奴は判定要員じゃ無いので。

エヴァ:んー……しかし、補正と基礎値の違いを天秤にかけて、ですかな。一旦ロックオンに行かせて様子を見ますか

 

フェルディナンド、投獄さる。

初日から波乱含みの展開となった戦力集めですが、はてさて……?

 

 

Day-2 Daemon’s Turn

 

GM:うむ、ではDay2……まぢんごー(ころころ……7)ふむ(ころころ……8)順調に増えております(死

ロックオン:アッー!? では、まずは一番平和なミストキャッソーから

GM:ああ、メルガどうします? 代行役なので、誰かいないと意味が無いんですが……このままミスキャで判定させといても

良いですが。

ユウ:「魔神王ー。魔神王討伐をー」

 んー……ユウと効果が違うのでしょうか。こう、人族増える的な

GM:数値が馬鹿高いけど、人族増加の効果が無いのです。

ユウ:……どうする。人族の上限がキャップになってるし、ひとまずユウでこのまま継続すべきかな、とは思うのだけれど。

むしろ、メルガをイル=ティーディアに戻すのも手

エヴァ:んー……バカ高いといっても、補助入れたユウの数字×1.5を超えるとも思えませんしなぁ……

ジハド効果を高めるためにもユウ優先で。

ユウ:うぃ。ではメルガはひとまずイル=ティーディアへ

「むむ、聖騎士のおにーさんがピンチな模様。久々に脱獄支援どぞ」

メルガノート:「つまり、俺は牢を粉砕すればいいんだな?」

ユウ:「跡形もなく」

メルガノート:「よっしゃぁ!   …… 更 地 に す る か

 

何やらイル=ティーディアに物騒なモノが向かったようですが……?

そんな感じで始まる2日目。

 

 

Day-2 ミストキャッスル(ユウ

 

ユウ:というわけでこちらは判定ー(ころころ……出目5)25か……

GM:うむ、25と、人族が12かな。

ユウ:……《ラック》やっときますか。恒例(再ロール)

 

ユウ(ダイス機能):2D6+20 = (5+5)+20 = 30

 

ユウ:(がっつ)

GM:をうw

エヴァ:大幅増w

 

たまにはル=ロウドも仕事するようです。次は多分来年くらい

 

ユウ:では、二回目は……おとーさん、カモン

メル筋:「話は聞かせてもらった!!」

ユウ:「……をや」

ガイ:「天が呼ぶ 地が呼ぶ 風が呼ぶ……!!」

トホテル:「えー、 世界を救えと、嵐を呼ぶ」

メル筋:「(高い所からくるくるくる→どしゃぁっ)誰が呼んだか風の旅団、只今参上!!」

ユウ:「どもども。おとーさん達もどーですか、一丁世界救済」

 

最早動じない慣れっぷりであった

 

ガイ:「うむ、行くとしよう。詳細は現地で聞く」

ユウ:「あいさー。お入りはこちらー」

 

SE:げーとおーぺん

 

トホテル:「……詳細を聞いてから行くべきだと思うんだが……ああ、もう居ないし」

メル筋:「そして当然のように、友情と筋肉と信仰のために……俺も往く、辺境に舞い降りる筋肉!!」

ユウ:「(いってらっしゃーい)」

セイラ:「……で、行くんですか?(汗)」

トホテル:「まあ、後のことは君にお任せするとして。あの二人を放っておくと、色々危ないからね」

GM:風紀とか。ええ、あと良識とか。

ユウ:「……強く生きてください(通夜)」

GM:着々と風の旅団が向こうに集結してるようです。当然、全員胸に信仰と聖印と仮面を秘めて。

ユウ:……あ、ではですね。皆様を見送った後に

 

「誰も彼も嬉々として地獄に向かって突撃していく。

いったい誰があの中で、あの皆殺しの野で、あの中で生き残るというのだろう。

きっと、誰も彼も嬉々として死んでしまうに違いない。黄昏の中で。

 ふろむヘルシングY」

 

ル=ロウド:「うむ、頑張ってオチ付けた死亡者は、責任を持ってぬか喜びの野に送ってあげるとも」

ユウ:「そーしてあげてください。出来とか鮮度がよかったらセラエノ逝きでひとつ」

ル=ロウド:「ふっふっふ、生きても死んでもル=ロウドパラダイス……」

ユウ:「……って、ヒトがシリアスぶってるところを邪魔しないで下さいよぅ!? せっかく正統派ヒロインっぽい言動してたのに!?」

ル=ロウド:「ヒラコー顔してヒロインって、そりゃ無理って話ですよあんた」

ユウ:「いや、あのシーン結構かわいいんですって。発言してるシスター。それはさておき次の判定にいってみましょう」

GM:駄目だこの神と信徒……w

 

*メタメタであった。

 

 

閑話4 薄暮の射手

 

 ミストキャッスルへの定期便を運営する海賊、オルゾゾは……珍しく、大陸の辺境、クノースペ地方はイル=ティーディアへ舵を切っていた。

 船首衝角基部に仁王立ちして水平線を睨むは、“薄暮の射手”、アルバ=グローリー。

 ミストキャッスル潜入回数2回、その能力は人類の極限。穢れを持つ者達を強化する魔剣を保有する、賞金首である。

 「しかし、二回もミストキャッスルに潜入して、今度は魔神との戦争か……あんたもつくづく物好きだな」

「カカカッ、そいつもまた戯言よ。どっちみち終焉になるなら面白い方がマシだ」

 アルバは、水平線の遥か彼方を見据え、未だ見ぬ恐るべき敵、魔神王に焦がれる。

 「さぁ……魔神王の終焉を、始めようか」

 

