ネタバレ注意!

当リプレイは『ビーストバインド・トリニティ ディケイド』収録のサンプルシナリオ

「バインド・オブ・ヴォイド」のデータを一部使用しております

 

プレセッション&オープニング 二人の死神

 

 

て、今宵も闇にまぎれて生きる溶解人間ならぬ駄目な人間達が約三名……但し脳と良識が溶けてると言う意味では溶解で良し(何がだ)

エゴエゴしている間に、恒例のプレイヤー紹介と参りましょう。

 

PLその1/神無月氏

 渋い漢をやらせたいなら彼に言え! とまで囁かれるほど漢キャラが似合う人物。

    近距離ガチ系を得意とする。

 

PLその2/九谷

 ラノベと法律に通じた人間。比較的常識的なはずだが、プレイだと飛ばす。凄い勢いで キャラ「に」染まる。

ある意味、得難いプレイ能力の持ち主。

 

GMの中の人/虚穂

 → 今回久々にGMを務める推定人類、あるいは人類(仮)。

気分と状況次第でシナリオを魔改造する、困った性癖を持つ。

PCフレンドリーを自認するGMだが、仲間内での通称は「魔王」。

ナゼナノデスカミナサン?

 

 

プレセッション ところでこの死神を見てくれ。こいつをどう思う?

 

さて、BBTも6話目。そろそろ公式シナリオのネタも尽きてくるころ。

魔改造の準備はあまり整っていないようですが……

 

九谷:ふむ、こちらの手持ちは……シナリオクラフト系とディケイド

GM:ディケイドか……例の死神シナリオか。竜鳴だと北斗BBTになっちゃった奴

九谷:アレを超えられる気がしない……ッ!

 

それは無理な話です。市民。

あの狂地に辿りつくには、我々は常識という不純物を含有し過ぎております。

解脱の日はまだ、遠い。

 

GM:やっぱり覚醒したタイミングから処刑BGMとして北斗OP(通称テレッテー)が流れるんでしょうかね、アレ

九谷:解放状態うめぇ……w

GM:そして敵もしくは自分がセレスチャルの場合、「手前らの神は何色だ!」と台詞が(オイ

神無月:黄色

九谷:……黄色

GM:黄色の場合、それは負けフラグが天より高くそびえたってしまうのではw

九谷:いやいや。黄色様だろうと何の問題もなく勝っちゃう小一郎みたいな例外が居ますから……言ってて思う。

例外って何だ《汗

 

例外【れいがい】:つまりそいつは別モノということ

 

GM:なぜなら、あれは黄色である前に柵原だからです

九谷:マイナスとマイナスを掛け合わせたからプラスになるのか……ッ!

神無月:……今酷く納得してしまった自分がいたw

GM:禍学反応って奴ですね

 

−×− = +

単純明快な数学的な真理がキャラクター属性にも妥当してしまうらしい。ほんとか?

というわけで、本日のラインナップはこちらとなります。

 

 

1:GMもダイスで決めるエンゼルギア エンドレスサマー シナリオクラフト

2:BBT ザ・吐く《公式リプレイ2巻付属シナリオ》

3:BBT ディケイド魔改造

4:アリアンロッド2E

5:ソードワールド2.0  新展開

6:振りなおし

 

GM:SWは、何やるかってーとEEくらいですが。

あるいは、全く新しい……というかザルツあたりのデフォルトに近いSW始めても良いですが。

九谷:あー……魔神戦争後を描くセッション、と言うのもありですな。確かに

GM:エターナルエンパイアって一応セット上そんな感じですけど、あれって処理が結構大変ですからね

神無月:その場合キャラ作成からになりますか。まあSWならキャラ作成にそう時間はかからないでしょうけど

GM:ダイスは投げ振るモノ、とw

 

ちなみに、2012年末の現在、このSW2.0アフター魔神戦争はひっそりプレイ中。

4本ほどセッションを済ませて、リプレイ編集待ちとなっております。

……魔神戦争編の原稿が分厚過ぎるんだっちゅーねん(GMの中の人作業中)

 

GM:……しかし、5以外大惨事以外あり得ないことは確定的に明らか。

九谷:え、6以外ですよね(キリッ) でぃは、……今回は魔王陛下、どぞ(にこ

GM:ヒロイックでエピックファンタジーなSWは何処行ったw

 

結果、出た目は3.

ダイス神は死神乱舞をお望みの模様

 

九谷:……神はディケイドをお望みか

GM:……瑠璃、可哀そうに(何

九谷:はい、死神キャラ持ってるひと、挙手

GM:……持ってないなぁ……w

神無月:同じくw

GM:ヴォイドって強いんですけど、役割に徹するには少々尖り方が温いんですよね。実はサポーター向けな感じ

九谷:同感なのですよな……

GM:ちなみに、魔改造の案とか有ります?

九谷:こちらがGMだと、とりあえずグレゴリィ弁慶が出ます

 

安心と信頼、ついでに実績も申し分ないガチムチ男根千本狩であった。

逃げて。男性PC及びNPCは全力で逃げて

 

GM:……奴はいい加減、【真の死】を与える手段を模索した方がいいかもしれんw

九谷:あ。待てよ?(ふむ)……うん。出さないでおきましょう。たぶんもっと酷いことになる

GM:何を出そうとしたかは聞かんが……死神、居ないわけじゃないんですけどね。

経験点100点叩き込んで仮想構築した、暴力的火力の体現でしか無い装置ってのが

タッカーで《静かなる葬列》5(10D+加護特殊攻撃)と斬魄刀と持たせて、《荒ぶる神威》5と《破壊神》積んだ馬鹿が(ぽそ

 

それはPCとして使ってよい物体なのか。

良いはずが無い、爆砕である(シナリオとかが)

 

九谷:こちらの手持ちにも実はいるんですけどな……但し、前回の『魔法少女大殲』に出現したアレ

これをPC仕様にダウングレードすれば出せる、出せるのですが……

神無月:ひでえ物体しか無いのか……w

GM:性格からリメイクしないとイロモノ以外の何物でもない

九谷:ひさめ張りのリメイクになりますな……ふむ、しかしそれもまた一興か。ちと時間いただければ組めますが

GM:……ちなみに、アタッカー?