 

Day-2 ダーレスブルク(ガルフ

 

GM:さて、ダーレスブルク。

ロックオン:「ナニィ! フェルが囚われた!?」

バルクマン:「む、何か有ったのか?」

ガルフ:「(げそ)……あー、まあ考えてみりゃ当たり前だなぁ……」(謁見でお疲れ)

ロックオン:「あー……ちと辺境で仲間がへまを」

GM:そして、メルガノートがフル装備で向かったとゆー報告が……w

ガルフ:「ここはいいから行って来い。つうか下手打つとプレジデントマンが国土ごと牢屋を焦土にしかねん」

ロックオン:「仕方ない。こっちは向こうに戻って……巻添えにならないようにしよう。色々と」

バルクマン:「メルガノートも居るのか……いや、ある意味当然か」

ガルフ:「全く、有能な人材を腐らせる余裕なんて無いってのに……」

GM:つ「使わずに腐らせるエリクサー」

人類って大抵、世界の危機でも国家レベルでそんな感じでしょう。

ロックオン:それをやっていいのはいくらでもレベル上げできるプレイヤーのみですがなw

伯爵:「(ふむ)こちらはこちらで、部隊を揃えねばな……派閥争いをしている場合では無い、と上の連中にも理解できれば

良いのだが……」

ガルフ:「いっそ端から俺がブン殴って言うこと聞かせてやりましょうか?」

伯爵:「それで頭が柔らかくなるなら望むところだが、連中は殻に籠り兼ねんからな」

ガルフ:「面倒臭いこって……」

ロックオン:つ 頭蓋骨粉砕で物理的にやわらかくなる

GM:つ 耳栓付けて殻に籠る

ロックオン:というわけでロックオンは撤退しまして……

GM:まあ、ここでガルフがどのくらい稼げるかで、(人族の総兵力的意味で)割と大変ですし。振ってもらいましょう。

1ゾロ希望(オイ

 

ガルフ(ダイス機能):2D6+20 = (6+6)+20 = 32

 

GM:……何……だと……?

ガルフ:いよっしゃぁ!

ロックオン:ぃぇぁ!

 

邪ま卑劣なるGMの祈りも虚しく、ガルフの祈りはティダンに通じた模様。

至請通天とでも言うのか。

 

姫将軍:「(がらっ)話は聞かせて貰った!!」

ガルフ:6ゾロだと何かボーナスあるんでせうか……ってw

「……って、マクダレーナ将軍!?」

姫将軍:「これよりザイア神殿騎士団および第四軍は、派遣戦力の選定に入る。無論、私も出るぞ!」

バルクマン:「(ぎゃーーー)」

GM:まあ、端的に言えば達成値が倍になるんですが(死

ガルフ:……ってことは、64増加、とw

GM:神官戦士とかの精鋭がゾロっと集まったんではないかとw

ロックオン:うわぁ……w

ガルフ:ロックオン、お前の居なくなった穴は俺がしっかりと埋めてみせたぞ……!

ロックオン:ありがとう、本当にありがとう……!

GM:……そのまま将軍として居付いちゃうと良いよw

ガルフ:……まあ、むしろこの期に及んで他所に行くのも何ですしな。

ロックオン: コマンド:こます

ガルフ:それはないw と言うか殺されるw

GM:さて、ではダーレスブルクで奮闘してる一方、ロックオンはイル・ティーディアへ。

 

 

閑話5  堅龍、出撃

 

 「なるほど、魔神の王、か。力試しには丁度いい」

 クスダルフ=マクラグラン。

 ダーレスブルグ有数の生存能力を有するリルドラケンにして、歴戦の冒険者である。

 その鱗は鋼鉄すらも凌ぐ硬度を誇り、その筋肉は一日30時間のトレーニングという矛盾、そして穢れの酒という最悪のドーピングを経て、種族の限界を超えてすらいる。

 幾度もの死線を経験しながらも、その背に一筋の逃げ傷すら、あろうはずもない。

 その彼に、魔神王討伐の依頼が来るのは……もはや、必然であった。

 「他の連中に混ざって、というのが気に食わんが……まあいい。魔神王は、俺が倒す」

 ――かくして。辺境に旅立つ勇者がまた一人。

 

 

Day-2 イル=ティーディア(ロックオンメルガノート、フェルディナンド

 

GM:……イル=ティーディア(跡)

メルガノート:「よお、遅かったじゃねーか」

ロックオン:「……遅かったか……ッ!」

GM:……まあ、正確には「牢の前に立ち塞がってた皆さんが残骸と化してる光景」なので、街は無事ですが。

ほれ、いつかの騎士隊長とかがw

ロックオン:「……なんてこった……」

ラファーガ:「業の深い話だ……(ふるふる)」←《アシッドクラウド》ぶち込んだ人

アージェンタ:「悲しみを禁じ得ませんわ」←ド突き倒した人

ガルフ:お前らも加担してんじゃねーかwww

フェル:「orz」←救出されたけど倒れざるを得ない人

 

朱に交われば赤くなる。

いや、むしろこれはアルメニカ家のデフォルトか?

 

ラファーガ:「さて、事情は聞いたぞミシェル」

 

そして何事も無かったかのように話を戻す。

流石魔術の血統の当主、老獪也(何)。

 

ロックオン:「……相変わらずスルースペック高ェな」

ラファーガ:「君らと付き合って居れば、こうならざるを得ないだろう。さておき」

アージェンタ:「とりあえず、こちらはこちらで手を打っておきましたわ。冒険者の店を通じて、志願者を募ってます」

ロックオン:「そうか……ありがたい」

メルガノート:「と言うわけで、あとは俺たちで王城に乗り込めばいいわけだ」

ロックオン:「……フェル。お前も来い」(ぐい)

フェル:「当たり前だ。俺が行かなきゃ、そもそも話にならない」

GM:で、まあ王城の会議室ではえらいさんたちが集まってるらしいのですが……向かうならその道中の警備の騎士とかは、

まあ、何だ。忘れろ。

メルガノート:「(はりけーんみきさー)」

ロックオン:「(ねらいうつぜー」

フェル:「(峰打ち……ではなくて小手で当身)」

ロックオン:……ああ、アレですね。戦国BASARAの世界

GM:人がごみのようだ……w

エヴァ:……ナニコノクーデター(汗)

ロックオン:武力で変えるしかないんだ……! 思いだけでも、力だけでも…!!

GM:まあ、実質誰が止められるんですか、10Lオーバーの神官戦士含む連中のテロ。

ロックオン:(あいあむ10L)

 

ちなみに、一応。GMとしてもこの流れは想定済みである。

まあ、他に穏当にアルメニカやフェルディナンドの家から物資や兵力を調達するルートもあったのですが。

 

GM:で、会議の間の扉をばーんと明けまして。

メルガノート:「頼もう!!(ドア粉砕)」

ティダン大司祭:「何奴……!?」

ロックオン:「久しぶりだな……」

ティダン大司祭:「……不敬者共め、今度は衆を頼って押し入ってくるとはな……」

ラファーガ:「暴力は良くないな、うむ。ノックを忘れたのは謝罪せねば」

アージェンタ:「……ノックしたら吹きとぶような扉の脆さを反省すべきではないですか?」

ロックオン:「さておき……こんな非常時にあんたら何してんだ」

ティダン大司祭:「何をしているか、と? 誰かが解放してしまった邪悪を討つべく、国内の戦力を招集するための会議だが」

ロックオン:……あ、結構マトモなことしてたんだ。

GM:まあ、フルメンバーの半分しかいないんですけどね。

ロックオン:……や、てっきりフェルへの処断でも話し合ってるのかとw

GM:処刑に決まってるじゃないですか、んなものw

ロックオン:デスヨネ(汗)

ティダン大司祭:「(視線向けて)死刑囚と、「穢れの子」と、冒険者に、アルメニカの呪詛使い親子か……

改めて問うが、何の用だ?」

 

メルガノートが一番真っ当に見える不思議。

待て、それはグレンダールの罠だ

 

エヴァ:まあでも、お偉方の会議なんて長引くばっかりでどうせ実効性なんて……ねえ?

GM:つ「定番は被せるモノ」

ロックオン:はて。そういえば何しに来たんだっけ。とりあえずノリで突っ込んでしまった(ヲイ

メルガノート:「ん? 全員頭ひっぱたいてさっさと兵隊集めさせるって話じゃないのか?」

ロックオン:「ついでに、この『死刑囚』にもとりあえず猶予付で働かせるってとこだな」

ティダン大司祭:「罪には罰を与えねばならん。フランベルジュ卿は、投獄のちこの戦役が終われば死刑が確定しているが。

無論、戦役中は、牢から出ること罷りならん」

ロックオン:「戦場に突き出して魔神のエサになるまで働かせれば、処刑の手間も省けるってもんだろう?」

貴族:「魔神を蘇らせた裏切り者に、後ろから切られたく無いものでね」

ロックオン:……まあ、確かに最前線に出したらヤバい、ですよな。ふつーに考えて。

GM:おおよそ、国の首脳と騎士団でもそういう見解で一致してたりする。むしろ、血気逸った連中に刑執行前に殺されないように投獄した、とゆー側面すらある。

ロックオン:「……こいつが乱心してあんたらに切りかかったら……その時は、俺達がこいつを撃つ。それでもダメか?」

貴族:「何を以て、流れの冒険者風情を信じろと?」

ロックオン:らっふぃーも居ますよ……NE?

GM:押し入ってくるようなこの状況だと、同列じゃないかとw

ティダン大司祭:「……一つ問うが、穢れの子……いや、ミシェル=バンガードよ」

ロックオン:「……(頷き)」

ティダン大司祭:「この惨事、責を問うならば当然フランベルジュ卿にその矛先は向けられるだろう。

だがティダン神はその上で、未だに卿に加護を赦して居られる。何ゆえか?」

ロックオン:「あぁ、それは」

 

「こいつは、まだ……あれだけ独りで酷い目にあって、なおティダンの教義に従おうとする心を喪っちゃいないからだ」

 

GM:SW1だったらファリスの《センス・イービル》とかで色々解るんですよねぇ…… 神官に信頼が有れば。

ロックオン:「――そこまでの外道に堕ちていないからこそ、ティダン神の加護が未だこいつに及んでるんだ」

ティダン大司祭:「神は赦したもう。だが、この事件の咎を国が裁くならば、国と言う組織は卿を赦すことはできん。

それは解るな?」

ロックオン:「……あぁ」

ティダン大司祭:「ならば、問おう。最も身近であろう「人」であるお主なれば、卿にいかなる罰を与えるか」

ロックオン:「……咎を負いつつも生き続ける、という罰を」

……具体的には、穢れを負わせるとかそういうのを言いたくなったPL。今のロックオンなら、やれなくもないし。

GM:魔剣パワーですね、わかります。まあ、その受け答えで一応フラグクリアということになりますか。

 