九谷:ですです。25点前後の経験点消費とする予定です

GM:いっそ黒曜の代わりにこの手もとの破壊生物出せば釣り合うか(真顔)

九谷:ちょま

GM:なんか16D+50とかトンデモ無いことになってるのは気にしたら負け。

有無、ドミニオンアーツとの相乗効果が期待されますね

と言うのも、ヴォイドがボスだと壁殺しな技がデフォルトであったりするので。

ディフェンダー、装甲とかガードとかがガリガリ貫通されて涙目

九谷:ひぃい

GM:火力原理主義の激突になるので、ぶっちゃけお勧めしません(死

 

だが、割とこの卓だとよく見る光景ではある。

プレイヤーが全体的に脳筋……もとい、火力原理主義者なのが原因と思われる。

GMは多分あんまり悪くはない      はず。    ……多分。 きっと。

 

九谷:……ふむ。となると……このKANAKOの封印を解かざるを得ない……か。

GM:というか、死神で黒可奈子ですかw

九谷:

GM:では、GM勤めますかw あ、ボスはデフォデータにお供付けるくらいで。武装聖人k1

神無月:む、ではこちらはどうしますか。可奈子がアタッカーならディフェンダーで酒好でも

GM:来るか、大江山の鬼集団(但しロリ)

九谷:ということは、時々混ざって安徳氷帝も……

GM:氷帝はただ今、教経が教育中でございますw

 

※安徳氷帝:今回、PCとして登板予定の酒好恭弥が出演したリプレイ『深淵の紅揚羽』に出演したNPC。

 

 

と言うわけで、しばしキャラクター再構築タイム。

今回のGMは「いつも良識と善良さが友達」こと虚穂でお送りします。

 

GM:……さて、これどうやって魔改造しようか(真顔)

 

そして第一声からそんな自己紹介を裏切ってみるGMであった。

鬼畜ボスデータも、妄言設定もあるんだよ。

 

GM:とりあえず今回予告から造るか……

 

と言うわけで、今回予告と相成ります。

ちなみに、この辺(だけ)は原作通りとなっておりますので、ネタバレダメ、ゼッタイという方はここが阻止臨界点と

なっております。

 

……宜しいですね? 答えは聞いてない。

 

かつて、この世界に二人の死神が生まれた。

一つの魂は”虚無”に呑まれ、その半身を深き絶望の淵へ誘う。

白き闇で、世界に意味無き終わりをもたらさんため。

 

かくして半身の下を逃げ出した少女に、しかし安息の地は存在しない。

振りかかる嫌悪の声、追いすがるブラックコート達。

 

悲しき死神に救いの手を差し伸べる者は、果たして現れるのか?

 

ビーストバインドトリニティ

 「バインド・オブ・ヴォイド」

 

心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆。

 

 

GM:と言うわけで、自己紹介をどうぞ。何か裏で酷いことになりそうな改造してますので。

 

自己紹介 カナコ の場合

 

九谷:ではこちらから。まずアーツはこんな感じで(ごそっと一覧)これで30点消費……かな。

GM:……《拳の業》は取って無いのかw

九谷:をよ、何でしたっけ

GM:ああ、共通アーツで素手強化

九谷:んー……《人類には使えぬ技》のレベル下げて、1Lとっておきますか

 

というわけで改訂版はこちら。

 

《ストライクフォーム》1:セットアップで魔獣化

《魔獣の殺意》    1 DR直前 ダメージ+1D6 

《万物の打倒者》  判定直後。その達成値を−20する。

《敵陣一掃》     範囲に白兵・射撃攻撃を行う。

《ヴォイドオーラ》: m メインプロセス中、無属性ダメージ化+アーマー無効

《クラインの壺》3: ガード時、敵のHPを3D6点喪失させる。ラウンド3回

 

《混血児:身体強化》2:SU 命中+2 INS・DR+4

 

  《拳の業》   1:P 素手攻撃力+(Lv×2)+2

《五体武器化》5:P 攻撃+12 ガード+6

《試し割り》:M シナリオ中【肉体】+2

《超暴力》:ラウンド1回 全判定を【肉体】+2で行う

《人類には使えぬ技》1:M ダメージ+【肉体】×2 人間以外の種別がある場合ガード不可

 

九谷:アイテムは……ねじくれた牙、ビーストオーラ……あ、これだ。罪深き拳

GM:……手錠が掛かっている拳を想像した

 

それ何てMrアンチェイン。ちなみに各アイテムの効果はと言うと……

 

 

ねじくれた牙:固定化15 ダメージ+4 吸血属性キャラの攻撃から受けるダメージ+5

ビーストオーラ:固定化6 アーマー2

罪深き拳:固定化5 ダメージ+2 人間性―1

バイク:固定化3

 

九谷:こんな感じで。アイテム集

GM:ひたすら殴り合いかw

九谷→カナコ:うぃうぃ。では改めまして自己紹介をば。

「あたしは、カナコ……うん、それ以外はない。空っぽなんだよね。

ああ、ちょっと分かりづらかったかな。私にもよく分からないんだけど……何か、自分が消えていく感じがするんだ。

うん、もう長くないのかもな……ところで、あたしが何者か、知ってたりしない?」

 

衛星軌道上の最終決戦で真の死を迎えた「はず」でしたが、何故か生き残り……再び池袋に現れた死神。

記憶はあいまい、性能もかなり落ちている。

その余命が幾許かは、誰も知らない

 

と言う感じで。

レイプ目黒髪ポニテ女子高生型死神でござい。

GM:……生き残ったのか生まれたのか、果たして……?