ロックオンの言葉を聞いて、大司祭は黙考する。

しばし後、無言で聖印を手に取り、佇んだまま沙汰を待つ騎士の前へ進み出ると、天とそこにおわす神と、その場にいた全ての人間へ向けて短く告げる。

「……神よ照覧在れ。人の裁きは下された」

 

ティダン大司祭:「”汝、咎を背負い、逃れ死すこと能わず”」

GM:大司祭の《クエスト》ですな。

ロックオン:「……これは……」

ティダン大司祭:「騎士フランベルジュ卿に、法の裁定は下された。そして……」

GM:で、後ろから来た騎士団長がフェルの鎧の騎士印に十字傷入れまして。

ティダン大司祭:「卿はこれより騎士ではない。故に、今は唯のフェルディナンド=フランベルジュとして……為すべきことを為すべし」

ロックオン:「……大司祭……」

……これはとりあえず、片膝で跪いて礼しておきましょう。

ティダン大司祭:「罪は裁かれねばならぬ。だが、人の罪を裁くのは神の法ではなく、人でなければならぬ」

フェル:「(跪いて黙礼)」

ティダン大司祭:「騎士団長、あとは通達の通りにせよ。我々には我々のやるべきことが有る」

GM:で、騎士団長は敬礼して下へ降りまして……君らも貴族sから「ほれ、忙しいんだからさっさと行け」とw

ロックオン:「(退室)……まあ、意外と捨てたもんじゃないってことか。この国も(ポツリ)」

GM:ああ、下へ降りるとですね。

騎士団長:「イル・ティーディアの騎士団は、本日を以て解散する!!」

ロックオン:「……(ぽかーん)

 

 ちょ、え、待」

騎士団長:「以後、魔神との戦に挑む志の有るものは、武装して門外へ招集せよ!」

GM:と言うのもですね。騎士って基本、命令されたら逃げれないじゃないですか。

ロックオン:……あー、なるほど。

GM:で、尻ごみするような連中とかは、むしろ居ないほうが物資の割り振り上役に立ちますんで。

士気の高い元騎士だけが完全武装で外に揃うことに。

あと、街の冒険者と合流してマジックユーザー込みの混成部隊に。

あとは神殿に残ってた神官とかですな。命令系統が騎士団のままだと、混成部隊になれないので。

ロックオン:「……こいつぁ……すげぇ……!」

平時のイル=ティーディアでは絶対に見られない光景ですなぁ……

メルガノート:「……割とやる気有るじゃねーか、この国」

ラファーガ:「伊達にティダンを国教にしていない、ということかな。何だかんだで、追いつめられると本性が出ると言うが……

良い方に転んだようだね」

フェル:「……さて、そうなると。俺たちの仕事は、出来るだけ正確な情報を供給することと、有志を探すことくらいか」

ロックオン:「だな……これなら、いけそうだ!」

というわけでメルガノート先生、お願いいたします。

GM:そこでメルガかいw

ロックオン:……ロックオン・フェルの補正を見て対比してからですが……たぶんw

GM:《スフィンクスノレッジ》《ブレス》込みで24スタートですな、メルガ。ロックオンの場合、実はこのイベントが起こるってのが一番大きかったり。

ロックオン:あー……なるほど。

GM:フェルがフリーで動けるようになる+自動的に兵数が確保される、というのと……

ロックオン:来ること自体に意義があったと?

GM:と言うより、フェルと揃ってる必要がありまして。

一緒に来てた場合、投獄イベントが同時に起きて、とゆー流れになります。

で、イベントのボーナスとしては上限が150まで拡張されて、効果3が追加されます。

 

イル=ティーディア 特殊補正3

条件:イベントフラグ1成立後、ロックオンが訪れる。

補正効果:イベント後、フラグ2成立なら以下の効果。

・最大達成値合計が150に拡張

・「効果3:この戦略フェイズ及び次の戦術フェイズにおける人類側の兵数の減少を3回まで無効化する」を追加。

 

ロックオン:ナニコノ美味しいスポットw

GM:拠点ですし。当事者、とも云いますがw

まあ、150まで稼ぐ必要はないですが、魔神のほうを減少させるって意味では時間残ったらやるのもありかと。

ロックオン:確かに。

GM:と言うわけで、フェルとロックオン、もしくはどっちかを代行でメルガがやれますが。

ロックオン:フェル代行でメルガを

GM:うい、では判定値24で……

 

GM(ダイス機能):2D6+24 = (2+1)+24 = 27

 

GM:……どうせ移動するからひっくり返しておくかw?

ロックオン:ですな。オナシャス

GM:出目11になって、と。35増えました(死

エヴァ:

GM:魔神の戦力ががりがりっと減りつつ……さっき増えた分が持ってかれたな。

ロックオン:つ イル=ティーディアが熱狂

メルガノート:「よおしお前ら。武器は持ったな? 気合は入れたな? グレンダールの加護は我らにありィィィィ!!」

GM:なんか燃えてます

SE:HUURAAAAA

アージェンタ:「HUURAAAAAA!!!」

ラファーガ:「……新たな宗教かな?」

ロックオン:「いや、マヂで勘弁してくれ」

GM:では、ロックオンの方もどうぞ。

ロックオン:あ、なるほど。こっちもあるのか……では、こちらは7スタート、《ラック》あり。

 

ロックオン(ダイス機能):2D6+7 = (4+5)+7 = 16

 

ロックオン:上々。

GM:むう、50超えたか……次でジハドしたらヤだな、おいw

 

 

閑話6 蒼穹より、来たる

 

 無事フェルを釈放し、再び戦力集めのために王都を奔走するロックオン。

 しかし、彼は気づいていなかった。

災厄の本番はここからである。

 「どいてどいてー!?」

 「のわっ!?」

 上空よりロックオンに迫り来るは帆布を用いた原始的な落下速度軽減器具“ぱらしゅーと”を身に着けた少女。

その額には角が生えている。

 

そして炸裂する自由落下型フライングニードロップからのボディプレス

 ロックオンを下敷きにしたためか。傷一つ負うことのなかった少女は、おもむろに周囲を見回す。

 「いたた……メガネメガネ……」

 「……いや、降ってくるときからつけてなかっただろ!? いいからどけ!」

 「おっと、そうでした。危ない危ない」

 この異常事態においても突っ込みを忘れない辺り、着実にユウの指導は活かされていたといえよう――だが、相手は残念ながらロックオンの数段上手であった。

 「そんなことよりちょっと聞いてくださいよ。酷いと思いませんか。

何か企画に応募されたと思ったら、応募先の都合で1年半以上公開されずにほっぽらかされた上、投稿してくれたプレイヤーさんもセッションで使ってくれなくなっちゃったせいですっかりお仕事上がったりですよ! どういうことなんですかこれ! 訴えますよ!」

 「い、一体何の話だ!?」

――ロックオンは直感していた。まずい。これは「ユウと同種の何か」だ。マトモに相手をしていたら精神と心が持たない。

 「と、とにかく……とっととその角隠しとけ。ナイトメアはこの国じゃあまりいい扱いされないぞ」

 「大丈夫だ、問題ない。わたしドレイクですから。あ、宣言したらちょっと頭痛が」

 「何ィ!?」

 「あ、ご心配なく。リルズ様の神官やってますから、危害とかそういう意図皆無ですし。人族も蛮族も大好きですからね。

魔神はともかく」

 少女が示すは、融合神リルズの聖印。

 「……ってーことは……あんたも、魔神王との戦いに?」

 「いえす! わたし、ウリア=インスレイと申します。案内宜しく、ナイトメアのお兄さん。

 

 あ、ちなみにわたしの好感度がMAXになると、約束の樹の下での告白イベントがあるわけですけど。

ここらで早速一発どーですか? ちょっとその辺の樹とか拝借して」

 「御免蒙る……というか随分安いイベントだなオイ!?」

 ――この後。

ウリアが無事に他の冒険者達と合流するまでには、ロックオンの涙ぐましい努力とツッコミの物語が待っているのだが……

それはまた、別の話。

 

※掲載がここまでずれ込みましたこと、製作担当者一同、重ねてお詫び申し上げます。

 

 

Day-2 エヴァーグリーン(エヴァ

 

GM:では、少し巻きつつエヴァーグリーン……

エヴァ:「おらおら道を開けろー。搬入の邪魔だー」(がらがら)

うしゃぎ:「やれやれ、血が騒ぐぜ」(荷物運び中)

エヴァ:「魔動機部品A!(投げ)魔動機部品B!(投げ)おやつ!(投げ)

 ……おやつ?」

アーリィ:「(空中キャッチ)おやつ回収しました」

エヴァ:「お前のかよ!?」

アーリィ:「燃料なのです!」

エヴァ:「まあいいや、とにかくやることは山ほどあるかんなー」

エオニス:「うんうん、やることは沢山あるけど神様はもう見守ることしか……」

リコ:「働け暇神」(ずるずる)

エヴァ:「相変わらずだなあそこは(目録確認中)」

GM:ちなみに、ドゥームが宅配便とかやってる光景には、もう驚かないほうが良い(何

 

SE:ハンコ オネガイシマス

 

ロックオン:ドゥーム ザ ヤマト のたっきゅーびん……w

GM:イッポ マエ ヘ

エヴァ:では判定をば。ドゥームの頭の上を飛び石にして縦横無尽に駆け巡る(何

GM:アクションゲームと化している……w

 

エヴァ(ダイス機能):2D6+17 = (5+4)+17 = 26

 

エヴァ:うし、いい感じ。

GM:む、高いですな。ここは安定している。

 

 

閑話7  仮面悪霊ウィザード

 

「しっかし、報せが届いた途端に《ディメンジョン・ゲート》とか気が早すぎるだろ、常識的に考えて」

 「何、血が逸るというものだろう。久々に本気を出せる大喧嘩だ」

 白衣のゴースト……ヒューイの脇で腕を組むは、同じく半透明の亡霊。

 人間の限界を超えるべく、《レイス・フォーム》により自らをレイス化させた狂気の魔術師、“奇霊”ジャネール=メルディ。

 期せずして亡霊となってしまったヒューとは、旧知の間柄である。

 「……お前の本気とかマジでないわー。見たくないわー」

 「久しぶりに相手になりそうな奴だからな……くっくっく、最高位の魔神に我が魔術の極致、思い報せてくれる」

 その経歴を一見して明らかな通り、偏屈な魔術マニアである。 魔神王逃げて。

 ――ちなみに。

 「……まあ、まだ時間有るらしいし手伝い頼めるか?」

 「座興だ。露払いだろうと雑用だろうと何でも持ってくるがいい」

 偏屈ではあるが、意外に心優しい一面もあったりするのである。

 

 

Day-3 Daemon's Turn

 

GM:さて、これで二周…… ……魔神よ、我がダイスに6ゾロの加護とかを(ころころ……出目6)げ、何も起きない!?

エヴァ:運が向いてきたか……いや、まだ序盤だしどこかで反動が……

 

安定しないことに定評のあるGMのダイスですから。

 

GM:では、PCの振り分け決めますか。イル・ティーディアは、ともすればジハド発動か……w

ロックオン:ふむ。振り分けは……今回はメルガを何処に入れるかが肝

GM:実はロックオンの判定代行させると、一番効率よかったり

フェル、何だかんだでプリースト10ありますし.