 

――魔法少女が死んで   破壊魔が生まれた   死神転生Vマニアクス(嘘)

 

カナコ  

 スタイル:アタッカー

 ブラッド:ヴォイド/イレギュラー

 ルーツ:死神/グラップラー

  第二次池袋魔法少女大殲において、宇宙からの侵略者"クリスタル=ボーグ"の手先となっていた悪の魔法少女。

 衛星軌道上の決戦で、滅びたはずだが……?

 現在は、記憶の大半を喪失しているようだ。

 戦闘スタイルは、素手を徹底的に強化してのガチ殴り。

 ガード時にダメージを与える《クラインの壷》を高レベルで取得しているため、より与ダメージ効率が上がっている。

 また、《超暴力》により判定値を【肉体】と出来ることから、暴力的な情報収集にも定評がある。

 

 

自己紹介 酒好 恭弥 の場合

 

神無月→恭弥:強化完了。防御能力は然程変わらず、《鬼の腕》でガードしつつ反撃、《種族の伝承》で情報収集可能、と

芸風の幅を広げました。

GM:手堅いですなw

カナコ:うむ、手堅し

恭弥:「……あーあーあー、え、コレマイク入ってるの? ちょ、先に言えっt(ぶつっ)」

仙子:「うむ、マイクテステス」

恭弥:「(ぶつっ、キーーーー……ン)

 ……えー、俺の名前は酒好恭弥。またの名を酒呑童子という。

 かつて大暴れをした挙句に封印され、何の因果か再びこうして現世に舞い戻ってきている。

 

まあ、過去で何をしていたにせよ、今生きている以上は食い扶持を稼がなくちゃならんわけで。

現在死霊課で真っ当なサラリーマンをやっておる次第だな。

 

  でも、大江山時代の従者どもまで一緒に転生してくることはないんじゃないかと思う今日この頃なのであった」

 

……日々従者に虐げられる生活を送る貧乏性の中年なのでした。

仙子:「(がらっ)おい酒好。童子たちが署の茶請けを食い尽したぞ!?」

恭弥:「何ですと!? アイツらお菓子は食べ過ぎるなと日頃から言ってあるのに!」

仙子:「饅頭から煎餅から片っ端から持ってかれて、課長が装備庫から何か持ち出しそうな勢いだったんで、逃げてきたぞ」

恭弥:「……確か死霊課のルールだと、茶請けは最後に食った人が次のを買ってくる決まりだったか……」

仙子:「ああ、予備は常に1箱残して、な」

恭弥:「……次の給料日まで砂糖水かなぁ……」

仙子:「……御察しはするが、まあ何だ。配下の制御はもう少し厳しく頼むぞ?」

恭弥:「伊達にその名を轟かせた酒呑童子の側近じゃねえからなアイツら……(しくしく」

カナコ: w

 

上司としては伊達であって欲しい所も伊達じゃ無かったらしい。流石である。

 

酒好 恭弥(酒呑童子)

 スタイル:ディフェンダー

 ブラッド:ネイバー/レジェンド

 ルーツ :鬼/伝説の英雄

 

 現代は池袋に転生した鬼神、酒呑童子の化身。

 悪逆非道の限りを尽くすかと思いきや、元になった人間が善良であったため、死霊課の安月給に甘んじるうだつの

上がらないサラリーマンとなってしまった。

 しかも、鬼神時代に部下だった童子たちが揃いも揃って幼女姿で転生してきて益々大変なことに。

 現代の酒呑童子は、日々の生活費やロリコン疑惑という多くの敵と戦っているのだ。

 ディフェンダーでありながら、宝具「英霊軍」により、相当程度の攻撃力も確保している万能型。

 防御に特化していない分脆い面もあるが、少人数プレイでは安定感を発揮するタイプである。

 判定値を【肉体】に変更するスキル《種族の伝承》を保有しているため、情報収集も得手である。

 総じて弱点のない構成のキャラクターといえよう。

 

GM:では、PC間の絆をよろしく。

カナコ:ふむ……どうしよう(ころころ→2・3)憧憬。うん、ある意味真っ当。

恭弥:んー……こちらは不安とでもしておきますか。

 

GM:では、まずはマスターシーンから入るのですが……

 

 

オープニングフェイズ マスターシーン 「ホワイトアウト」

 

池袋の某所、雑居ビル

 

突如として発生した白い霧が、まとわりつくようにビルの一角を包み込み……徐々に拡大を始める。

霧は隣接するビルをも呑みこむほどのサイズまで拡大すると、不意に揺らいで、何も無かったかのように消え去るが…… そこに在ったはずのビル2つも、霧が消えた後には根元から消失していた。

 

???:「……やはり、完全ではない……我だけでは不足だと言う事か」

??:「また、繰り返すのね黒曜……あなたは、止められないの……?」

 

GM:……一方が上空から見降ろし、もう一方は霧の跡地を視界にとらえた後、街の喧騒に隠れるように消えてゆく。

上空の一人は、もう一人の背中を見送りつつ…

 

???:「……全ては虚無に還るのだ、玻璃よ。愛も、絆も、罪も、そしてお前も。何もかもがな……」

 

GM:……上空で呟いた黒衣の人物も、うっすらと空間に解けて消えて行った……と言う所でシーンエンドです。

 

 

オープニング1  死を厭え

 

死神といえば、職業的に死をもたらすというイメージがあるが。

――世の中、そうそう簡単に割り切れるものではない。

むしろ、死を嫌う風変わりな死神が居た……これは、そんな過去の一頁

 

GM:さて。PC2こと酒好ですが。

恭弥:はいな。

GM:実は数年前、まだ守護者がぴんぴんしてた頃、一度死神とゆーカテゴリーの珍しい半魔に遭遇しまして。

恐らく死霊課の現場なので、魔物絡みの事件が起きた場所なのですが

恭弥:ふむふむ

GM:そーですな。はぐれネイバーな人狼あたりが、血に飢えて異形寸前になって、無差別殺人とかそんな感じの。

人数と制圧力を買われて追いかけて行った先で、その人狼を見つけたのですが……

 

既に数人を惨殺し、追跡に当たったハンターをも返り討ちにした凶暴な人狼。

童子たちとの絶妙な連携によって遂に人気のない空き地へ追い詰めることに成功したその人狼は……

 

恭弥の目の前で、名状しがたい形状に折り曲げられて、ピクピク痙攣していた。

 

??:「おや、君たちは……彼を追ってきたのかね」

恭弥:「……何者だ?」

??:「通りすがりの死神だよ。 ……いささか血生臭い人がいたモノで、声を掛けてみたら襲われてね」

GM:全身真っ黒な服装でロングコートまで着てる、中性的な美系って感じですかね

恭弥:「死神、だと?……"都市伝説"のレジェンドか……いや、それはいい。彼は我々が追っている対象だ。

確保させてもらう。君にも事情聴取を受けてもらうことになる」

??:「とりあえず、秘伝の亜空間サブミッションで無力化してみたんだが……何かまずかったかな?」

カナコ:……くぉらw

GM:空間を操作する死神の力があれば、ちょっと無理のある角度に関節を極めることなど造作も有りませぬ。

 

無理の有るのはその理論である、と言う突っ込みはまだか。

 

恭弥:「無力化してくれたことには礼を言う。が、少々やり過ぎだな。見たところまだ完全な異形と化してはいないようだし……」

GM:ええ、ヨガのポーズというか、曲がっちゃいけない方向に曲がってるのに辛うじて折れてないラインを維持してるとか。

??:「……角度が急すぎたか」(うむ)

恭弥:「こちらは死霊課所属の酒好恭弥。そちらの名は?」

黒曜:「黒曜だ。姓は無い、死神をやっている。一応死神としてはきちんと命を刈り取るべきなのかもしれんが、

ちと問題が有ってな……来てくれて助かった」

恭弥:「黒曜、と。では少しこちらについてきてもらおうか。もう少し詳しい話を聞かせてもらう(指パッチン)」

 

で、指を鳴らすと金熊とか茨木が人狼を運び出し。

人狼:「(あ”−っ!? ヤメテ、ヤメテ曲がる折れる捩れるぅぅぅ!?)」

星熊「わん」(がりっ

人狼:「(もげるーっ!?)」

恭弥:「五月蝿いぞ(すこーん、と意識刈り取り)」

黒曜:「うむ、ちなみに腕の関節を解く時は、一度時空をねじって解かないと肩が外れるぞ」

恭弥:「めんどいから外してからはめ直してやれ」

熊「(ごきごき)」  ←カイロプラクティック

 

SE:ア”バァ−−−−ッ!?

 

黒曜:「では、事情聴取に応じようか。だが傷害罪は勘弁してくれると助かる」

恭弥:「そこらは正当防衛でなんとでも……社会性はあるようだな。都市伝説の連中は大体人の話を聞かないものと

思っていたが、助かるよ」

黒曜:「実はそこが問題でな」

恭弥:「ん?」

黒曜:「なまじ社会性と言うか人間風味が板に付いたせいか、微妙に死神とゆー仕事に嫌気がさしてしまって。

殺業なんて下らないぜ! 俺と街へ往け!! ってレベルでな」

恭弥:「良く分からんが、詰まる所転職を考えているのか?」

黒曜:「三食昼寝付き殺人無しの職場なら、体験就職から希望する」

恭弥:「ふむ。素性さえ明らかなら死霊課に推薦しても構わんが。実力はもう見せてもらったしな」

黒曜:「お、それはマヂか。実は妹が「生業を忘れたならカツカツその身体で思い出させて上げましょうか愚兄」って目で

睨んで来ててなぁ……」

恭弥:「ともかく、一旦署に同行願おうか。聴取にしろ推薦にしろ、立ち話で済ませる話でもない」

黒曜:「おう、では宜しく頼むわ」

恭弥:「いきなりフランクだなオイ」

黒曜:「俺という死神がこんなにネガティブシンキングなはずが無い」(キリッ)

恭弥:「ええい、訳の解らんことを言うな!?」(パトカーに詰め込んで発進

カナコ:www

GM:で、その後。

 

1年ほど「ニート死神刑事」略称「2死デカ」として働いてたんですが

守護者の事件のあと、忽然と行方をくらませてしまいまして。

カナコ:……おい通称w

 

西部警察風味ということで。何?太陽にほえろが正解じゃないかだと?

歌は……いや原典は気にするな。

 

GM:……数日前のこと。

仙子:「(ふむ)なあ酒好よ、この「黒い死神」の案件、どこかで見たことが無いか?

 いつだったか、所属人員だかMIAリストだかで似たような顔を見たような気がするのだが」

氷帝「死神、であるか……面妖な」(仙子の席を占拠)

恭弥:「ん? 黒い死神……ってコレ黒曜じゃねーか!?」

仙子:「聞くところによると、死神とは先んじて起きた異変より、世界の敵そのものでもあると聞くが?

 ……先に青山霊園のあたりで、スピリット系の魔物が「白い霧を使う黒い死神」に消されたと言う報告が有ってな(ふむ)」

恭弥:「確かに大意としては合ってるが……敵だろうと自分の意志があるなら寝返る奴がいても不思議じゃねーでしょうよ。

黒曜みたいに。あ、でも多分ソレは黒曜じゃないな。アイツはサブミッションが得意技だった」

仙子:「……ふむ、では課長にこの案件、預けてもらうよう頼んでみるか。顔だけでも見知って居たほうが調べ易かろう」

恭弥:「えー、めんどくせー(書類の山でぐでー」

虎熊「(●REC)」>ぐでー

安徳:「……死神がサブミッションとは面妖な。死神は黒い和装束で刀持って「卍解!」とか吐く輩であろう」

恭弥:「超時空☆サブミッションとか言ってた。キラッ☆とか言ってたし」

言ってません……よね?

GM:……(目逸らし)

恭弥:その目は何だw

GM:……ダメージロールで《虚無の輝き》をね、その……「キラっ☆」と

恭弥:おい死神www

 

こんな死神で大丈夫か?