ロックオン:ですな。ロックオンの代行で。

ではイル=ティーディアからさくっと。

 

 

Day-3 イル・ティーディア(ロックオンメルガノート、フェルディナンド

 

メルガノート:「ハリーハリーハリーハリー!!」(ころころ)27.

GM:……まあ、この辺で良いかw

ロックオン:うぃ、ではフェルを(ころころ)23……を、これは?

GM:……あ、いい具合にジハドったw

 

SE:イル=ティーディアが、熱狂している!

 

ティダン大司祭:「……これより、国令100023号により「聖戦(ジハド)」を発動する」

 

「神の名は誉むべき哉!!」

 

効果1:魔神の戦力を達成値分減少する

効果2:(達成値100限定)ティダン信者への《ジハド》発動。人類の最終戦力が+20%。

 

GM:……これで人類側の兵力は、最終補正+20%か……そして魔神の兵力が最初より減ってしまった……

ロックオン:イル・ティーディア仕事したw

エヴァ:頑張れ信者、超頑張れw

 

 

閑話8  宿場町の死闘

 

 スポーンの死骸が累々と積み重なる宿場町。

 青い返り血を拭い、ため息をつく人間の青年と、ナイトメアの少女。

 「全く。偶々立ち寄った宿場町が魔神の巣窟になっているとはね」

「全くです……うう。メイドスーツ、新調したばかりだったのに」

 青年の名はアルバート。少女の名はルナミリア=ド=ラヴェール。

 共に一騎当千の実力を有する冒険者であるが……不運にもというべきか。

 或いは人類にとっては幸運にもと言うべきか。

 彼らは偶々、イル=ティーディアの近くに立ち寄り、スポーンの大群に遭遇していた。

 ようやく武器を収めた青年たちの前に、レッサードラゴンに騎乗したドワーフ、一騎当千のドラゴンライダーであるグランが降り立つ。

 「よぉ、上から見た限りじゃ、この辺にもう魔神は居なさそうだ……魔神は、な」

 「他に何か、変わった物でも居たんですか?」

 「おう、それも滅多にどころか一生に一人お目にかかれるかも怪しい人がな」

グランが振り向いて示す先には、紅玉の滴で染めたような赤い髪にほっそりとした肢体、強い魔力を放つ杖と、令嬢のような容姿の中でひときわ異彩を放つ眼帯の少女。

「坊主、嬢ちゃん。どうやらここいらじゃ、大変なことが起きているみたいだぜ」

 竜の背から降り立った1人とは。

 「はじめまして、アルバートさん。ルナミリアさん。早速ですが……私たちに力を貸していただけませんか」

かの翠将をも凌ぐ高位蛮族たるルビー・バジリスクにして、ライフォス神の信徒でもある少女、通称を“優しき調停者”。

アルルフェンバインその人であった。

 

 

Day-3 ミストキャッスル(ユウ

 

ユウ:でぃは、引き続きましてミストキャッソーもやっちゃいますか(ころころ…27)お、こっちも上々……振り直しは流石に危険か。

GM:そこそこ出目いいですしな、7ならw

ユウ:「まじんおー。まじんおー討伐をー ……あ、そろそろtwitter書かなきゃ(ごそごそ→かちかち)」

ナヴァリア:「よろしい、ならば討伐じゃ」

ユウ:「お、VAVA様じゃないですか」 (ぴろりん、と写メ→うp)

ナヴァリア:「ふっふっふ、面白いことをやっているじゃないかね」

ユウ:「世界の危機ですよー。きくたけもびっくりですよー」

ナヴァリア:「このナヴァリア、「グレイト!」とか言いたい気分になったので、こっそり参戦させて頂くのじゃ」

ユウ:「(のんのん) グレェト! です」

ナヴァリア:「(きゅぴーん→何故か身の丈が4mほどの巨人に)グレェト!」

ユウ:「(いってらっしゃーい)」

ナヴァリア:「(ずしーん、ずしーん)」

ザバール:「ちょと、誰!? 《シェイプチェンジ》のオーブ持ってたのは!?」←背景

 

SE:キサマのようなヴァヴァアがいるか!

 

ユウ:「……さて。『勧誘なう』と(かちかち)」

GM:大惨事だッ……!!

ユウ:「……ちなみに、twitterにはル=ロウド神託無線Wifiを通じてつながっているのです。どっとはらい」(視点異動)

GM:サーバーは天界か……w

 

よいPCのみんなはファンタジー世界でTwitterなんかやっちゃいけないよ!

ル=ロウドとの約束だ!

 

 

閑話9  そのドラム缶に触れることは死を意味する

 

 ユウが魔動携帯端末を置くとほぼ同時。

 ずしり、と重たい足音が響く。

 「……うわぁ」

 ユウが視線を向けた先には。

 見るからに重そうなドラム缶を背負ったナイトメアの青年が一人。

 「……えーと、あなたも参戦希望?」

 「ああ。僕の名はリッセル。お兄ちゃんが狙われている!」

 ――その体格は。決して通常の冒険者と変わるものではない。

まだ真新しい皮甲と、普段着よりはマシ程度のなめし皮の鎧下。

腰に提げた長剣も、まだ血を吸ったことはないのではないか。

 むしろ、先ほどのVAVA(完全体)の方が余程たくましかっただろう

「……だいぶひょろいけど、だいじょぶ? 生半可な戦場じゃないよ」

「お兄ちゃんは強い奴と戦うのが好きだった……きっと、この戦いにも参加しているはずだ」

ユウの表情が不安から諦観に変わる。

「……あー……そうだね、うん。多分お兄ちゃん居るんじゃないかな」

 「ありがとう。ヤールの導きの元に! 待っていてねお兄ちゃん!」

 どすどす、とドラム缶の重量で地面を凹ませながらゲートに突進していくリッセル。

 ゲートが閉じた後、ユウはぽそり、と呟いた。

 「しかし、妙な匂いがしたけど……あのドラム缶の中身、何だったのかな。やーる……まさか、ねえ?」

 それを語るのは……まだ、早い。

 