神は言っている。ここで問うべきではないと

 

仙子:「そう言えば、先の茶請け強奪事件じゃが、実は冷蔵庫に在った茶請けの中に、某武装聖人のお気に入りがあってな」

恭弥:「よし、仕事だ!」(急にきびきびと

仙子:『この怒り、我がパイルバンカーが光って唸って転生殺した上に誅殺せねば!!』とか吼えて居ったからな……」

カナコ:殺してでも奪い取る構え……w

恭弥:「いやー、忙しくなりそうだなー、暫く署や家には戻れないかもなー」

安徳:「うむ、大儀である。頑張って来るがよい」

仙子:「……まあ、書類は半分くらい引き受けておいてやるから、励んで来るが好い」

深月:「(ジョインジョインジョインミツキィ)」

恭弥:「ご厚意痛み入るよ。……ま、折角人が仕事を紹介したのにフケた不届き者を見つけるのも一興か。

そこにどんな真実があるか……開けてビックリ玉手箱ってか」

仙子:「玉手箱だと老けるのが定番じゃな」

安徳:「ふむ、薄桜鬼であるな。白髪的な意味で」

恭弥:「俺はさっさと隠居したいから丁度いいな」

GM:……と言うわけで、ハンドアウトとSAを差し上げましょう。

 

PC2

絆:黒曜 関係:友情

 中略。

 君はかつて、黒曜と名乗る一人の死神と友人になった。

 自らの存在意義である死に疑問を抱き、世界を放浪するらしからぬ死神。

 そんな黒曜が、無差別に池袋の魔物たちを滅ぼしているという噂が飛びこんできた。

 その真意を、確かめねばなるまい。

 

GM:SAは『真実を確かめる』で。

恭弥:うむ、ところでGM。俺のエゴは「真実を知りたい」なので罪下さいw

カナコ:ふむ、まさにエゴに相応しい。

GM:早速さしあげましょうw

 

 

オープニング2  破壊の残滓

 

少女はかつて、レッドデッドの首魁インペイラーに殺されたはずであった。

少女はかつて、衛星軌道で散ったはずであった。

 

――ならば。

この少女は何者なのだろうか?

 

GM:さて……と言うわけですが。カナコはあの寮ですよな。

カナコ:あ、住居不定でお願いします

GM:あ、あっちの幽霊可奈子とは別モノとな

カナコ:いえす。では、OPはいる前にライフパスを。出自はチョイスで記憶喪失

GM:ういうい。

カナコ:(ころころ→1・4)ひっくり返して課長とビジネス関係辺りにしておきますか。今後そうなるでしょうし

GM:課長も変な知り合いばかり増えて……w

カナコ:でもってエゴと変異は……(ころころ)

エゴ:生命に死を与える

変異:全身が透き通る

GM:をう、ちゃんと死神だw

 

フレーバーが決定しましたところで、改めまして。

 

GM:さて、しかし。カナコって住所不定無職なんですよな。

カナコ:うぃ

GM:何処か拠点とかありませんかねw

カナコ:そうですな……摘発された裏ビデオ屋跡地を拠点に。

GM:何か、ブラックで法的にヤバそうな店だった、とw

カナコ:

 

池袋のビルの谷間。

駅から程近いにも関わらず、見捨てられた廃墟。

前の入居者が訳ありだったため、入居者も居らず。

権利関係が判然としないため建替えもままならない。

 

およそ命の息吹の絶えた乾いた空間に、座す死神が一人。

 

GM:さて、何の因果か再度この世界で意識を取り戻した元・破壊の魔法少女だったものバージョンDeath。

カナコ:うぃ。記憶の大半が抜け落ちていますが……カナコという名前はなんとなく覚えております。

GM:とりあえず半魔とはいえ雨にぬれれば寒いし腹も減るような気がするので、まあ宿としてビデオ屋跡を使っております。

ブラックスモーク掛かってて怪しいピンクチラシがベタ貼りされているガラスの引き戸が入り口にあるんですが……

カナコ:……w

GM:何か、外で雨音に混じって妙な音が。

カナコ:「……ん(顔上げ)

 

食べ物……かな」(てくてく

 

SE:ずるり ぺたり ずるり

 ぺたり びしゃぁっ  

ずるり ぺたり ずりずり

 

GM:そして何故か扉には無数の手の跡が。

カナコ:うむ。では、躊躇なく扉を開け放ちましょう

GM:うむ、引き戸なので開けるとですね……薄い銀髪に黒い喪服のようなドレス、ヘッドセットに黒い革のヒールまで完備した人形のような美少女が、扉にもたれかかる様に斃れております。

???:「……か…… っ   ……て」

カナコ:「(くん)……ちぇっ。食べられるものじゃないみたいだ。

で、人ン家の前で何してんの?」

GM:ええ、辛うじて意識はあるようですが、何と言うか目は虚ろで深い絶望っぽいものが深々と。

カナコ:「……気に入らないな、その目。うん。何かあたしの中の誰かがぶっ壊せって叫んでる気がする」

GM:えーとですね……凄まじく玻璃と言うキャラクターをぶっ壊すのは、むしろこっちの仕事でして。

カナコ:……マジデスカ

GM:誰かの気配に気づいたのか、毒吐くもとい独白しているカナコの手がはし、と掴まれまして。

カナコ:「ん?」

???:おなか  すいた です ……

カナコ:「……」

 

この沈黙である。

虚無的な死神の残滓と言えど、語るべき言葉を喪う事態は有るのだ。

 

カナコ:「……ちょっと待ってな」(運び入れ→施錠→近くのコンビニへ→懇意にしてるおっちゃんに廃棄前弁当貰い→戻る)

 

SE:ずるり ぺたり ずるり ぺたり ←空腹で朦朧として彷徨してる音

 

びしゃぁっ ←素っ転んで顔から水を被った音

 

ずるり ぺたり ずりずり ←何か気力が尽きてとりあえず屋根下に入った音

 

カナコ:「(がちゃっ→レンジでチン)  さて、食べるかい?」

???:「(くんくん→がばっ)ごはん!?」

カナコ:「GOHAN」

 

そう。カナコは気づいたのです。

彼女の目の中に在った「それ」は……「空腹」と「貧乏」と言う名の絶望であったと

 

カナコ:……w

???:「うう、一週間ぶりの温かいお米ですよ……人の情けが身と胃に染み渡って五臓六腑が涙のファンファーレですよ」

カナコ:ではですね。???は早速がつがつと食べ始めようとするのですが……

こう、蓋開けたところで、一言鋭い声で「待ちな」、と。《試し割り》で手近なカウンター破砕

???:「ぴきぃ!?」

カナコ:「飯の前には”いただきます”って言うもんだ……」

???:「……なるほど。 いただきます」

カナコ:さて、これで【肉体】+2、と

GM:で、きちんと掌合わせて食べるのですが……どうも、黒いドレスなんですが、銃痕のようなものが。

カナコ:「(もぐもぐ)」

???:「(完食)ああ、肉体とか精神とかが満たされました……世界って美しいですね、おねーさん」

カナコ:「あたしにゃそうは思えないけどね」

???:「あれ、そうですか? 確かに昨今、環境汚染は進んでいると聞きますが」

カナコ:「美しいとか、きれいとか……そういうのがどうにも分からなくなっちゃっててね」

???:「あー、何と言うか……おねーさん「も」死神ですよね?」

カナコ:「多分ね。……むしろ、あたしが何者なのか……知ってるなら教えてほしいくらいだ」

???:「……(むむ)グラップラー殺気的な?」

カナコ:「……」(びーすとおーら)

???:「スイマセンですくろーは勘弁してくださいマヂで痛いです痛いですトビマストビマス」

 

既に捕縛されてすらいた。

頭蓋崩壊のカウントダウン開始ですらある。

 

カナコ:「(解放)まぁいい。で、そっちはいったい何者? 春でも売ってたみたいな格好だけど」

???:「あ、失礼な。これでも由緒正しき死神ですよ? ……まあ、その由緒正しきせいで、ごらんのあり様なんですけど。

玻璃は地獄を見たのでした」

カナコ:「へぇ、地獄……ね。中々どうして面白そうじゃないか」

???→玻璃「おねーさんも死神なら分かるでしょうけど、私たちには命を刈り取りたい的なエゴがあるのですよ。

何か心の奥底に在りません?それっぽいの」

カナコ:「あぁ……在るね。言葉に出来ない何かが」

玻璃:「私もそれを有る程度満たすために、相応のお仕事をしていたのです……市場で寿司屋へ送る魚をシメるという、

正に死を運ぶ仕事を」

カナコ:「……」

玻璃:「……あ、ツテで鳥とか豚もシメましたよ?」

カナコ:段々ビーストオーラが絶対零度になっていきますw

 

魚をシメることを生業とする死神。

未だかつてそんな残念な死神が居ただろうか。北斗くらいさ。

 

玻璃:「何故か背筋が寒いので話を戻しますが。えーと、ちょっと前に守護者の方が虚無と激突して大変なことになったの

ですが……それ以来、死神に分類される人の中に、怖い人たちが生まれてしまいまして」

カナコ:「……ふぅん」

玻璃:「”世界の全てを虚無に還す”とか言い始めて、無差別に命を刈り取り始めたらしいのですよ」

カナコ:「そりゃご機嫌だね」

玻璃:「洒落にならんですよ。お陰で、半魔さんたちとか魔物さん達のネットワークでは、死神は大量殺人とかの指名手配扱いでして」

カナコ:「……そうなんだ(ふーん)」

無知って怖いデスね

玻璃:「市場で働いて居たら、ブラックコートのお姉さんたちがパイルバンカー持って捕獲に来たので、全力で逃げてきた次第です」

カナコ:「……てことは。あんたと一緒にいればブラックコートの連中を殴り殺せるのか」

玻璃:「え” いや、危ないデスって。助けてもらって何ですけど、あの人たち何か凄い殺気立ってますし。

捕まったらとても口では言えないような(ズキューン)で(たわばっ)な目に遭わされちゃいますよ!」

カナコ:「結構じゃないか」

玻璃:「いのちをだいじに!?」

 

死神が言うな。

いや、真っ当な死神だと確かに命の重みを理解してる存在なので、言うべきなんですが。

 

カナコ:「大っぴらに命を握りつぶせる環境なんて、そうはないからね……襲ってきた奴らを返討ちにするなら、

誰からも責められる謂れはないだろうし」

玻璃:「うわぁん、助けてもらって良い人だと思ったら凄く危険っぽい人だったオチ!?」

カナコ:「そもそもお嬢ちゃん。いい人ってのは何だろうね」

玻璃:「人を悲しませない人ですかね」

カナコ:「……なるほど(そして自分の欠落した記憶といい人悪い人の関係について深く考え込む元魔法少女)」

玻璃:「と、とにかく。色々お世話になってしまって言うのも何ですが、本当に気を付けて下さいよ? 人間怖いですからね?」

カナコ:「……でもさ、あんたはいいじゃないか。そうやって必死に生きる"目的"があるんだろう?」

玻璃:「そこが問題なのですよ。生きてたい、死神稼業やりたい。ここってほとんど本能なんですが……

 

何か一つ、大きなことを忘れてるような気がするんですよね」

カナコ:「一つで済むならいいじゃないか。残りを忘れないようにすることだ……全部忘れると、こうやって朽ちていくだけの

存在に成り果てる」

 

廃屋、と言って差し支えないであろう。

最早役目を終え、来る者もない空っぽの部屋を見回し、カナコは呟く。

 

カナコ:「あたしもこの部屋も。根本的には何も変わらないのさ」

玻璃:「忘れた分だけ別モノを詰め込んで応急処置すればいいのですよ」

カナコ:「今から詰めるには、あまりにも喪ったものが大きすぎたのかもね(寝転がり)