 

Day-3 ダーレスブルク(ガルフ

 

GM:さて、そのころダーレスブルク……もうひたすら判定か、ここはw

ガルフ:では判定をば(ころころ)出目8の28で。

GM:コンスタントに高いな、そこは……w

ガルフ:うむ、なかなか。ティダンの加護が煌めいておりますw

GM:……って、3R目で250超えたか(めもめも)

ユウ:何かいいことでも有るんですかね?

GM:うむ、盛大に喜んでください。以後、魔神サイドの6の出目が「強襲!!」に代わりますb

ガルフ:おひw!?

ユウ:流石魔王陛下www

GM:ランダムにどっかの拠点へ襲って来ますので、そこにいるメンバーだけで迎撃になります。

諦めると、魔神ダイスを二回振られてしまう出血大サービス!

ユウ:死ぬwwwww

GM:と言っても、流石に大した奴は出ませんけどな。どんなに悪くともグレーターデーモンさん。

ガルフ:いやいやいや!? じゅーぶん「大した奴」ですって、それはw

GM:……人類サイド1000以上になると魔神将も候補になるんですがなぁ……

ユウ:死ぬ死ぬw

GM:上手くメルガとかを回しましょう、とだけw ……そしてこれが最後の魔神増強イベントで有るはずもない(死

ガルフ:ひぃぃぃぃw

 

 

閑話10  一万回と二千回前から や り な お し

 

 「もし無事に帰って来られたら……俺と結婚してくれ、ミーナ」

 

 眉目を引き締め、やや芝居掛かった仕草で目前の女性へ乾坤一擲のプロポーズを敢行する青年。

その目には真剣と書いてバカと呼ぶに足るだけの熱意が満ち満ちていたが。

 「うん、却下。大体それ、全く同じセリフでもう5回くらい聞いた気がするんだけど?」

 女性はもはや事務的なまでの無感動さで差し出された手を払った。

 魔神戦争に向かう冒険者が此処にも一人。

このプロポーズ男の名はダファン=ルガリス。

恋人のエルフ女性……ミーナへのプロポーズ玉砕回数は、これで5回どころか手を変え品を変え、最早通算30回を超える。

 「しょうがないだろ。こう言うと必ず還ってこられるんだから」

 「……全く理解しがたいけれどジンクスみたいなものなのかしら」

 

 それは、万が一OKしてしまったら死亡フラグに変わるのではないか。

そもそも、曲がりなりにもプロポーズを勝手にジンクスにするのはやめてよね、とミーナは髪を弄りながら呟くが……いかんせん、ダファンに乙女心の機微は難解すぎた。複素数関数に指折り計算で挑む以上の不可能であった。

むしろ乙女心に限らず、機微を要する全てにおいて彼は余りにも無頓着が過ぎるのだ。

「ああ。だから……こ、断られても何とも思ってないんだからね!」

 「うるさい。とっとと行けこのロクデナシ」

 

 御土産買ってくるからリルズ神殿で待っててねー、などと懲りないダファンの声を聞きつつ、ミーナはため息をつく。

 

 「……ロクデナシって知りつつ放っておけない私も、立派な同類項よね」

 

 自覚が有るだけマシだが、ということは彼女も満更でも無いのだろうか。

  「ま、今度帰って来られたら結婚してあげてもいいかしら」というミーナの呟きは……果たして、死亡フラグにいかなる影響を与えるのか。その結末は、神のみぞ知る。

 

――なお、余談だが。

実はこのダファンと言う男は、街に流れ着いた時、金に困って結婚詐欺なる犯罪を企てていた。

どうせ詐欺でも口説くなら美人が良い、と言うわけで、目に止まってしまったのがミーナである。知られたら撲殺されても文句は言えまい。

 彼の計画に問題が有ったとすれば、ダファンの頭脳にとって詐欺という犯罪は神のきざはしより高度過ぎたと言う点と、彼が馬鹿では有っても不誠実にはなりきれなかったという点である。

 

 結果。

ダファン=ルガリスは自分が詐欺を働こうとしたことをすっかり忘れ、己を磨き一途に報われないプロポーズを繰り返す、ただの誠実な愛すべき馬鹿という本懐に戻っていたのだった。

 

 

Day-3 エヴァーグリーン(エヴァ

 

GM:では、あとはエヴァですな。

エヴァ:ういうい、手早く振ってしまいましょう。

 

エヴァ(ダイス機能):2D6+17 = (6+6)+17 = 29

 

GM:(ぶーっ)

ユウ:ktkr!?

エヴァ:……おい、何か憑いてるぞこっちw

GM:えーっと……イベントイベント。作業にいそしんでるエヴァに声をかける紳士が。

壮年の男性:「ふむ、どんな具合かな」

エヴァ:……らいふぉすさま?

GM:いえ、以前お世話になったグレーターなドラゴンの面影が眉のあたりに。

 

眉に龍の面影。

……どんな面影だ?

 

エヴァ:「(荷運び中)ん?えーと……いつぞやのドラゴンさん?」

老龍:「うむ、「向こう側」との相談が終わったのでな」

エヴァ:「向こう側?」

老龍:「テラスティア北部の……リーゼン地方だったかな? 少し向こうまで出向いてきてな」

GM:……ヒント。

デュポール。マージナルライダー。

ユウ:馬ふぇち……いや、竜?

GM:つ「竜の山脈」

エヴァ:……あの辺りの竜たちも参戦ですかw

老龍:「若い衆だけだが、幾らか手を貸してくれるそうだ。まあ、気休めにはなるだろう」

GM:具体的には、実際の戦闘に際して兵力500相当の龍が1ターンだけ手を貸してくれます。

レッサー級以上の竜の一個小隊。

 

エヴァーグリーン 特殊補正2

条件:判定一回の達成値が30以上(含6ゾロ)

補正効果:効果3として、戦術フェイズにおいて「竜の軍団」が使用可能になる。兵力500相当。

 

エヴァ:「気休めだなんてとんでもない、竜が力を貸してくれれば千の味方にも匹敵するでしょう」

老龍:「本来、竜は人界の事件には不干渉だが……相手が魔神、世界の危機となっては無視と言うわけにもいくまいからな」

GM:で、これは後ほど効いてくるのでさておき。達成値二倍効果だけ適用してセーブしときますw

エヴァ:地味に他所の兵力もアップ&金銭的にも余裕がw

GM:魔晶石とか余力出るので地味に効くんですよね、ここの効果。

 

 

閑話11  対話篇1

 

エンキ=フォルストがその異変に気づいたのは、些細な異常からだった。

 「……ソロモニスが、応えない?」

 ソロモニス――かつて魔法王が振るったとされる、魔神の王たちを隷属させると伝えられた伝説級の魔杖。

それ以外にも様々な機能を有するが……しかし。

 それら全てが機能不全を起こすとなると。それは、即ち魔神の――

 「さすが、ソロモニスの使い手。もう気づくなんてね」

 不意に懸けられた声に、エンキが前を向くと。

 佇むは、漆黒の装束と眼帯を纏った蛮族の少女と、黄衣の少女。

 「……久しいですね、ロウルセンスヴァイン。あの時の続きでもやりに来ましたか?」

 エルフの男性と、蛮族の少女。背丈が倍ほども違う二人の間に不可視の火花が散る。

 交戦履歴は……二戦二分け。

 単体戦闘力としてはモリオンバジリスクであるロールに対し、エンキの方が遥かに上だが、魔動機械や人族の協力者などの補充戦力に加え、卑怯な(?)絡め手も交えれば――その力量は、互角。

 エンキが魔導戦士としては珍しく――それとて卓越した魔法の存在を揺るがすものでは無いとはいえ――《マルチアクション》や《魔力撃》、《足裁き》など決定打に繋がる技法を修めておらず、1対1となった後詰めきれないことも、決着がつかないことに影響していた。

 「冗談。ソロモニスが使えないと言っても、割に合わないわ。今日は喧嘩しに来たんじゃないの。残念ながら、面倒なお目付け役も居るしね」

 「……お目付け役?」

 怪訝そうな表情でエンキは黄衣の少女に視線を移し……その目が驚愕に見開かれる。

その超常の眼力は、少女の神性を過つことなく見抜いていた。

「まさか……いや、間違いない。あなたはル=ロウド様!?」

「やあ、エンキ=フォルスト君。一目で分かってもらえるとは、勉強熱心なようで何よりだよ」

 一見すれば、能力を最小まで抑えたその少女は、ただのちょっと(?)イラつく子供に過ぎない。

だがその本質として秘めたる神威は、人類はおろか老齢の竜種ですら足元にも及ばない存在であった……それが、ほんの分体に過ぎないとしても。

「……“ソロモニス”を保有するキミを魔神の専門家と見込んで頼みがあるんだ。

 今、“最も深き迷宮”から魔神王が復活しようとしている……力を貸してくれないか」

「魔神王、ですって……?」

 エンキの端正な面貌が驚愕に凍りついた。事実だとすれば、それは大破局に続く大陸滅亡の再来を意味している。

そして、この状況で冗談を言うほど神様とは暇な存在では無いだろう(と思う)。

「その通り。いがみ合っていた人族と蛮族すら、団結して立ち向かう……そのレベルまで状況は進んでいるんだ。

君にも、その一翼を担ってほしい」

エンキは暫しの瞑目の後、頷く。

「……いいでしょう。それは正しく世界の危機です。それに、僕としてもこの連合の行く末は見てみたい。

 僕が出来ることがあるならば、ご期待には……全力で」

 

自由の神格と、魔神の杖に囚われた彷徨人は、固い握手を交わす。

 

「まさか、あんたと呉越同舟することになるとは、ね。精々足引っ張るんじゃないわよ」

「それはこちらの台詞です、ロウルセンスヴァイン。魔神王の討伐が終わり次第、いつぞやの続きを始めますか?」

「やれやれ、こりゃカミサマとしても先が思いやられるなあ……」

 

 ――それは一枚岩とは言いがたいまでも、世界にとって大きな一歩であった。

 

 

と言うわけで、Day3を終えた時点で一度セーブ。

思ったよりも順調に準備を進めて行くPCに対してGM曰く。

 

GM:思ったより人類側しぶといな(むぅ)もうちょっと容赦なくても良かったか。

ロックオン:勘弁してくださいw

 

まだ僕らの魔神大戦は、始まったばかりである……

 

 

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