 

――最早、何をなくしてしまったのかすら……あたしには分からないんだけど」

玻璃:「長い半魔生ですし、0から始めるのもアリですかねぇ……(同じく適当に寝床探し)」

GM:翌日。寝床には玻璃は居らず、「一宿一飯の恩義忘れず はり」とか書いてある紙が

カナコ:うむ。ではですね。それを見て考え込み……

「ブラックコート、か。   握り潰すには、丁度いい連中じゃないか」(鮫のように笑い)

 

そして、意識を取り戻して以来、初めて本気で拳を握るのです

GM:うむ、では。

 

絆:玻璃 関係:幼子

 中略。

 君は街中で玻璃と言う名の少女を保護した。瞳に深い絶望をたたえたその少女は君と同じ死神であり、しかも濃密な「何か」の気配を纏っていた。

 何やら事情が有るようだが、君にできることとは……?

 

SA:玻璃の行く先を見届ける

 

GM:……を差し上げます

カナコ:「それに、その連中なら……もしかしたら、あたしを"終わらせて"くれるかもしれない。

うん、どう転んでも……あたしに損はない話だ。

 

指針が出来るのは素晴らしい。理解は幸せ……うん、ようやく何か頭が働いてきたぞ」

GM:……こんな死神で大丈夫か?

カナコ:「さあ、"あたしらしく"破壊に赴くとしようか――ッ!」

で、扉に演出で《試し割り》  不退転の覚悟で出陣します

GM:カナコ、暁に出撃すw

カナコ:と言う辺りで、命を握りつぶす方向で罪を頂きたく。エゴ:生命に死を与える

GM:ういうい、差し上げましょうw

カナコ:……あ、人間性(ころころ→1)

GM:をっとw

恭弥:あ、こちらも。(ころころ→5)

GM:……さて、酷い死神兄妹になって参りました

カナコ:……そして輪をかけて酷いPC1になってまいりました。恭弥、良識は任せる

恭弥:

 

良識って何だ。(ツッコミを)諦めないことさ

 

 

オープニング3  早すぎた、あるいは遅すぎた再会

 

 白き霧が出たら振り返らず逃げろ。

 それが生き残る秘訣だ

                 byスリーマイル島作業員(自称)

 

GM:うむ、ではOP最後のシーンですが……ちょいと両者登場。

カナコ:うぃ(ころころ→1減少)控えめ控えめ

恭弥:うぃうぃ(ころころ→2減少)

GM:例の消失事件の現場ですな。本来雑居ビルが有ったはずの空間が、地上部だけ綺麗に消えて、地下がダイレクトに

見える疑似更地になっております。

カナコ:それらしきことを街のチンピラから肉体言語で聞き出して、バイクで参りましょう

GM:うむ、そうすると酒好のほうは死神っぽい気配を感じておいてください。ちなみに課長曰く。

課長:「白い霧は、世界各地で確認されているが……侵入も対策も不可能な虚無のフィールドだ」

恭弥:「この底冷えのする感覚……確かにコレは虚無の力だな」

課長:「それがこの街の中で発生したとすれば、大惨事を招きかねない。出来るだけ手早く、調査を頼むぞ」

カナコ:「(ヘルメット脱ぎ)なるほど。これが近頃の死神の所業ってやつか……」(見下ろし

GM:で、ですね。確かにビルのあたりに残滓は感じるのですが。むしろ寄って来たカナコの気配が鼻に。

恭弥:では近づいていって。

「……その気配。アイツと初めて遭った時は分からなかったが……お前、死神だな?」

カナコ:「……へぇ、やっぱり分かるものなんだ。そういうの」

敢えて否定せず、ゆるりと

GM:良く考えたら、この二人って拳で語り合う人たちですね。

カナコ:「そういうあんたも……その気配。只者じゃないね」

恭弥:「一つ尋ねる。コレは、お前の仕業か?」

カナコ:「いーや。少なくとも、あたしの知る限りあたしはこんなこと出来ないよ」

恭弥:「だろうな。お前に……あの忌まわしき魔法少女と同じ顔をした奴に、こんなまどろっこしいことが出来るはずもない」

カナコ:「……へぇ。あたしが何者か、あんた知ってるのかい?」

心底興味深そうに

恭弥:画面に映らない所で弄ばれたそうです。主に金熊に(ヲイ

カナコ:……w

GM:……忌まわしきって形容されるとはw

 

可奈子オリジナルが草葉の陰……いや寮のトイレの陰で泣いてますよ?

 

恭弥:「さあな。俺が知っているのは、アレが既にこの世に居ないということだけだ。お前のことなど知るか」

カナコ:「あっそ。それは残念」

恭弥:「だが、その口調……自らが何者であるかも定まらないといったところか」

カナコ:「カナコって名前以外はさっぱり、ね」

GM:……で、そこにですね。何か、玻璃っぽいアナザー玻璃が。酒好にとっては「何か物凄い死神の気配の少女」。

玻璃?:「……」

カナコ:「……うん、よく似た死神を知ってるけど……これは、ちょっと匂いが違うかな」

恭弥:「……ち。流石に二人相手では分が悪いか……?」

 

「……ここも、消えてしまった……黒曜は、どこ?」

 

GM:どうも、雰囲気が違うと言うか。虚無的な玻璃というか。

カナコ:「KOKUYO?」

恭弥:「こちらも探しているところだ。お前さん、ヤツの知り合いか? そういえば妹が居るとか居ないとか言っていたが……」

玻璃?:「……瑠璃」

カナコ:「なるほど。玻璃と瑠璃、か」

玻璃?→瑠璃:「……黒曜は、玻璃と私を探している」

恭弥:「で、お前も黒曜を探している、か。サマルトリアとローレシアかお前ら」

瑠璃:「……?」

カナコ:「玻璃ってのなら、昨日見かけたけどね……」

玻璃:「おねーさーん、兄者ー、どこー?」

カナコ:「あ」

玻璃:「あ。

 

ご飯のおねーさーん!!」

 

玻璃が駆け寄る。

カナコもそれにあわせ、右足を踏み込む!

 

鈍い殴打音とともに、渾身の対空型真空飛び膝蹴りから、ナックルアローを併せた空中コンボが華麗に炸裂する!

 

気づけば玻璃は、天高く舞っていた

後に彼女はこのことを述懐し、こう語る。

「あ、ありのまま、あの時起こったことを話すぜ。

 わたしは奴の前に駆け寄ったと思ったらいつの間にか飛んでいた。

 (中略)

 超暴力とか破壊の魔法とかそんなチャチなもんじゃあ断じてない。

 もっと恐ろしい暴力の片鱗を味わったよ……」

 

玻璃:「(きりきりきりきり→どがしゃぁ)」

恭弥:「いきなり暴行事件発生!?」

カナコ:「(着地して髪をふぁさっと払い)あのさぁ。人見かけてご飯係みたいに言うのって、あたし感心しないんだけどな」

玻璃:「ふっ、良い拳だったぜ。だがこの世界では二番目だ」

カナコ:「調子狂うわね……」

玻璃:「兄者のシャイニング死にザード・卓袱台ステップバージョンに比べれば、涼風です」(ぷしー)

カナコ:「へぇ、それは興味深い。あたしとどっちが上手く命を握りつぶせるか……一回対局願いたいところね」

恭弥:では仲良くお話してる後ろから近づいていって手錠をかしゃん、とカナコの腕に

カナコ:「……あん?」

玻璃:「あ、兄者は殺す方は全然ダメですよ。得意技はディメンジョンサブミッション……って」

恭弥:「取り敢えず、目の前で傷害事件が起きたらお巡りさんとしては見過ごすわけにはいかなくてな。署まで来てもらおうか」

カナコ:「日ごろのコミュニケーションよ(堂々)」

玻璃:「(手錠見て)……いつかやらかすと思っていました

カナコ:といあえずKICK>玻璃

かぽえら張りに

玻璃:「(スピンしながら吹っ飛んでポリバケツにゴールイン)」

恭弥:「あ、キミも重要参考人だからね? それと……瑠璃、だったか。そちらにも協力してもらいたいんだが」

GM:……気がつくと、瑠璃は居ないわけですが。

カナコ:……ぬぅ、漫才中に逃げられたか

玻璃:「(じたばたじたばた)」

恭弥:「……む。気を取られた隙に逃げたか。まあいい。情報源はまだある」

カナコ:……この手錠って引きちぎれるんだろうか

GM:ただの手錠ならさておき、死霊課謹製だと、ワーウルフでも千切れない物体ではw

カナコ:あー、確かに。では仕方なし

玻璃:「(よっこいしょ)……あれ、もしかして」

カナコ:(素手攻撃力30あるが……まあ、無理だろう、うん

玻璃:「5柱のロリを従えた恐るべきザ・ロリコン鬼神刑事さん?」

カナコ:む。ではそこでこちらもフラッシュバック

「あぁ、あの五人に囲まれて脛毛をさらしていた……?

 

何だろう、やたらファンシーな……(うーん)」@魔法少女大殲時

GM:脛毛てw

恭弥:「誰だそんな知識を植えつけたドアホウは!?」

玻璃:「兄者が刑事をやって居る時に話してくれたんですけど」

恭弥:「アイツめ……見つけたらシメる。3回くらいシメる」

玻璃:「そこなんですよ。兄者が行方不明で無職で貧乏なんですよ! 何処行ったか知りませんか、ロリコン刑事さん」

恭弥:「ロリコン違うわ!?」

カナコ:「ついでにあたしが何者なのかも知らない? ロリコン刑事」

恭弥:「ロリコンロリコン五月蝿い! 従者の転生先が勝手に童女になっただけだっつーの!」

因みに、何故揃ってロリなのかというとですね。

GM:エエ

カナコ:(プレイヤーの)趣味以外に何かあるのかね

恭弥:人間時代の恭弥が一度死ぬ→酒呑童子として復活→その時点で封じられていた従者sが転生して新しく赤ん坊として生まれる

 

という流れなので。

GM:だが敢えて聞こう。成長するのか?

恭弥:恐らく、本人の好きな所で止められるのではw

GM:……つまり、ロリコン疑惑を晴らすも深めるも従者次第かw

恭弥:まあ、アレらが恭弥の言うこと聞くはずも無いですしなw

 

既に諦めの境地の酒呑童子(当代)であった。

 

玻璃:「実はわたし、厄介で物騒で見た目がアレな組織に追われてまして。恐らく兄者も追われちゃうと思うんです。

逃げ隠れが苦手な人でしたから」

カナコ:「ブラックコート、だっけ?」

玻璃:「ええ、十字架下げてて黒いコート羽織ってて、聖書に銀の角カバー付けて殴って来る人たちです。

酷いですよね、いきなり職場に殴りこんできてパイルバンカーでどやしつけるんですよ、あの人たち!」

恭弥:「連中、見境ねーからなー……」

GM:……というところで……周囲から殺気が。一旦シーンが切れますので、絆と罪その他の処理が有れば受け付けまする。

恭弥:「あんまり悠長にお話もしてらんねーみたいだな」

玻璃:「……ゑ?」

カナコ:「♪ きたきた。この感じ……刑事さん。手錠外してくれないかな。状況が状況だし」

絆は……どうしたものか。

GM:そーですな。玻璃とかブラックコートとかに取るのも有りですかね。持ってないなら。

恭弥:「しょーがねえな。(がちゃり)」

では玻璃に興味で絆を取得。

カナコ:玻璃は持ってるので、ひとまず据え置きで

GM:なお、玻璃はエキストラですので。サポートとかは期待しないでくださいw

カナコ:w 

 

 

次へ

 

 

 

 

inserted by FC2 system